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メディアグランプリ

私は、亀になる。


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【10月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《平日コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:小濱 江里子(ライティング・ゼミ日曜コース)

 
 
「どうしよう……書けない」
刻々と締め切りである23時59分が迫るたった今、19時14分。脳内と両脇にたっぷり汗をかきながら、近所のマクドナルドでパソコンに向かっている。
だから言ったのに。土曜あたりに、追われていた「やらなきゃいけないこと」から解放され、そろそろ1記事書いておこう、と思ったはずだった。なのに。それなのに、今、パソコンとメモ用のノートとライティング・ゼミで学んだことをまとめたノートを前に、何を書こう、と両手で顔を覆っている。ああどうしよう……。
いつもそうだ。何かをしようと思うと、それを始めるまでに時間がかかる。頭の中で、まずあれをしてこれをして……とあれやこれやと考え始めるのだ。
「あんたは勉強を始める前に、必ず机の整理整頓から始めよったよ」
ときどき母は思い出したかのように、このエピソードを口にする。三つ子の魂百までとはよく言ったもので、小学生だった当時から20年たった今でも変わらない。17時5分、定時ぴったりに仕事を終えて、超特急でマクドナルドに入り、それからパソコンに向かい始めるまで約1時間。この期に及んで何を書こう、どう書けばいいんだろう、と天狼院のサイトに掲載されている記事を探して読んでは「おもしろい」と感動していた。いやいや、感動している場合ではない。
そもそも、天狼院でライティングを学び始めたのは、写真家青山裕企さんの「写真で食べていくための全力ゼミ」がきっかけだった。全力ゼミのキックオフというイベントは、第1期でゼミを受講していた天狼院店主の三浦さんが7ヶ月でプロカメラマンとなったことについて、青山さんが三浦さんにインタビューするという内容だった。「ソラリーマン」と言われるスーツ姿のサラリーマンがジャンプしている写真で有名な青山さんの講座が受けられる、というのはもちろん興奮したけれど、それ以上に、そんな短期間でプロカメラマンとなり得た三浦さんに会ってみたくなった。そして、もともと本や文章が好きだったこともあってライティング・ゼミを受講してみると、7ヶ月でプロカメラマンになれたのは、紛れもなく三浦さんだからだ、と確信した。
それは、自身で編み出した「最強の本の読み潰し術」で、ビジネスやマーケティングについて体得してきていたということ。そして、その読み潰し術を応用し、新しい分野であるはずのカメラや撮影について同様に体得していったということ。さらに、超多忙にも関わらずそれだけの本を読んだり実践したりする時間を作り出せている時間管理術など、三浦さんが持っているものを駆使しているからこそ、できたのだと思ったからだ。だから、そのスキルや秘密を知りたかった。「天狼院・店主三浦の最強の本の読み潰し術」の講座を受けた後、いつか三浦さんに直接聞きたい。それまでは本で勉強しよう、と思っていた。
そしてそれは、意外と早くに叶うことになった。次回のライティング・ゼミの講義が福岡で行われるらしいことがわかったのだ。
ライティング・ゼミは東京・京都・福岡で講義が生中継される。音声も繋がって、質問することも、やりとりをすることも可能なシステムになっている。とはいえ、全国生中継で質問するほどの勇気はない。だから、三浦さんが福岡に来るのであれば、是非とも質問したい、といくつかの質問をライティング・ゼミの講義の後に三浦さんに直接ぶつけてみた。天狼院書店店主としてだけでなく、ライターやプロカメラマン、ご自身のビジネス小説発売を目前にした超多忙な時期にも関わらず、嫌な顔一つせずにわたしの質問にていねいに教えてくれた。
「僕、自分の才能信じてないですからね」
あっけらかんと話す三浦さん。
「うさぎとかめのかめです」
自分の才能を信じてないからこそ、数をこなしていくのだという。でも、ただ数をこなせばいいわけじゃなく、わずかずつでも前に進むための方法が「最強の読み潰し術」の中で語られている。何かを学ぶ時には、まず本を選択していたはずなのに、何も変わらなかった理由とじゃあどうしていけばいいのかということの答えを得た気がした。
「やり続けるだけです」
「知っている」のと「やっている」のは違う。「やっている」からこそ、経験に裏打ちされた三浦さんの言葉に納得させられる。
私の今一番の課題は「時間のやりくり」だ。とりかかるまでに時間のかかるのろまな私。数をこなすことが大切だ、と教えてもらってもその時間を作り出すところに至っていない。教えてもらった本を参考にやってみよう。そう思っていたら、うれしい知らせがやってきた。「天狼院書店店主・三浦の最強の時間術講座」のお知らせだ。見た瞬間、目が飛び出るかと思った。絶対受ける。だって、今一番知りたいことだから。
才能ではなく、努力。それを体現している人がいるからこそ、やり続けることが結果に繋がると信じていられる。だから私は、のろのろと、歩き続ける亀になろうと思う。
 
 

【東京・福岡・京都・通信 10/28(土)】天狼院書店店主・三浦の「最強の時間術」講座~経営者・小説家・編集者・ライター・カメラマン・大学講師……いくつもの肩書きを持つ店主が教える、限られた時間で最大限の成果を出すための時間術とは?〜


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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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2017-10-20 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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