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メディアグランプリ

私は麻薬を服用して、金銭感覚が麻痺した


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【8月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:高浜 裕太郎(ライティング・ゼミ平日コース)

 

 

「は? なんで残高こんだけしかないん?」
 
銀行でお金をおろした際に、残高確認もするのだが、その時に表示された金額が、どうもおかしい。私が思っていたよりも5万円程少ない。
 
「何に使ったんやろ……」
 
私は、恥ずかしながら家計簿というものをつけていない。したがって、何にお金を使ったかは、自分の記憶を頼りに遡るしかないのだ。
 
「車のオイル交換はした。礼服も買った。それでも8万くらいしか使ってない。あとは……」
 
必死に記憶を遡った。そして、1つだけ心当たりを見つけた。
 
「あ、天狼院書店」
 
私は、6月からライティング・ゼミを受講している。一括で受講料を払うことも考えたのだが、痛みは細かく分けて感じた方がいいと思い、分割払いにしている。その受講料が毎月引き落とされている。これがまず1つある。
 
加えて、もっと色々な情報をインプットしたいと考え、私は今度開催される旅部への参加も決めた。その参加費用も払っている。
 
また、最近では、本の買い方も変わってきて、これにもお金がかかる。以前は、本を買う際に、一番重視したポイントは「価格」だった。とにかく安くて、興味を惹くようなタイトルの本を買っていた。しかし今では、「自分が気になった本」という基準で本を買っている。最近の私の中でのトレンドは、「ビジネス書」である。ざっくりとしているが、要は「成功者はどのようなことを大事にしているのか」ということが書かれた本である。社会人も2年目という、少しだらけてくる時期にもなったので、この類の本を読んで、自分を鼓舞しようと思ったのだ。もちろん、値段を全く見ないわけではないが。
 
だから、何だか本にかかるお金が増えたような気がするのだ。以前は、本にかかる値段は、1冊あたり108円だった。高くても、1000円を超えることはない。けれども、今では1冊あたり800円以上は普通になっている。1000円超えることもあるし、余程興味を惹かれたら、3、4000円する本でも買ってしまう。私は、1ヵ月の間に3冊から4冊程、本を読むので、本代だけで4000円から10000円くらいになってしまう。以前なら、月に1000円程度で済んでいた書籍代が、10倍に跳ね上がったのだ。
 
以前ならこんなことは無かった。以前とは、天狼院書店に関わる前だ。
天狼院書店に関わるようになってから、お金の出費がかなり増えた。正直、そんなに高い給料をいただいているわけではないので、経済的には負担になっている。けれども、関わるのを止められないのだ。
 
この現象は何かに似ていないだろうか。そう、麻薬だ。麻薬も、身体にとって良くないのは、専門家ではない私でも分かる。けれども、1度麻薬を服用してしまうと、依存性が強く、なかなか止められない。2度、3度と服用して、自らの身体が壊れていくのを分かっていながら、麻薬を止めることができないという負のスパイラルに陥ってしまう。
 
天狼院書店が提供するサービスも、麻薬だ。関わると経済的に負担が増えると分かっていながら、止めることができない。私はまだライティング・ゼミしか参加したことがないが、既に「別のイベントにも参加してみたい」と思っている。さらには、「写真も始めてみようかな」とも思っている。まだ1度しか服用していないけれども、2度目、3度目を服用したくなっている。経済的に負担になるのを知りながら。
 
では、なぜ天狼院書店に関わることを止められないのだろうか。麻薬の場合だと、服用すると、脳に作用して多幸感や幻覚等を感じる。そう、麻薬を服用することによって幸せを感じることができるのだ。では、天狼院書店に関わると何を感じることができるのか。ここに、天狼院書店を止められない理由がありそうだ。
 
思うに、天狼院書店も「幸せ」をもたらすものだと思う。自分が成長しているのが分かる。自分の人生が変わっているのが分かる。それは、幸せなのだ。
私はまだ自分の人生が、天狼院書店によって大きく変えられたという自覚は無い。けれども、「成長している自分」が見たくて、天狼院書店に通っている。幸せを感じたくて、天狼院書店に通っている。
 
天狼院書店の提供するサービスは、麻薬のような中毒性がある。それは、私の金銭感覚まで狂わせた。けれども、私はそれでも良いと思っている。無くなっているお金は、自分への投資だ。長い目で見ると、この投資が意味のあるものだったと、思える日がくるだろう。
 
 
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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2017-07-20 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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