fbpx
メディアグランプリ

梅田がテーマパークになる季節がやって来た!


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【12月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:鳥越優花(ライティングゼミ 平日コース)

 
 
私は今、スタンプラリーに夢中だ。
 
クリスマスシーズンに入る11月23日頃から、大阪の梅田界隈では、梅田スノーマンフェスティバルという大きなイベントが始まる。梅田のあちこちでイルミネーションが輝き、休日にはライブパフォーマンスやステージの披露が行われたり、ワークショップで手作り体験が出来る。スタンプラリーもこのイベントの定番になっている。スタンプラリーでは、梅田が3つのエリアに分けられ、指定の施設を回り、合計35個のスタンプを集めると、豪華賞品に応募出来るチャンスを得ることが出来る。
 
このイベントは、2010年から毎年クリスマスシーズンに行われているそうだが、私が知ったのは去年だった。
 
その去年のこと、梅田にあるアパレルショップに勤めていた弟から「スタンプラリーやってんの知ってる? 面白そうやで」と、声をかけられたのがきっかけだった。
当初は「何それ? スタンプラリー? 面白いのかな?」と、スタンプラリーの面白さに気付けなかったが、ある日、騙されたと思って指定の施設に行き、スタンプをポンッと押した。
3ヶ所ほど回った時、スタンプラリーのシートにスタンプが埋まってくるのを見ると、なんとも言えない達成感や楽しさがあった。
 
「全部集めたい!」
その時に、スイッチが入った。
 
それからというもの、予定のない休日や会社帰りには梅田に繰り出し、スタンプ集めにいそしんだ。
スタンプが押せるラリーポイントまで行き、スタンプを押す。次のラリーポイントまでのルートは複数存在する。早く行きたくて、どの道を歩けば効率が良いのか考え、近道を見つけることができた。黙々と歩いているうちに、体が温まり、手袋を外し、マフラーも取る。汗がにじみ出るほどいつのまにか夢中になっていた。
 
それだけではなく、このスタンプラリーでは、いろんな冒険を体験することができた。
ホテルの中にラリーポイントがあった時のこと、指定場所に足を運んでも、なかなかラリーポイントが見つからなかった。人がいない静まり返ったホテルのレストランフロアで、何度も書かれている場所を確認してウロウロ探し回るため、怪しまれていないか心配だったが、見つかった時は宝物を見つけたかのように心の中で大きく喜んだ。
また、地下街にラリーポイントがあった時は、場所の名前が書かれていても、その場所がどこにあるのか分からず、インターネット検索したり、施設内にあるマップを見て探し回った。そうすると、「この場所は、こういう名前が付いているんだ!」と、普段、お買い物するときによく通り過ぎている場所ということが分かり、愛着が湧くこともあった。
梅田には、お買い物をするときによく行くが、その場所に付けられた名前を知らずに通り過ぎていたり、足を運んだことがない場所が多く存在していることがわかった。
 
このように一生懸命になっていると、スタンプ集めは、意外に早く終わってしまった。
なんだか寂しい。
 
数日後、スタンプラリーの思い出に浸りながら、スノーマンフェスティバルのホームページを見ていたら、「裏コンプリートシート」というものを見つけた。
通常は、豪華賞品の応募のために35個のスタンプを集めるのだが、裏コンプリートシートは、全ての施設をラリーするためのマニアのための自己満足シートになっている。スタンプは全部で56個もあるのだ。
「また、あのワクワクを味わえる!」私は、裏コンプリートシートを早速印刷して、再び梅田へ繰り出し、スタンプ集めを楽しんだ。
 
私がこんなにもスタンプラリーを楽しめたのは、梅田がテーマパークのように現実逃避が味わえる場所になっているからだと思う。
なぜなら、前述の冒険のような体験に加え、スタンプを押す道すがらも楽しめているからだ。百貨店やファッションビル、それに囲まれた通りに、クリスマスを感じさせる大きなオブジェが置かれていたり、雪だるま等の飾り物がデコレーションされていて、クリスマス気分を盛り上げてくれている。夜は街のあちこちでイルミネーションがとっても綺麗で目移りする。
 
スタンプ集めと、街歩きを同時に楽しめるスタンプラリー。もちろん今年も梅田に繰り出し、早々にコンプリートしてしまった。現在は、裏コンプリートシートの制覇に取り掛かっている。
クリスマスまでの約20日間、スタンプラリーを通して梅田の街を楽しみ、魅力を再発見したいと思う。
 
 
***

この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。

【12月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

天狼院書店「東京天狼院」
〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
東京天狼院への行き方詳細はこちら

天狼院書店「福岡天狼院」
〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階

天狼院書店「京都天狼院」2017.1.27 OPEN
〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5

【天狼院書店へのお問い合わせ】

【天狼院公式Facebookページ】
天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。



2017-12-09 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事