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3カ月で8㎏も ダイエットの成功は、友人のひと言から


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:十八日(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「私にもきた。きてしまった」
「うそだ、信じたくない」
 
私のお腹に大きな膨らみが確認された。それは、押してもへこまないもので、どこに行くにも私に着いてまわった。まるでペットのように。
 
小さいころから、ずっと“やせ型”といわれていた私は、とにかく何を食べても太らない体質だったので、毎日、暴飲暴食を繰り返していた。
 
人生でいちばん食べた日。そんな項目があるとしたら、それは大学2年生のとき。夕方にお好み焼き屋でお好み焼きと焼きそばを軽く平らげ、そのあと店の向かいにある牛丼屋で牛丼大盛りを食べた。そして、すでに満腹なはずなのに家に帰ってカップラーメンを食べていた。
 
この日の食事とまではいかないが、そのような私の暴飲暴食の日々は社会人となった20代、30代も続いていた。思い起こせば、私の合言葉は「大盛り」で、口寂しくなるとすぐに何かを口に入れていたような気がする。
 
しかし、私は30代後半に差し掛かったタイミングで、急に太りだした。
 
「お前、よく食べるけど太らないよね」
「家系的にやせ型だから大丈夫」
 
人生で何度も口にした“やせ型家系”なる私の神話は、もろくも崩れ去っていた。あまりにお腹が出てきたので体重計に乗ってみると1年前の体重から7キログラムも増えていた。絶句した。うそであって欲しい、何度もそう思った。
 
それからというもの、私は人生初のダイエットにチャレンジすることになった。まずは、「特保(特定保健用食品)ダイエット」。相変わらず食べたいという欲がおさまらなかった私はCMで「糖の吸収をやわらげる」とのフレーズを真に受けて、食事のときには必ず「特保」のお茶やジュースを飲んでいた。でも痩せなかった。暴飲暴食のカロリーに脂肪の吸収をやわらげるだけの飲み物は全く太刀打ちできなかった。
 
次は「食事抜きダイエット」。そもそも暴飲暴食がダメだから、覚悟を決めて夕食を抜く方法を試してみた。直後、あまりの空腹に耐えきれず全く続かなかった。当たり前だ。そんなダイエットをやろうと思った自分が恥ずかしかった。
 
「ダイエットをしたらすぐに痩せる。だって“やせ型家系”だから」……、私の頭の中には崩れ落ちたはずの“やせ型家系”神話がまだこびりついていた。
 
そこから、いくつものダイエットに挑戦したが全く体重は減らなかった。あまりの落胆に自暴自棄になっていった。ふと気づくと私はダイエットをする前の食事量に戻っていた。
 
会う人会う人に「あれ、ちょっと太った?」と言われ、そのたび「そんなことないけどね」とごまかしてはいたものの、心の中では「もうダメだ」「人と会いたくない」と気持ちが消極的になる毎日。
 
そんなとき、ふと私はエクササイズ関連のサイトを運営する友人がいたことを思い出した。
 
私はわらをもつかむ思いで、友人のサイトにたどり着いた。そのサイトには、腹筋、背筋など体の部位を重点的に引き締めるものや食事に関するアドバイスなど数多くのダイエットに関する動画が紹介されていた。私は参考になるものはないかと思い、夢中になって動画を見続けた。
 
そのなかで、私はある1本の動画に心を奪われた。画面越しに友人が、こう話していた。
 
「ダイエットをする前に、生活全体を見直すことだ」
 
それまで、ダイエットとは拷問のようなもので、歯を食いしばって我慢し続けることだと思っていた。忍耐力が強い人が痩せ、それ以外は太り続けるものだと。
 
でも友人はちがっていた。ただ痩せる目的で食事制限や筋トレをしても意味がない。まずは生活を見直すことで、人生を見つめ、その先に自分がどうなりたいかを考える必要がある。未来に健康な体が必要だと思った段階で、ダイエットをはじめればよい、と話していた。
 
 
ハッとした。
 
 
友人の動画を見て私の生活を振り返ってみた。散らかる部屋に、ヨレヨレの服、夕食は外食続きで、寝る時間も遅く、休みの日はだらけていた。
 
「こんなだらしない生活をしていたんだ……」
 
そう思った。同時に、もともと部屋のインテリアやファッションに興味があったこと。そして、朝早く起きて健康的に毎日を過ごす生活に憧れていたことを思い出した。未来の自分を想像しはじめた瞬間だった。
 
それからというもの、私は毎朝5時半に起き、こまめに部屋の掃除をおこない、髪や服にも気を使うようになった。健康的な体をつくるという目的で筋トレをはじめ、外食は控え野菜中心の食事に切り替えた。
 
体重はみるみるうちに減っていった。
気持ちも明るく前向きになった。
 
健康的な生活を意識して3か月後。体重計に乗ると太っていた時期から8キログラムも目盛りが下がっていた。
 
 
痩せることだけに意識を集中していた時期、私はやみくもに“ダイエット”とつく情報を追いかけ、飛びつき、そして失敗した。
 
痩せて、あなたはどうなりたいのか。
 
「太ったな」と感じときは、食生活だけではなく生活全体を見直すことをおすすめする。自分が思い描く幸せな生活に「健康」というカテゴリーが入っているのであれば(もちろん入っていてほしいが)、その意識によってあなたの体は自然と痩せてくるものだと思っている。
 
友人の動画をはじめて見てから半年が経った。
リバウンドはしていない。

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2018-05-10 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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