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ラーメンよりもうどんを食べて! 移住者がオススメする福岡の味


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:石田葵(ライティング・ゼミ 平日コース)

 

大阪から福岡に移住して8年。

「九州行くなら、石田がおるし福岡寄ろか〜」

「石田がおるから行き先は福岡にしよか〜」

 

ありがたいことに、ちょくちょく誰かがが来てくれる。

出張やったり旅行やったり、こっちに来る理由はそれぞれやけど、仕事やら結婚やらで関西を出た人も多く、全国に散った知り合いが向こうから来てくれるって凄いこと。

大阪に住んでいるより会う機会が増えているんやないやろか。

そんな機会と人に恵まれつつ、居住地域、相手の年齢性別問わず、必ず交わす会話がある。

 

「なに食べたい?」

「博多ラーメン!」

 

もう、これ、100%言う。絶対言う。福岡に来て8年、未だに「福岡=とんこつラーメン」ていうイメージなん!? て、ちょっとびっくりするくらいみんな言う。

ていうか、博多ラーメンって今や全国どこでも食べれるんじゃ……。

せっかく来てくれたんやから、「移住者ならでは」の地元の味を提案したい。

それでいつもオススメするのが

 

「博多ラーメンはさ、ランチででも、なんやったら空港でも食べれるしさ、うどん、食べてみいひん?」

「えっ。うどん? 福岡って、うどんが有名なん?」

「有名っていうか、こっちの人はラーメンより食べるかも。お店もうどんの方が多いみたいやし」

「へぇ……。うどんなぁ……」

 

100%乗ってこない。

確かに、うどんといえば「うどん県」ならぬ香川県があるし、ガイドブックにはもつ鍋や水炊き、海の幸におしゃれなカフェなど、行くべき注目店が目白押し。やのにわざわざうどんを食べるって、なんでなん? そう思うのもよく分かる。

 

なのでさらに力説してみる。

 

「実は、福岡はうどん発祥の地っていう説があるんやで。博多駅近くの承天寺(じょうてんじ)ってお寺を開いた偉いお坊さんが、中国から麺作りの技術を持ち帰ったとかなんとかで」

「へ〜。そうなん。知らんかった〜」

「そうやで! そんな場所に来といて食べへんとかもったいないやろ! それにな、博多のうどんって、うちらが思ってんのと全然ちゃうねん」

「何がちゃうん?」

「麺にな、コシがないねん。一日汁を吸わせたくらいの柔らかさやねん」

「えっ。どういうこと? それって美味しいの?」

「えっ。美味しいかどうか?」

 

力説が、いつもここで止まってしまう。

美味しいかどうか。

食べたときに「めっちゃ美味しい〜!」と幸せの声を上げるかどうか?

 

さて。博多うどんは美味しいのか?

 

「美味しくは、ないかも……」

「えー!」

 

だって、博多うどんの柔らかさを関西人で経験したことがある人って、相当少ないと思う。

コシを良いと思う地域の人間にとって、あの柔さは「美味しい不味い」以前にもはや衝撃。うち自身、博多うどんデビューは未だに忘れられへん思い出やし。

 

でも、だからこそ食べてみてほしい。

そこでしか食べられへんものを、地元の人に混じって食べるから、「◯◯に行ったなあ」って記憶に残るんやん。それがご当地の醍醐味やん!

 

「いやいや、それこそ本場の雰囲気感じながらとんこつラーメン食べたいわ!」

 

そんな人に限って、全国展開してるような有名店に期待の眼差しを注いではる。

並んでる人みんなスーツケース持ってるから!

味もアレンジ効かせてて、地元味じゃなくなってるとこも多いから〜!!

 

福岡の人は、それぞれお気に入りのラーメン店を持っているらしい。

400円とか500円とか、値段も味も昔ながらのお店を知っているらしい。

そういうとこは市街地から離れてたり、沿線やなくてバス路線やったり、ちょっと不便なとこが多い気がする。

 

でも!

 

うどん店はどこにでもある。

個人店もチェーン店も、市街地でも山間地でも田園地帯にでも、どこにでもある!

 

そしてたいがい、「博多うどん」の特徴を備えているから旅行者にはハズレがない!

必ず「なんじゃこの麺は〜!」「これがごぼ天〜!?」という驚きを経験できる。

途中で継ぎ足すため、だしが入ったヤカンを置いてる「牧のうどん」。ごぼ天が丼からはみ出しているフォトジェニックな「大地のうどん」。24時間営業で飲んだ後に最適な、唇で噛み切れるほどの強度しかない「弥太郎うどん」。

エトセトラエトセトラ。それぞれに特徴を持った、個性的で魅力的なうどん店の数々。

 

はい。わたし、博多うどんのトリコです。

 

福岡の人が「柔らかくないとうどんじゃない!」て言うのに全面賛成まではせえへんけど(コシがあるのもやっぱり好き)、柔らかい麺ならではの味わい方を知ると、これはちょっと癖になる。

 

そもそも、博多うどんの主役はうどんではないんやと思う。

麺を食べる、と思うから違和感を感じるのであって、スープに浸した具材を食べる、そんなイメージで臨んでほしい。

 

まずは琥珀色に透き通っただしを一口。

九州ではカツオや昆布だけでなく、トビウオ(こちらでは「アゴ」と呼ぶ)からもだしを取る。香りが良い。

それから、具材を沈めて汁を吸わせる。

関西の定番はきつねやけど、こっちは「ごぼ天」。関西人がイメージする練り物ではなく、ささがきをかき揚げにした天ぷらタイプが一般的。揚げたてのさくさく感を楽しんだら、しばらくつゆに浸しておいて、良い頃合いでざくりと噛む。すると中からじゅわっとおつゆが……。衣の油と混じり合って、なんともジューシーな味に変化している。 最後はだしをたっぷり吸い込んで、ふわふわになった麺で締める。だしの香りも具材の旨味も麺から全部染み出して、さながらつゆだくの小籠包。

 

うまぁ〜。

 

「福岡のうどんめっちゃやばいで! 行ったら食べて! びっくりするから!!」

 

お土産話まで美味しい「博多うどん」。

ちょっと食べたくなってきたでしょ?

 

福岡に来た時は、ぜひお試しを。

 

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2017-09-01 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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