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ライティング・ゼミを始めてから、書くことが怖くなった。


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:雪(ライティング・ゼミ日曜コース)

 
 
どうしよう。まだ始まって1か月半しか経っていないのに。
 
4月から「ライティング・ゼミ」を始めて、もう書きたいことが浮かばない。
いや、違う。
書くことが怖くなってしまった。
 
3回目に投稿した記事が、初めて天狼院のホームページに載った。嬉しかった。
自分にとって恥ずかしい、カッコ悪いと思っていたことも、書くことで誰かに読んでもらえる。反応してもらえる。共感してもらえる。
そのことが自分を肯定してくれている気がして嬉しかった。
 
さぁ、次は何を書こう、と思った時に浮かんだのが「失恋」だった。
人生でベスト3に入るくらいのカッコ悪い出来事だった。
自分のドロドロした感情と向き合わなきゃいけない。
でも今なら書けるんじゃないか、と思った。
書いてみたら、苦しかった。暗い海の中を潜っているようだった。
書き上げたときは、久しぶりに外の空気をちゃんと吸った気がした。
 
そう、私はその失恋記事を書き上げてから、自分の内面という海の中に潜るのが怖くなったのだ。
 
思えば私は小さい頃から臆病だった。
エスカレーターの下りが怖くて乗れなかった。
止まらないエスカレーターにいつ乗っていいのか分からなかった。昇りは大丈夫だったのに、下りは「落ちる」恐怖で足が出なかった。
プールもスキーも嫌いだった。
「溺れたらどうしよう」「転んだらどうしよう」という恐怖で頭がいっぱいになってしまうから。
ジェットコースターも未だに乗れない。
 
その恐怖の根源は「自分はできる」「自分は大丈夫」という自信がないから、だと気付いている。
 
自信がないから、周囲からの評価が気になる。「いいね!」の数が気になる。コメントが気になる。他の人が書いた記事が気になる。
そして自信がないから、自分の書いた記事の欠点ばかり探してしまう。
 
ああ。変わってないじゃん。
“人生を変える”ライティング・ゼミを、人生を変えたくて始めたのに。
「これで良いんだ」って、書いてるときは思えたのに。
書き終えて、投稿したら、もう周りの評価を気にしている。
「どう見られているのか」ばかり気にしてしまって身動きがとれなくなる。
書くことは、怖い。もう苦しんでまで書きたくない。そう思った。
 
「自信がない」理由は只今絶賛失業中だから、っていうのもある。
31歳で独身ニート。文字にしてみると悲壮感ハンパない。
 
よし、少しでも自信を取り戻すためにも失業保険の手続きと仕事探しだ! とハローワークに行った。
失業保険の手続きが終わり、職業相談の窓口で再就職に関する手当ての説明を受けた。学歴と職歴を確認され、最後に聞かれた。
 
「学歴にある通信大学は卒業したの?」
「あ、はい! 去年の3月に…」
「そう、頑張り屋さんなんだね」
 
その言葉を聞いて、泣きそうになった自分にびっくりした。
ずっとその言葉を誰かに言って欲しかったんだ。
そうだ、私、頑張ってきたじゃないか。
 
働きながら通信大学を卒業した時も、
悩んで仕事を辞めた時も、
暗い、深い、自分の内面に潜って記事を書いた時も、
「頑張ったね」って自分に言ってあげられていなかった。
頑張った。頑張って書いた。必死で書いた。
ただ、それだけで充分じゃないか。
 
もう一度書いてみよう、と思った。
とにかく書いてみよう。とにかく手を動かしてみよう。
恐くても潜ってみよう。内面の海に。
浅瀬でバシャバシャしてるだけじゃ、自信のない私は周りの目が気になってしまうから。
どうせなら、より深く。
潜って潜って、そして外に出て、息を思いっきり吸い込もう。
私、思いっきり息を吸って、吐いて、そうやって生きていたい。
 
書ける。大丈夫、私は書ける。
ここにいる自分が、誰より自分が頑張ってきたことを見ている。
大きく深呼吸して、PCを立ち上げて、キーボードをたたき始めた。
 
書くことは苦しい。
でも私はこれからも苦しみたい。
苦しんだその後の、生きている実感を。
残り2か月半、私は存分に味わうのだ。

 
 
***

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2018-05-16 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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