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メディアグランプリ

こんな良いものを天狼院の彼女たちに独り占めさせるなんて


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【4月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:瀧本将嗣(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
「あ、今週はダメだったか……」
「お、今週はOKがでた!」
 
最近、毎週一喜一憂している自分がいる。
原因は僕がハマっている天狼院書店主催の「ライティング・ゼミ」の課題提出だ。
「最後まで読んでもらえる2000字の文章」を書けるようになるために、毎週添削してもらっている。
お題は自由。
150名くらいの同期の受講生がいて、彼らの文章と講評も閲覧できる。
 
野球のピッチャーじゃないが僕はあえて、ど真ん中にストライクを投げないようにしている。むしろストライクゾーンギリギリのインコースに変化球を投げるようなことをしながら文章を書いている。
どういう事かというと、あえていろいろな文体・いろいろなトピックス・いろいろな切り口を試して、どんな文章が「読んでもらえる文章」なのかを学習しているのだ。
 
でも、たまに攻めすぎてデッドボールになることもある。
 
たとえば最近、ちまたで「うんこ漢字ドリル」なるものが流行った。
「うんこは絶対に受けるに違いない! 時代はうんこだ!」と、とっておきの自爆うんこネタを投稿した。
自分としては会心の文章だったが正直、不合格にして欲しいと真剣に祈っていた。
だって合格したら天狼院書店のホームページに自分の恥を掲載されるからだ。
ノリと勢いで書いてしまったが、やりすぎたかなと少し後悔した。
結果は、ラッキーなことに不合格だった。
 
講評は「うんこの表現がリアルすぎる」ということだった。
なるほど確かに本家「うんこ漢字ドリル」は、うんこを題材にしているが表現は綺麗だったり、夢があるものばかりだ。
つまりギャップが大事なわけだ。
汚いものに綺麗な表現は笑えるが、汚いものに汚い表現は誰も見たくない。
 
とにかく毎週合格したいので、他の受講生の文章も欠かさずチェックしている。
自分が面白いと思っても不合格になったり、これは教わったことを踏まえてないよね、と思っても合格になったりすることもあるので、講師の講評を自分の感想と対比させながら検証している。
 
セミナーも2ヶ月経つと、受講生の文章がストックされてくるので講評と合わせて、一覧で閲覧できるようになってくる。
コンスタントに投稿する受講生は、僕も自然と名前を覚えてくる。
もはやストーカーと紙一重だ。そうするとだんだん見えてくる。
 
愚痴や不満を述べているだけの、スカッとした気持ちになれない文章は合格できないのだが、そういう文章を書いてしまう受講生もいる。
その時の感情と文章を切り離せなくて苦戦しているのだろう。
でも、これは自分も気をつけなくてはならない。
自分が熱くなるネタだと、ついつい自分の感情が出すぎて、読者が置いてけぼりになりやすい。
だから反面教師としては、これはこれでありがたい。
 
また実体験に基づいた、人間の本質的な悩みを克服し、前向きになるような文章がある。
例えば、自分に自信がなかったり、他人と比較して悩んだりしている問題だ。
みんな結局、おおよそ似たようなことで悩んでいることを知るし、どういう心構えで悩みに対処すればいいのか非常に参考になる。
他の受講生の文章から幅広い知識を自動的に得られるのだ。
 
さらに毎週、2000字の文章を提出しなければならないから、執筆の時間を確保するのも最初は一苦労だ。時間のマネジメントを意識せざるを得ない。
すなわち一粒で三度美味しい「ライティング・ゼミ」なのだ。
 
ということは、毎週文章の添削をしてくれる天狼院書店のうら若き講師たちは、ダメな文章、良い文章をいつも目にしている。常に読んでもらえる文章というものを分析している。
さらに日常業務の合間を縫って膨大な数の添削をするので時間の管理に長けてくる。
こんなことを20代からやっていたら、そりゃあ大した人間になりますよ。
しかもこれから作家としておそらく世に出てくるであろう、彼女たち。
いろいろな世代、いろいろな職業の人たちが書く文章を毎週目にして、あらゆるネタが強制的にインプットされてくる。
これらの情報を自ら獲りに行こうとしても当然限界があるし、その本音の生の声を聞くことなんてなかなかできない。
まだ経験していないこと。おそらく経験しないであろうこと。
2000字に濃縮された様々な人生に触れ、普通の人よりも何倍ものスピードで、何倍もの濃度で成長できるはずだ。
それは、不器用に回り道をしながら人生の中盤に差し掛かかった僕からみれば、
ただただ羨ましい。
ストーカーついでに言わせてもらうと、彼女たちの初期の文章をチェックした。
まあ、びっくりした。
自分が先日提出した文章と、言わんとする内容がほぼ同じだったのだ。
自分が40年くらいかけて、遅まきながらも到達した自己肯定感を彼女たちは20代で、すでに文章にしている。
なんてこった! 
こんな良いものを天狼院の彼女たちに独り占めさせるなんて……
もったいない!
そうだ、毎週投稿し、合格だけを目標にするのではない。
他の受講生の文章をじっくり読む。
自分でその講評をしてみる。
それを講師の先生の講評と比較してみる。
受講生の文章から、自分の知らない職業・世界・価値観を学ぶ。
せっかくの機会だ、「ライティング・ゼミ」を味わい尽くしてやろう。
そして僕は今週も、ストライクゾーンギリギリのインコースに変化球を投げるのだ。
 
 
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2018-04-13 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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