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メディアグランプリ

誰かを熱中させるために必要なこと


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:石川 皓基(ライティングゼミ平日コース)

 
 
ここのところの1、2か月の間、熱中させられているものがある。
天狼院書店という本屋だ。
どうやらただの本屋ではなさそうだ、ということはまず名前からして予想できる。
気になってネットで検索してサイトにたどり着いてみると、その予想は的中する。
何やら色々なイベントをやっているようだし、本を売る側であるスタッフの方々が書いた文章が載っている。最近では自前で雑誌まで作っている。
 
さらに気になって実際に店舗まで足を運んでみると、ただの本屋ではないという確信は強まる。
お世辞にも広いとは言えない店舗の中心にはこたつがあるし、他ではなかなか見られない独創的なディスプレイの仕方だし、中身の見えない本まで置いてある。
併設されたカフェでコーヒーを頼めば、そこらのお店よりはるかに美味しいものが出てくる。
 
天狼院書店がただの本屋でない点を挙げはじめるとキリがないのだが、ここまでこの書店に熱中させられているのは、ただこの本屋が他と変わっている点が多いから、というだけではなさそうな気がしている。
 
池袋にある東京天狼院に直接足を運ぶ前に、何度もweb天狼院に掲載されている記事を読んだ。チーム天狼院のスタッフのみなさんが好きなものや日々感じること、思うことを書いた記事だ。これがまたとにかくおもしろい。おもしろい上に、何より、書いている人たちがこれを楽しんで書いていることが伝わってくる。
あまりに楽しそうなので、自分も書けるようになったら面白いんじゃないかと思い、ライティングゼミのキックオフ説明会に行ってみると、その日は店主である三浦さんが東京で登壇する日だった。
ABCユニットなどという、よくわからないものの説明を聞いているはずなのだが、なぜだか聞き入ってしまう。
そして何より、その説明をしている三浦さん自身が、話をすることをとても楽しそうにしている。
 
何度か足を運び、他のスタッフの方の様子なども見て気づいたのだが、天狼院は、携わっている人がみな、楽しそうである。
 
なんとなくだが、自分が普段から抱いている疑問の答えにつながるものがそこにあるような気がした。
 
その疑問とは、ライブハウスとクラブの違いは何なのか、ということだ。
僕は音楽を聴くことが大好きで、ジャンル問わず、ロックやジャズ、クラシックも聴けば、ダンスミュージックに身を委ねて踊り狂うことも好きだ。
ライブハウスも、クラブも、音楽を聴く場所という共通項を持ちながら、何故かクラブが苦手だった。その違いは何なのか、ということがずっと疑問だった。
雰囲気や、いわゆる「パリピ」が多そうだから、とか、確かに苦手な要素もあるのだが、音楽なんて好きに聴けば良いから、どんな雰囲気だろうと良質な音楽が聴ければそれで良いと考える僕にとっては、決定打とはならない要素ばかりだった。
それでもなぜかクラブが苦手で、ライブハウスが好きなのである。
 
この疑問はずっとしこりのようになっていたのだが、今、自分の中では、両者の決定的な違いは、もしかしたら、演奏している人たちの顔が見えるかどうか、ということなのではないか、という仮説が立っている。
ライブハウスではステージ上で演奏する人たちの顔を見ることができるし、彼らの熱狂する様子を直に感じ取ることができる。クラブは、もちろんDJイベントなどで、音楽をかける人たちの顔を見ることもあるが、基本的にはステージばかり見るものではなく、各々が好き勝手に音楽を楽しむ場だ。そこでは演者自身の熱は伝わりにくい。
つまるところ、ライブハウスの方が、演者の熱を直に感じやすく、それ故にこちらも熱狂しやすいのではないか、というのが僕の至ったひとつの結論である。
 
翻って天狼院である。
天狼院をステージに見立てると、そこにいる、店主三浦さんを始めとした演者のみなさんの何と楽しそうなことか。
みなさんの書く文章から、イベントでの様子から、スタッフのみなさん自身が楽しんでいることが伝わってくるのである。
僕にとっての天狼院は、ステージ上で熱狂的な演奏をするバンドと、その音楽を聴いて熱狂できるライブハウスのようなものなのだ。
 
そして、ここに誰かを熱中させるために必要なことが隠されているような気がする。
それは、そこにいる人たち(天狼院であればスタッフのみなさん、ライブハウスであれば演者)自身が、熱狂的になっていること、である。
この仮説を立証すべく、天狼院にはこれからも積極的にかかわっていこうと思う。
 
 
***

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2017-06-20 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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