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ライティング・ゼミを受講して気がついた「私に足りなかったもの」


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:カタヤマケイ(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
ライティング・ゼミを受講した4ヵ月間。それは私にとって思いのほか苦しい4ヵ月間だった。
 
小さい頃から文章を書くことにはそれなりに自信があった。そうでなければ、書くことを学びたいとわざわざお金を払ってまで講座を受講したりしない。
学生時代の作文や読書感想文のコンテストでは何度も学校代表に選ばれたし、市のコンクールで入賞することもあった。
大学時代は熱心にブログを書いていて、友人たちからは好評を博していたし、それなりにアクセスも稼げていた。
私には文章を書く才能がある。きっと多くの人に認めてもらえる文章が書ける。
 
ブログをこまめに更新する生活からは10年近くが経ってしまったけれど、今でも私の書く才能は枯れていない、そう思っていた。
 
実際に課題の提出が始まり、蓋を開けてみれば酷い有様だった。
 
「コンテンツになりきれていませんね」
「リーダビリティーが低いように思います」
「読者へのサービスのスタンスが弱いです」
 
前半のフィードバック担当の川代さんから浴びせられる手厳しい言葉の数々。プライドはへし折られ、毎回フィードバックに目を通すのが憂鬱になった。なにくそ、と内心腹を立てたこともある。
 
書いても書いてもうまくいかない。書いている時点で、何かが足りないことに自分で気づいてしまう。そして、テーマを見つけることにも苦労する。
度重なる苦戦に、いよいよ途中で心がポッキリ折れた。
 
講義の受講だけは続けていたものの、ある時を境に毎週続けていた課題の提出をやめた。
 
なぜ私はお金を払って、毎週苦しい思いをしなければならないのか。課題を提出するたびに、「あなた才能ないよ」と遠回しに言われなければならないのか。別に、文章で食べていこうとしているわけじゃないし、やめてもいいんじゃないか。私より才能のある人は世の中に山ほどいるんだし。
 
ある時は夏休みの旅行を言い訳に、ある時は帰省を言い訳に、またある時は育児疲れを言い訳に、私は書くことから逃げた。逃げて、楽になりたいと思った。書いた文章を否定されることは自分自身を否定されることに似ていると思った。否定されるのは嫌だ。否定されたくない。
 
逃げ続けていたある日、Facebookに書き込んだとある書き込みにコメントがたくさんついた。
自分自身の黒歴史の話で、ついていたコメントも「私も黒歴史あるよ」とか、「過去のことを後悔するんじゃなくこれから楽しく過ごせばいいじゃないか」みたいな他愛のないものだった。でも、「自分の投稿のコメント欄が盛り上がってそこからまた新たな気づきを得る」という体験がすごく懐かしく新鮮だった。私が文章を書きたい理由はこれなんじゃないか。なんとなく友達同士で盛り上がったり、「ああそれわかる! 私もある!」って言ってほしいんじゃないか。
 
書くことの楽しさを思い出した私は、それからまた課題を提出するようになった。毎回欠かさずとはいかなかったけれど、できる限り時間を作って書くようになった。新たにブログも開設し、日常的に文章を書く量も増やした。
書くことの楽しさは、少しずつ取り戻しているように思う。
 
三浦さんの講義の中で、印象に残っている言葉がある。
「毎日書いていますか?」
うまくなるためには、毎日書くことが一番の近道。それは当たり前のことだけど、一番難しい。
大人になると言い訳が増える。仕事が忙しいから。育児で疲れているから。夏休みで旅行に行っていたから。
 
確かに、時間を持て余していた学生時代とは違う。そして、感性ももしかしたら鈍くなっているかもしれない。何かに興奮したり、苛立ったり、傷ついたり、そういうことも30代に入って激減した。
 
それでも、文章を読まれて嬉しい、フィードバックがあって嬉しい、アクセスが伸びて嬉しい、そんな感覚は今でもあの頃と変わらない。むしろ、仕事以外の人間と顔を合わせられる機会が減った今だからこそ、文章を通して繋がりたいし、盛り上がりたい。友人たちのFacebookの利用頻度が下がって盛り上がりに欠ける今だからこそ、自分が率先して何かを書いて、盛り上げたい。
 
ライティング・ゼミの受講期間中、私に圧倒的に欠けていたものは、書くことに対する覚悟と、書くことで何をしたいかという目的だった。受講期間終わりに差し掛かって、ようやくそれに気づいたのだ。
 
そんなわけで、ライティング・ゼミの受講によって、私の人生は残念ながら変わらなかった。でもそれはひとえに私の覚悟と目的意識の欠如によるものだ。4万円と4ヵ月を費やして、随分もったいないことをしてしまった。
 
でも、最後の最後で、書くことの目的にたどり着き、楽しさをもう一度味わうことができたのは大きな収穫だった。
 
ライティング・ゼミは今月で終わってしまうけれど、これからも書き続けることを、私はここに誓う。
 
 
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2017-09-27 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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