メディアグランプリ

買い物で浮いた「スキマ時間」何に使いますか?


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記事:NORIMAKI(ライティング・ゼミ 平日コース)
 
 
年末の日曜日。今年はクリスマスイブも重なって、街には人があふれている。こんな日はちょっとした買い物も大変だ。120円のペンを一本買うのにも、340円のコーヒー一杯を頼むのにも、店によっては結構な行列に並ばなければならない。おかげで私にとっては貴重な「スキマ読書」の時間になっているけれど、何もしないで待っているのは結構退屈だと思う。いそがしい現代人は「時間がない」とつぶやくことは多いかもしれないが、こうやって店舗でモノを買うまでにかかる時間は、案外と意識されてはいないのではないだろうか。もしもその分の時間が浮けば、人々はもっと座って本が読めるようになるかもしれないし、友だちとの語らいも増やすことができるかもしれない。そこで今日は、決済時間短縮のためのアイデアを考えてみたい。
 
まず直感的には、通販サイトとVR(ヴァーチャルリアリティ)が本格的に融合してくれたら、ネットショッピングが増えて、店頭買いが減るのではないか? との考えが浮かぶ。ネットショッピングが増えた結果、店頭の行列も減り、買い物時間の短縮が期待できるというわけだ。では、ネットショッピングする人をどうやって増やせばいいか。そこでまずは、ネットショッピングと店頭買いの違いを考えてみよう。いろいろな意見があるだろうけど、両者の違いは「感触」や「中身」を体験できる機会の有無ではないかと思う。例を挙げよう。例えば、この文章を打っているキーボード。もちろん、ネットでも買える。でも、店頭でいくつかの種類の使い心地を試してから、これを選んで買った。ボタンの大きさや配置、指とのフィット具合とか、そういう「感触」が重要だからだ。既存のネットショッピングでは、まだこうした「感触」は試すことができない。次に本を買うときを考えてみる。一部の大人買いを除いて、リアル書店では、私は必ず「パラパラめくり」をして「中身」を確認する。そうしてみて「おもしろい」「役に立つ」と思えば買うことにする。でも今のところ、ネットではこの「パラパラめくり」ができない。逆にいえば、ネットショッピングで「感触」や「中身」の問題が解決できれば、そこでの購買可能性はもっと大きくなる、と言えそうだ。今以上にネットで買う機会が増えれば、混雑したレジに並ぶ回数も減り、余剰時間を生み出すことができる。ちなみに学問の世界では、ものを挟むときの触覚を遠隔で伝える「ハプティクス」という技術が開発されている。「遠くにあるポテトチップスを割らずにつかむ」といった実験がされていたりして、将来的には「遠隔手術」など、医療分野への応用が大いに期待されている。こういう技術を元に、VRのゴーグルをかけて「感触」と「中身」が立体的に体験できるようなアプリが作れれば、店頭買いに引けをとらない買い物がネット上でできるのではないか(ただし、「匂い」や「鮮度」の問題は残るので、ひとまずナマモノは除くこととする)。
 
アイデアその2。先日読んだ『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』によると、中国では「無人コンビニ」が実用化されているらしい。店舗は電子施錠されており、入店の際、LINEのようなアプリで認証をする。買うときは、商品をレジの識別エリアに載せて、表示されたバーコードをスマホでスキャンすれば、会計終了。じつにシンプルだ。スキャンせずに商品を持ち出そうとすると、ドアが施錠されて外に出られなくなる。だから、万引きのリスクもない。こういう店舗が日本にも出てきたら、個人的には使ってみたいと思う。
 
その他の海外の事例をみてみよう。デンマークでは、2030年までになんと「現金」の廃止が予定されているらしい。インドでも、スマホアプリによる決済手段の拡大で現金取引が減り、偽札の流通が減ったことがテレビで伝えられていた。また、個人的な体験では、先日行ったロンドンでは、複数の駅の切符の自販機で、現金対応可能なものが減っていた。もちろん、現金を減らすことによって、逆にネット上の詐欺が増えるなどのリスクもあるので、どこまでうまくいくのかは、まだまだ未知数だ。けれど、現金を出してお釣りを出して、とやっているのも結構な時間がかかるから、キャッシュレス決済が浸透していけば、「レジ渋滞」の解消にはかなり貢献できる。
 
もちろん、「おまけしとくよー」的なリアル店員さんとのやりとりが楽しいという方もいるだろうし、「プレゼントを包んでほしい」のようなニーズも残るだろう。だから、単純にレジを撤廃すればいいとか、そういうことを言うつもりはない。でも、買い方の選択肢が増えて、今より短い決済時間も選べるようになれば、時間の使い方の選択肢も増える。「スキマ時間」を少しでも読書や友人との会話に費やしたいという人にはうれしい話だと思うのだけど、いかがでしょうか。
 
 
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2017-12-26 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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