メディアグランプリ

天狼院書店の「スピード・ライティング」講座には一万円の価値があるのか


*この記事は、「ライティング・ゼミオープン講座」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【3/27(火)】5,000字を最速40分でコンテンツに仕上げる「スピード・ライティング」特別講義開講!《ライティング・ゼミ・オープン講座/東京・京都・福岡・通信》

記事:北森悦(ライティング・ゼミ 特講)

今、とても胸が高鳴っている。ドキドキしている。心拍数が上がっているのが分かる。
ここまで約1時間半、三浦嵩典さんの講義を聞いた。スピード・ライティングの講義だ。三浦さんの言っていることがありあいと分かった。過去に2回くらい、三浦さんの言った通りのことが起こったからだ。
私が2018年2月28日、このスピード・ライティングの講座を受けようと決めたのは、2日前の月曜日だった。仕事中、それこそ講義を聞いて赤くなるような思いがしたが、取材アポイントメントの連絡をメッセンジャーでやりとりしていて、ついついFacebookのタイムラインを見てしまっていたら、天狼院書店の広告が流れてきたのだ。
「スピード・ライティング」「40分で5000字書けるようになります」その言葉に惹かれた。
私は普段、医師にキャリアのことをインタビューし、3000~3500字程度のインタビュー記事を書いている。かかる時間は、書き起こしを終了してから大体9~12時間。出版社の編集者や同業ライターに聞いてみても、そこまでとんでもなく遅いわけではなかった。だが、とにかくもっと速く書けないものか、と思っていた。オーナーに生産性が悪いと思われているからだ。それに、もしフリーランスで仕事していくことを考えると、5000字を40分で書けたら、その分仕事も増やすことができ、それだけ収入アップにつながる。しかも、意外にも速く書いた方が質を担保できるとなったら、一石二鳥だ。
もともとあった予定をキャンセルし、すぐに申し込んだ。正直、1万円はちょっと高いなと感じた。講義の案内を見ていても、さすがに「40分で5000字は盛りすぎだろう」「ほんとにごく一部の努力を続ける人とか、書かざるを得ない環境に置かれている天狼院書店のスタッフとかならできると思うけど」などと思ったが、それでも5000字1時間で書けるくらいになったら儲けものだと思った。そして、1万円を払うならそれくらいにはなれるように、しっかり講義の内容を吸収してやろうと思った。
来てみて思った。1万円では安すぎる、と。開始30分、いや1時間くらいの時点で、「この講座は来た価値が大いにあった‼」と感じた。そして過去に2度程度、偶然だが講義の中で話されたような環境や思考状態があり、講義で言われていたような経験をした。
珍しく、というか、自分で驚くほど速く書けた原稿が1本あった。今までの最短記録だった。その原稿をWebサイトに公開したところ、いわゆるバズった。他のサイトにも転載していたのだが、それも、これまで転載してきた記事の中で最も大きな反響を得ていた。
常日頃、仕事中はタイムログを取り、何にどれくらいの時間をかけているか図っているのだが、その原稿にかかった時間を見てみて、恐ろしく速く、「あれ、こんなに速くできちゃった……。いやー、先生の言いたいことではなく結構自分の解釈で書いちゃったかな。これで、大丈夫かな?」などひどく不安になっていた。ただ読み返しても、どうも論点はずれていないように感じるし、直しようがないので、そのまま校了、サイトに掲載したのだ。そうしたところ、過去1番の反響を得たのだ。
あの原稿を書き上げた時の爽快感は、結構今でも覚えている。ちょうどゴールデンウィーク直後で、しっかりリフレッシュできていたことや、5月の新緑豊かな気持ちいい気候も相まって、とてもすがすがしい気分だった。当時は、ゴールデンウィークにえらくリフレッシュできていて、頭がクリアになっていたから速く仕上がったのだと思い込んでいた。しかし、あの状況こそがスピード・ライティングだったのだ。
私は別にスピード速く書けないわけではないのだ。私にはできる。あとは環境をうまく整え、自己暗示をかけ、「たまたま」できたではなく、「いつでもできる」ようにしていけばいいだけだ。
今日は珍しく体調もあまりよくなく、「え、中継もあったなら、それでもよかったかも…」と思うタイミングもあったが、天狼院書店に来て良かった。1万円の価値があった。環境を整え、なるべく書きやすさを上げられるようにストレスを減らせばいいのだ。私にはできるのだ。40分で5000字書くことは、全く持って夢ではない。

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2018-03-11 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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