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在宅勤務を始めてわかったこと


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記事:ほさか 梨恵(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
在宅勤務っていいことばかりじゃない。
最近、働き方改革の旗の元、猫も杓子も「テレワークだ!」「在宅勤務だ!」と叫んでいる。
そんなニュースを横目に見ながら、私はそう思った。
 
私は、仕事の9割が自宅での仕事だ。
といっても、デザイナーやプログラマという訳ではない。
一般的には事務作業に分類されるような業務が私の仕事だ。
そんな私の仕事は大きく分けると2つある。
一つは首都圏の会社の在宅勤務社員としての仕事。
いくつかのテーマについて調査することが私の仕事で、書物を読んだり、ウェブで関係する情報を拾ってきたりして、報告書としてまとめる。
自分でスケジュールを立てながら、仕事が進められるので、ストレスがない。
そして首都圏基準の賃金なので、地方で働くよりずっと時給が高いのだ。
 
もう一つの仕事は、地元での個人事業主としての仕事。
全国各地で人手不足が話題になっているが、地方ではより顕著だ。
仕事はあるけれど、人手がないという理由で倒産する企業もあるくらいだ。
そんな中、私は昔からの知り合いの会社から仕事を請け負っている。
内容は、アンケートの集計や分析、資料の作成。
打合せや研修の文字起こしも行っている。
たまに現場へ赴くこともあるが、請け負っている仕事の9割は自宅でできる仕事だ。
依頼主からメールで仕事の依頼を受けて、メールで仕事の結果を返す。
他にはイベント実行委員会の事務局も行っており、こちらもほとんど自宅での仕事である。
 
それまでバリバリの会社勤めだった私が一転して、在宅中心での仕事になったのにはいくつか理由がある。
まずは、通勤時間。
それまでは片道2時間、往復で4時間を超える時間を通勤に費やしてきた。
ざっと計算すると年間で900時間、通勤に費やしていたことになる。
日数にすると40日。
計算していて、あ然とした。
通勤している最中は運転していたり、バスに乗っていたりして、時間はあるけれど、何でも出来るかと言われれば「No」である。
そんなお金にもならない、自由にもならない時間を過ごしていたのだ。
 
そして、家族の病気。
会社を辞める半年くらい前から、家族が病に伏せてしまったのだ。
その当時は、身の回りの世話から家事に加えて、長時間通勤に長時間労働。
よく私自身が倒れなかったものだと、今振り返るとそう思う。
 
そんな理由もあって、会社員を辞めたら絶対在宅でできる仕事をメインにするんだと誓ったのだ。
 
1年近く、在宅勤務してきて、色々分かってきたことがある。
正直に言うと、在宅勤務をすると体重が増える。
この1年で私は10Kg近く体重が増えてしまったのだ。
私だけではなく、同じように在宅勤務している人にも聞いたらやはり体重が増えたと話していた。
それは何故か。
自宅で仕事をしていると、とにかく動かない。
動く範囲といってもせいぜい仕事場にしている自分の部屋からトイレ、台所。
いつも持ち歩いているスマホの歩数計を見たら、1日1000歩に満たないこともあった。
会社勤めの時は最低での1日1万歩は歩いていたのがこの有様だ。
体重が増えるのも当然である。
 
そして、見た目に無頓着になりがちだ。
会社に居るとトイレやエレベーターに乗る度に、身だしなみチェックをしていたのだが、家のトイレには鏡がない。
口周りが産毛でうっすら黒くなっているのに気づかないまま、歯医者に行ったこともあった。
顔から火が出るとはこういうことかと思ったのだ。
今では昼ご飯の後に散歩したり、トイレに立った時は帰りに必ず洗面台に寄って、チェックしたりしている。
 
とはいえ、在宅勤務にも良い所もたくさんあることが分かった
会社勤めの時は、昼間に地元を歩くことがほとんどなかったので、なんとなく孤独を感じていた。
しかし、今では散歩の途中に地元の商店街を覗いたり、すれ違う人とあいさつをしたりして、少しは地元に溶け込んできたように感じている。
季節の移り変わりも感じられるようになった。
在宅勤務は自分で自分を管理することが大切になるので、物事を計画的に進める力がついたし、休む時はしっかり休むことも仕事のうちだということも分かってきた。
家族と過ごす時間も以前に比べて、大幅に増えた。
それまでは寝に帰ってくるだけで、一緒にご飯を食べる機会も週に1、2回だったのが、昼と夜は食卓を囲むようになり、家族の雰囲気も明るくなったように思える。
夕方のテレビでは、地元の様々な情報を知ることができるし、何よりスーパーが開いている時間に買い物に行けるというのも、今の仕事のスタイルになった大きく変化したところだ。
 
在宅勤務は良い事ばかりじゃないけれど、在宅勤務もできると驚くほど自由になれる。
こんな働き方がもっと普通になれば良いのになと思いながら、私はパソコンに向かった。

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2018-05-16 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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