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奇跡の笑顔の1枚の写真で、人生に彩を与え続ける仕事・「写真家」


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:佐伯壮一朗(ライティング・ゼミ 特講)

 
 
成人式や結婚式など、晴れの日にお世話になることが多い写真屋さん。完成した写真からあふれる笑顔は、自分たちで撮影した写真よりもひときわ明るく映っているように感じる人も多いのではないでしょうか。実はそれ、晴れ着の衣装の効果だけではないんです! 今回、神戸・湊川にて「お写真処 猫の額」 を営まれる写真家、後呂(うしろ) 健児さんに、その人が輝く1枚をとらえる極意を伺いました。
 
写真撮影は、○○が7割
「良い写真を撮るためには、写真の撮影技術自体よりも大切なことがあります」 と後呂さん。「良い写真を撮るために必要な技量としては、写真の撮影技術自体は全体の3割程度しか占めません。大切な残りの7割は、撮影の周辺環境を整えること。すなわち、写真を撮る方の自然な笑顔を引き出す技術なんです」
なるほど、どうやら、「自然な笑顔を引き出す」 ことが良い写真を撮るためのカギとなるようです。確かに、笑顔を作る表情筋には、自らの意思にて動かせる筋肉(随意筋) と動かせない筋(不随意筋) の双方がありますから、作り笑いではどうしても不自然な笑顔になってしまいがちですね。「よく、写真撮影の際に、『笑って笑って~!』とおっしゃる方がいるのですが、あれでは自然な笑顔は引き出せません」 後呂さんも頷く。
 
最高の笑顔を引き出すには
では、どのようにすれば、自然な笑顔を引き出すことができるのでしょうか。後呂さんは、写真を撮影する際、まったく別の声掛けをしているそうです。ずばり、その内容は……!
「雑談です」
え? 雑談? てっきり、撮影している人を「あ、その表情いいね~! かわいいよ~!」なんて褒めたりすることで笑顔を引き出したりするのかと思っていました。なぜ、雑談が自然の笑顔を引き出すことにつながるのでしょう?
「写真館にお写真を撮りに来られるお客さんと初めにお話しする時間がありますが、その時には皆さん、とてもいい笑顔をされています。でも、撮影に入ると、途端に表情が硬くなってしまう。その硬い表情を、撮影前の柔らかい自然な表情に戻すことで、自然な笑顔を引き出していきます」
自然な笑顔は、その人の内面から直接湧き出てくるもの。その表情をしていた時の会話の内容を記憶し、撮影中の雑談に織り込みながら、よい表情が出てきたところを狙うのだそうです。笑顔を引き出す環境づくりの技術があって初めて、その瞬間を捉える撮影技術が活きる、ということですね。では、その際の会話におけるコツなどはあるのでしょうか。
「撮影する方との信頼関係を築き上げることが、自然な笑顔を引き出す確率を上げるコツです」 後呂さんは言う。その信頼関係を構築するために、様々な点に気を配っているという。
例えば、写真家として結婚式に呼ばれる場合。挨拶の際、新郎は来る結婚式に向けて緊張していることが多い。その緊張をほぐすような会話を心がけるのだという。
「新郎が緊張するのは、たいていがスピーチ。そこで、例えば、原稿を丸読みするのではなく、自分の言葉で話すようにアドバイスします。『すべてを完璧にする必要はない、大丈夫』 ってね。そこで気が楽になれば新郎さんから笑顔が出る確率もぐっと上がります」
わずかしかない挨拶の時間の中で、相手と心を通わせ、笑顔が生まれる環境づくりを行っていく。きめ細やかな心配りと配慮が、2人の一生の思い出になる写真を作り上げていたのですね。
 
写真を中心に、数々のストーリーが積みあがる
最後に、後呂さんに、仕事におけるもっともうれしい瞬間について話してもらいました。「もちろんすべての方の笑顔を写真に収められるのはとても楽しいですが…」と前置きされるところにも、今までにお話しいただいた心配りの土台が見え隠れする。
「婚活などにおけるお見合い用の写真を撮影し、それが実際に結婚へとつながったと聞くと、うれしいですね。第一印象を与える重要な役割を果たす写真を作り上げるという意味で、直接その結婚に貢献できたと思うと、とても嬉しくなります」
そして、その写真が形作るのは、結婚という1つのゴールだけではありません。結婚後、その方の人生にはさらに様々な思い出や記憶、経験が上塗りされていきます。そのすべての土台となれる写真を撮影できることが、写真家冥利に尽きるのだそうです。
 
英語の“A picture is worth a thousand words.”という格言をご存知でしょうか。「1枚の写真は千もの単語に匹敵する価値がある」 という意味です。しかし、後呂さんが撮影する写真は、単語や言葉にとどまらず、無数の思い出のストーリーを生み出し続けています。写真家のカメラのレンズの先に映るもの、それは、撮影される人の内面が導く、新しい未来の物語初めの1ページなのです。
 
 
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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2018-03-05 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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