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私が失恋からたった1週間で成仏できた理由


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:仙石美世(ライティング・ゼミライトコース)

 
 
「私は紛れもなく不幸なんだ」
失恋した先週の土曜、私はこんなことを書いた。
今そんな悲劇のヒロインぶった過去の自分を見て、笑いながら思い切りこう言ってやりたい。
 
「何言ってるんだよ、お前はポエマーのつもりか! 気取っているんじゃない」
と。
 
もちろん別に話を盛って書いたわけじゃない。1週間前失恋したときはものすごく辛かった。携帯で何度も「失恋 立ち直り方」で検索したし、3日間は毎晩泣いた。全然眠れなかった。そして別れた彼からもらった日本酒の瓶を見ては、今すぐ割ってやりたい衝動に駆られた。
しかし4日経った頃からなぜか気にならなくなってしまったのだ。気づいたら涙は出なくなっていたし、ぐっすり眠れるようになった。日本酒はおいしいから瓶割るのもったいないから、今度友達でも呼んで日本酒パーティーをしようかなと思っている。
 
何て立ち直りが早いんだろう。こんなことを言うと元から立ち直りがやたら早いやつだったのかと思うだろうが、そうではない。2年前に当時の彼氏と別れた時は、立ち直るのに時間がかかった。完全に忘れるまで1年かかった。しかもあまりにもショックすぎて、失恋してから3週間、毎週月曜の会社の会議を休むという本当に迷惑な人だった。そんな時の自分と比べたら、今は本当に自分でもびっくりする位前を向くのが早いなあと感じている。
 
何故だろう。
 
最近まで私は「恋する女子こそキラキラしている」という謎の呪縛にかかっていた。
私は中学校・高校と女子校で育った。地味で目立たない女の子かつコミュ障だったので、他校に彼氏が出来る……なんて奇跡は当たり前だけど一切起きなかった。6年男子と話さないまま大学は共学に行き、そこでまあまあの青春を過ごした。卒業してからも運が悪いことに男の人が多い会社に勤めた。
そこで何が起きたかというと、男の人は大体私に優しいといういい面ばかりを見るようになってしまったということだ。そして、タイミングよく周りの友達が続々と結婚をしていくのを見て私は完全に勘違いをした。
「男の人に恋をすれば、私もキラキラ出来て、違う世界に行ける」
 
そこから私は「キラキラ女子」どころか「ギラギラしている幽霊」みたいな女子になっていたんだと思う。男の人に恋をしたら、幸せにしてくれないと絶対に許さない。お岩さんみたいな感じになってしまっていた。なぜ私を幸せにしてくれなかったの? 幸せにしてくれるまであなたを恨んでやるわ。だってあなたが私を素敵にしてくれるんでしょ、と。
だから前の彼氏にフラれた時に、いつ立ち直ったかで言えば最近別れた彼氏と恋に落ちた時だ。乗り換え先の「幸せ」があることで、初めて安心出来たのだ。
そしてお岩さんな私はまた同じ間違いを犯し、幸せにしてねーと背後でずっと囁きかけていた。フラれた時はまた行き場がなくなったらどうしようと不安だった。
 
そんな私を成仏させてくれたのはフラれた後に言われた友人の一言だった。
 
「みよは自分の価値を低く見積もりすぎだよ。仕事頑張ってて、いつも友達がたくさんいてすごく幸せじゃん。男にわざわざ幸せになんてしてもらう必要ないよ」
 
あ、私確かに幸せかも。とその時にふっと気づいた。
 
3月まで仕事を一生懸命頑張って、結果もついてきた。その結果もっと自分の力を生かせる仕事も任せてもらえた。そしていつも周りには私のことを応援してくれる家族や、友達が励ましてくれる。確かにそれだけで幸せなんだと。
 
失恋自体は当たり前だけどすごく辛い。だって自分が愛していた人がいなくなるなんてそれは辛くないはずがないのだ。だけど私は今まできっとその辛さだけではなく、自分を否定される辛さをきっと感じていたのだろう。「恋愛していない私はキラキラしていない」という思い込み。
でも私はそんな安い価値の人間じゃきっとないんだと思う。私に足りなかったのは「もともと自分はキラキラしている」という当たり前の認識だった。別に超美人でも超絶稼いでるわけでも他に突出した何かがあるわけでもない。でも、私は自分なりに精いっぱい生きている。そしてとても素敵な生活を送れている。そんな当たり前のことに今更気づいたのだった。
 
彼氏にフラれて不幸になったという思い込みのかたまりだった地縛霊の私は、彼女の一言で成仏が出来た。そして1人の人間として生まれ変わったことで、自分1人でも幸せになれることに気づき、きちんと前を向いて歩きだすことが出来たのだ。
 
今度は男性に「幸せにしておくれ」と背後霊みたいにくっつくのではなく、1人の人間としてしっかり向き合ってお互いに更に幸せになれるよう歩んでいける恋が出来たらいいなと思っている。
 
 
***

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2018-04-07 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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