メディアグランプリ

あれほど読んだ自己啓発本ではできなかった習慣が一発で身についた最も身近なある方法


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:吹田ログ(ライティング・ゼミ 平日コース)
 
 
何かを変えたい……。
そのために今までいったい何冊のその手の本を読んだのだろうか。

なんとかの習慣、なんとかの技術、なんとか勉強法、なんとか力、超なんとかする10のなんとか……。
とにかくたくさんの自己啓発とよばれる本を読んできたが、何かテクニックや習慣が身についたかというとほとんど自信がありません。それはだけは自信を持ってハッキリといいきれます(笑)

読み切って、あるいは買ったことで満足したか、そこで終わってしまうのです。身についたかのような気になってしまうのです。読み終えてとても満足してしまうのです。
で、しばらくすると、また似たような本に手を伸ばしています。うまく回らない日常に、答えは何なのだろうかと本屋のマネジメントや自己啓発のコーナーに、くり返し足を運ぶのでした。

家では子どもたちが自分の欲望のまま駆け回り、泣き叫ぶ、床はちらかっている。そんなとき妻はしんどそうに食器を片付け、子どもをあやすが顔からは笑顔が消えかかっている。自分も一緒にいくら頑張っても終わりのない家事や育児は暗く長いトンネルのよう、逃げるところもないのです。
自分はといえば仕事がはかどらない、コミュニケーションがうまくいかない、何もかもが空回りしているように感じる。何かが足りない、何かを変えたい……。

そんなもやもやを晴らすために、何か答えがあると願いながら、全知全能の神の住む聖地である本屋に向かうのでした。
そのコーナーにたたずむ人々は皆、迷える子羊のよう。
本の帯や書評は、子羊に向かって魔法のような言葉を投げかけてきます。手っ取り早く、誰もを成功に導く、間違いのない方法がそこにはずらりと並んでいるのです。

そして、そのテクニックや習慣を身につければ全てがうまく回り出す、そんな期待を胸に、神のバイブルに身を投じるのです。だってたいてい「何もかもがうまくいく!」なんて帯にかいてありますよね? そして読み終えると妙な感心と達成感を得て、全てが備わったつもりになっています。

よしやるぞと意気揚々。気がついたら……、み、身についていない……。魔法はいつの間にかとけていました。神の本だと思っていたのは、ただの紙の本でした……。冗談はさておき、これが深刻な事態であるとは、いつまでたっても気が付かないのです。同じことを繰り返していくのでした。

しかし、そんな悪魔的なスパイラルの日々にひとつの光明が見えてきたのでした。

ある日、5歳になる娘が妻と話しているのを聞きました。娘は妻の話をきいて「ぁああー」と言いました。
そんないい加減な返事して……と思いながら、え!? それどこかで聞いたことある!? 見えない何かを探すように私は目をぐるりと回しました……。数秒かんがえた後、それ俺じゃん! それは自分の口ぐせだと理解しました。
そこで感じたのは、なんとも軽くいい加減で知ったかぶりの受け答え方なのだということ、話している妻のその後のあきれ顔、全てがその「ぁああー」という一言からはじまってしまったんだ! と全てを理解しました。

娘の言葉を聞いて、自分を客観視したかのようなその衝撃にガツンと頭を叩かれたような気がしました。

この口ぐせよくない……。自分は過去にこういう受け答えをして損をしていることが少なからずあったのだろうと容易に想像できました。これを直すだけでかなり違う、日常に差が出てくる。会話もコミュニケーションする相手の気持ちも全く変わってくる。そう思いました。

そこから娘をよく観察することが日課になってきました。娘の言動から、自分に当てはまることがないかと探すのです。すると子どもは親を映すカガミのようなものだということに気がつきました。それは容姿ではなく、親の様々な言動までも真似しているからなのです。

こんなこともがありました。
娘が「あ、いーじゃん」。その時ドキっと私の心臓がなりました。
あぁ軽い、なんて軽い言い方なんだ。表層しか見ずにものごとを判断しているよ、もっと注意深く中身をよく見て返事しようよ、そこで良いと言ったら、そのまま進んじゃうよ、後で戻れないこともあるよ、と言いかけながら、またも自分の口ぐせだったことに気が付いたのでした。

この自分を映し出すカガミを手に入れたことにより、自分への理解が深まりました。
自分の内面と向き合うことができるようになりました。ものごとを深く考えるようになり、仕事でも受け答えがよくなっていることを実感しています。何より、自分の子どもたちがこの口ぐせを使い続けることは、彼らの人生にとってよくない。そう思うと、おおもとである自分の口ぐせはすぐ直ったのです。

さらに副次的によい効果も出てきました。子どもたちを観察するには一緒に行動したり、コミュニケーションをとることになります。これは必然と育児をしていることになります。子どもへの理解も深まり、関係がとても良くなり、長く一緒に過ごせるようになりました。妻はその分時間がとれるようにもなりました。育児の負担が減り、これまた良い方向に回りだしています。

そうです、全て好循環のきっかけはこんなにも身近な家の中にあったのです。
あの自己啓発本も、あのなんとか本も後回しにしてみよう、そう思えるとどんどん軽くなってきます。もう神に会いに行く必要も、魔法にかかる必要もありません。まずは家の中から整えていけばいいのですから。

もうおわかりかと思います。
「あれほど読んだ自己啓発本でできなかった習慣が一発で身についた最も身近なある方法」とは、「家族を観れば自分を変える習慣が身につく」です。
どうぞみなさんお試しください。

とは言っておきながら、
自己啓発本は面白くてついつい読んでみたくなってしまうんですけどね(笑)
 
 
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2017-10-27 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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