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メディアグランプリ

自分語りの激しい変な奴だって思われたとしても


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【10月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《平日コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

 
記事:山田あゆみ(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
「うわ、何これ。何、この自分語り。何、何、どうしたの、そんな奴だったの」
 
初めてWEB天狼院に記事を載せて頂いた時の喜びは、思った以上のものだった。
書いたものを、評価してもらえる、それがこんなに嬉しいことだったなんて知らなかった。
 
そうだ、折角だから友達にも読んでもらいたい。
Facebookで自分のタイムラインに掲載しよう、と思った。
でも、いざ自分のライムラインに投稿しようとボタンを押しかけて、長い時間立ち止まってしまった。
 
怖い、とても怖い。
それは、これを読んだ人の心の内を想像してのことだった。
今まで、そんなに投稿もしていないのに、いきなり個人的なことをこんなに投稿していいものか。
読んだ人に、
 
「うわ、何これ。自分語りの激しい、痛いやつ」
 
と思われるんじゃないか。。
そんな奴だったんだと思われたくない。
リア充アピールだとか見下されたらどうしよう。
かっこつけだと思われるかもしれない、嫌だ。
 
長い時間、ぐるぐると自分の投稿を見た人の反応を思い浮かべ続けた。
実際誰かにそう言われたわけではないのに、辛くなってきた。
 
何と通りも色んな種類の私の投稿を蔑むコメントを頭の中に並べつくした挙句、ふと思った。
私って最近いつもこうだな、と。
人に変に思われたくない、馬鹿にされたくない、かっこつけって思われるのが怖い。
そんな気持ちばかりを優先させて、目の前にいる人が私のことをどうとらえるかばかりに気を配って。
人の視線ばかり気にして、これって結局究極のかっこつけだな、と思ったのだ。
いわゆる世間の目ばかりを気にしていた。
頭の中で、こんな風に振る舞ったら、こんな風に思われるかな、とそんなことばかり考えていた。
まわりの人の事を思いやっているつもりで、結局自分のことしか考えていなかった。
 
何だか虚しくなってきた。
 
そうやって、人の目を気にした行動ばかりとる割に自分の事しか考えていない状態って結局何の面白いこともない。
 
何よりとても窮屈だ。
そして窮屈な思いをして周りから認められたとしても、それは仮の私の姿だ。
そんなびくびくした自分を受け入れられても全然嬉しくない。
 
そう考えはじめて、少し気が楽になった。
 
別にいいや。
もしかして読んでくれた人が、ほんの少しでも面白いとか思ってくれたらそれだけで物凄く嬉しいし、共感してくれたら、もう本当にとっても嬉しい。
心に少しでも響いたら、それほど幸せな事はない。
 
それにたぶん、思うほど人は人の事を気にしていない。
 
自分が正直に思うことを外へ出してみようと思った。
ええいと、勢いをつけて投稿ボタンを押した。
 
出してみてびっくりした。
 
思った以上に沢山の共感のコメントや、優しいコメントを寄せてもらえた。
2000字近くもある文章を読むのは結構な労力を要すると思う。
忙しい毎日の中で、私が書いたものを読む時間を割いてくれた人がこんなにもいたということが、ありがたかった。
さらに、外でもFacebookの友達が声をかけてくれるようになった。
 
「ライティング、始めたんでしょ。読んでるよ、頑張ってるね」
 
なんて言葉を沢山かけてもらった。
 
痛いやつだ、変な奴だという視線を向けられるかと、怖がっていたのに、実際受けたのは真逆の反応だった。
優しい応援。
 
そして書いたものの感想をそれは真摯に伝えてくれる人が多いことにも驚いた。
お蔭で普段だったら出来ないような話が出来て、それがまた楽しくて、嬉しかった。
そんな風に思っていたんだと初めて知れたようなことがいくつもあった。
 
私は、何をあんなに怯えていたのか、と拍子抜けしてしまった。
 
私の周りにはこんなにも見守ってくれていたり、頑張りを認めてくれていたり、一人の人間として私と向き合ってくれる人が沢山いるというのに、私は何にそんなにも怯えてすくんでいたのだろう。
 
これまで出会ってきて、傍にいてくれて、一緒に生きてくれている沢山の大好きな人たちや、尊敬する人たちに対して、真っ直ぐに自分でいたい。
そう思った。
 
コミュニケーションは、キャッチボールだ。
投げた球と同じような球が返ってくる。
 
自分でいることで、出来るだけ本音でいることで、生まれる本当の関係性を大切にしたいと思う。
 
だって、私はみんなとフラットに思っていることを話したい。
オブラートに幾重にも包んだ美しいだけのやり取りなんて望んでいない。
天気の話をただただ続けているような、上辺をなぞるだけのコミュニケーションは、虚しい。
 
恐れずに、好きなものは好きと言える自分でいたい。
そのせいで、人に嫌われることがあっても。
そのせいで、受け入れられない機会が増えてしまっても。
 
私は私でいることで、きっと開ける道があると思うから。
 
人生が変わるライティングゼミは、本当に人生を変えてくれた。
 
聞こえない声に怯えながら、生きていくのはもう辞める。
私は、私でいることを自分で選ぶことにする。
 
***

この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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2017-10-28 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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