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助産師という職業


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:佐藤繭子(スピードライティング特講)

 
 
助産師という仕事は、あまり知られていないようです。
「看護師と助産師の区別がわからない」「助産師は、出産のことだけをするんでしょう?」「私の周りに助産師がいないから、よくわからない」と、よく言われました。
 
実際、助産師は日本に約39000人います。ですが、ほとんどの助産師は病院で働いています。そのうち、昔のように地域で活動している開業助産師は約5%です。
 
助産師は「ゆりかごから墓場まで、女性の一生に寄り添う仕事」と言われています。赤ちゃんのお世話の仕方から、育児の相談、大きくなってきたら性の健康を守るための健康教育、ライフプランの相談、妊活相談、妊娠~出産までのサポート、出産後の夫との付き合い方から産後クライシスの対応、更年期~老年期の健康相談、ひいては老年期の性生活の相談まで多岐にわたります。
ちょっと体調を崩したときには近所の「かかりつけ医」に行きませんか? そんな感じで、女性の一生の中で常に寄り添い、サポートするのが助産師です。
 
助産師は名前の通り、多くを占める仕事は「出産を助ける」ことです。出産は、母親がするもので、助産師は「黒子」です。女性の産む力を引き出し、支えること。「自分で産んだ!!」と母親が思えるかどうかは、助産師の腕でもあります。出産とは、医師や助産師に「産ませてもらう」ものではないからです。自分ではコントロールできない力におののきつつ、陣痛や手術(帝王切開)、思い通りにならない育児を通して母親になる覚悟を持つ。そのお手伝いを助産師はするのです。
 
今後は、病院にいる助産師が地域に出て、女性をサポートする時代になって来ると思います。今の女性は育児不安を抱えていても、相談できる『場』がない。いわゆる女性の「駆け込み寺」のような場所がありません。合計特殊出生率も下がっているので、昔のように妊婦さんが近くにいません。同じような境遇の人と気軽におしゃべりして「悩んでいるのは私だけじゃないんだ」と思うことができません。核家族が増えているので、「おばあちゃんの智慧」を授けてくれる人も近くにいません。
 
そんな人はぜひ助産師を活用して欲しい!
 
今、病院やクリニックでも産後ケア事業が始まっていて、産後うつや育児不安、母乳育児を軌道に乗せたい人などをフォローする体勢が整いつつあります。また、各都道府県には助産師会という組織があり、地域で活動している助産師を紹介してくれます。また、電話相談や来所相談もあるのです。「できれば専門の人に教えて欲しい」と願う母親は少なくありません。ぜひこういった社会資源も活用していただきたいと思います。
 
助産師の活動は多岐にわたると書いたとおり、電話相談や来所相談の内容は決まってないんですよ!
ウィメンズ・ヘルスの専門家ですので、性教育について・セックスレス・更年期等、相談内容は女性の健康についてだったら何でもOKです。
 
私も仕事をしながら、社会貢献活動の一環として「母乳育児に関する支援」と「性の健康を保つための支援」を継続的にしています。例えば、母乳育児がうまくいっていない親子の相談に乗ったり、保護者のためにこどもにどうやって性の健康の保ち方を伝えるか、というお話をしたりしています。これも助産師の仕事の一部です。
 
助産師という仕事の知名度は、昨年放送された「コウノドリ」で少しあがった気はしていますが、助産師が主人公のドラマや映画って……ないんだよなぁ。医者や看護師はあるのに。いわゆる「花形職業」ではないからなのでしょうか?
助産師って、本当に魅力的な仕事なんですけど。
 
出産の場面に立ち会い、誰よりも母親に寄り添い、心を通わせていく。身内並みに。赤ちゃんが産まれてくる場面は、何度分娩に携わっても感動する。青黒い顔が肺に空気が入るとどんどんピンク色になっていく。お母さんと赤ちゃんのいのちが輝く瞬間でもある。二人とも命がけで出産を乗り越え、胸に我が子を抱く姿は、ありふれた表現だけど神々しくもある。無事に産まれたことに感謝し、身体だけでなく心も震える。
 
もちろん、幸せなことばかりではなく、出産はふとした瞬間に「死」が迫ってきます。今の医学を持ってしても、私たちの手の届かない力が作用する時があります。年間約20人の母親が命を落とす現状。二人の命を守るという責任の重さで怖くなるときもあります。
 
でも、命を繋ぐ出産という大切なお仕事をする母親を全力でサポートする、こんな素敵で楽しい仕事はないと思うほど、私は助産にのめり込んでいます。
 
出産後の甘―い赤ちゃんの臭いをかげるのも、助産師の特権です!
 
周りに助産師がいたら、ぜひ「My助産師」にしてあげてください。助産師はきっとあなたの相談に乗ってくれますよ!

 
 
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2018-06-01 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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