メディアグランプリ

お値段300円のステーキ肉+○○○○○○=神戸牛に負けない美味しさ


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:栁瀨進一(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「ただいま~」
 
2月のある日、用事を済ませた私は家へと帰りついた。時刻は7時。今日はなるべく早く帰りたかった。何故かって? なんといっても、今日は滅多に味わえない「お楽しみ」があったからだ!
 
迅速にうがい、手洗い、着替えを片付ける。自分の部屋から食卓へ向かっていると家族たちが歓声じみた声を挙げている。もうすぐ食事の時間らしい。よしよし! グッドタイミング……!
 
「おお~すげえ~!」
「これ絶対うまいやつやん!」
 
ワイワイガヤガヤしている家族たちに一声かけると、今日の主役を「調理」している所が見えた。ジュウジュウという音とともに、主役がフライパンの上で焼かれている!
 
今日の主役は「神戸牛のステーキ」だった。お値段1枚4000円。母の誕生日ということもあって、姉が通販で取り寄せた。アホ丸出しだが、実は母の誕生日そっちのけで神戸牛を楽しみにしていたり。
 
そんな事を思っていると、丁度調理が完了したらしい。この特A級の食材が食卓に並ぶ日を、心待ちにしていた! はやる気持ちを抑えたらむしろ失礼だ。早速……。
 
「いただきま~す!!!」
 
一口食べると、流石の味わいがした。まず、柔らかい。時間が経ったらお肉は固くなりがちだが柔らかい。そして「くさみ」が全く無い。純粋さに満ち満ちた味……。ほんのり甘い脂もたまらない……! 「これに並ぶお肉はない」と本音で思えた。
 
だけど違った。そうではなかった。お値段300円のステーキが神戸牛に並ぶ、そんな現象が私のこの結論を滅茶苦茶に破壊する事になるなんて、知る由も無かった。無知な私は多幸感に包まれながら、神戸牛を味わうのであった。
 
 
 
「腹減った……」
 
ある日、1週間後のことである。休みの日だった。お昼にカップラーメンでも食おうか、と思っていた私はゴソゴソ押入れを探していた。けど、無い。
 
食べたい物を近くのお店で適当になにか買えばいいと思っていたが、ふとよく分からない箱が目についた。箱に「溶岩プレート」との文字が記載されている。……ナニコレ?
 
とりあえず開けてみると、重くて黒いゴツゴツした板が入っている。
 
こんなの何に使うんだよ……。疑問に思った私はスマホでこの謎の物体について調べてみる事にした。
 
調べてみるとどうやらコレを使ってお肉を焼けるらしい。……味も良くなるとか。
 
正直、「変な板だなぁ」と思ったが面白そうだったから早速使ってみることにした。そんなわけで、安い300円程度のお肉を実験気分で調達するのであった。
 
 
 
まずは、下準備として未使用だった溶岩プレートに油を塗って馴染ませる。とりあえず、ガスコンロと溶岩プレートを使って焼いてみる。使い方次第で危険らしいので調べながら気を付けつつ。プレートが熱くなったのでお肉を乗せて焼く。
 
 
「……?」
焼いていて思ったのだが、お肉の火の通り方がちょっと不思議だ。お肉の断面図を観察していると、中までキチンと火が通っている……。これ、タダモノじゃない感じがする……。なんだか、期待値が上がってきた。まだ少し赤かったのでもう少し焼き続ける。
 
 
……おおよそ完成した。既に準備は出来ている。わざび醤油と白ご飯も用意した。万全の態勢だ。どんな味がするのやら……。と思いつつ、早速! 頂くぞ!
 
 
 
「いただきます!」
ぱくっ。 
 
「……!?」
 
 
一口食べた瞬間味覚を疑う。
そして、「高い=ウマイ」という価値観があっけなく、崩壊してしまった。
 
「エグイのが来た……!」
このお肉に抱いた第一印象はこれだった。
 
何故かというとこのお肉が持った熱量と焼き上がりが秀逸だったからだ。
 
焼きたての焼き料理は基本的に美味しい。だけど、普通にフライパンなどで焼いたら、熱量にムラが出る。表面は熱が入っていて美味しいけど中はあんまり火が通ってなくていまいちだ。
 
だけどこれは違う……! 溶岩プレートを熱した事による遠赤外線効果だろう。中までアツアツでジューシー! 熱量が均等で、中にも火が通っているから全体的に味が美味しい。焼き上がりが本当にいい!
 
そして、このお肉は「うまみ」が逃がされていなかった。普通にフライパンで焼いたら、どうしても安めのお肉は「うまみ」が逃がされがちでクセのある味が残ってしまう。だけどこれは違う。「うまみ」がまるで逃がされていない! だけど、余分な「脂」は見事に逃されている!
 
 
「うますぎる……」
そんな言葉が、食べ進めていくと自然とこぼれた。
 
総括すると、この溶岩プレートは恐ろしい代物だった。何故なら、「食材の持っているパフォーマンスをフルに発揮できる」そんな恐ろしい能力を持ったアイテムだったからだ。このお値段300円のステーキ肉は、その実力を遺憾なく発揮したのだ。正直言って神戸牛と大差ないレベルになれる。豚でも、鶏でも、魚でも、野菜でも、これで焼いてしまったら……? 化けてしまうのである。
 
そんな、嬉しい誤算を喜びつつ、安い、けど美味しすぎる牛肉を食べ進めつづける。そして、同時に「これは人に勧めなければ」と思わぬ発見を喜ぶのであった。
 
 
……さて、読者の皆様もどうだろう。良かったら、溶岩プレートを試してみてはいかがだろうか。金曜日や休み日のちょっとした贅沢にはもってこい。お肉等の食材をお酒と一緒に楽しんでみたらどうだろう。ちょっと大きめのサイズの物を買って皆で楽しんでも良いし、一人でのんびり食材を楽しむのにも良いだろう。思いがけず、コスパ抜群の多幸感が味わえるかもしれない。この絶品の焼き上がり、食べてみないと分からないのだ!
 
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2018-03-09 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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