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あなたは直感を信じるか?


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:桑島あつこ(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「子どもの名前、決めたよ!」
夫は、私のお腹に子どもが宿ったと分かると、すぐに名前を決めた。まだ、性別も決まっていないのに! 男の子の名前だった。「女の子かもしれんし、勝手に男の子って決めたら可愛そうや」と言う私に「絶対、男」と自信満々。
 
「何を根拠にいうてるん?」と聞くと「直感だ」という。
直感って。
 
夫と出会って5年。今までも何かの折に「直感で決めた」というセリフを聞いた。私はそのたびに、「それって、なんの根拠があるん? 100%確信があるん? そんな大事なことを直感で決めて大丈夫なん?」としつこく理由を問うた。夫は、「理由なんてない。だって直感だから」と言うが、その理由をうまく消化できない私がいる。車を買う時や、家を決める時など、特に大事な時に、夫の直感はニョキッと顔を出す。
 
夫は占いも信じないし、無宗教。私の方が、不思議な出来事も信じるし、占いも好きだ。私は石橋をたたいて渡るタイプでもないが、まず直感で決めることがない。色々と理論立てて考えるし、「直感」をよく分かっていない。
 
よりによって名前。一生に一度しかつけられない。親からの初めてのプレゼントだ。それなのに、夫が直感で出した名前は、おそらく石を投げたら、その人に当たりそうなぐらいよくある名前だった。なぜ直感がその名前を夫の頭におろしてきたのか、謎だ。
 
とりあえず、その名前と苗字を合わせ、ネットで姓名判断にかけてみる。なんと、「凶」と出た。色んなサイトすべてで凶。不吉だ。おいおい、直感、どないなっとるねん。夫の直感を堂々と否定できるチャンスがやってきた。
 
「名前の漢字を変えてみても、凶やで。この名前つけたら運勢最悪やで」と、夫に言った。「それに、今は2分の一成人式で、名前の由来について発表するのが恒例行事らしいから、理由が父親の直感って微妙や」と詰め寄った。
 
夫はいつも私の言うことには反対せず、何でも聞いたり折れたりしてくれるのに、「字画なんて気にしないで大丈夫」と絶対に譲らない。いやいや、最初から運勢の悪い名前つけるって、可愛そう! と私も譲れず、数カ月がたった。
 
そんな時、夫が言った通り、お腹の子は男の子だということが判明した。「ほらね!」と勝ち誇った顔をした夫。
 
一体、直感って何なんだろう? ピンと来たとか、虫の知らせとかいうけれど、それって人がそれぞれ持つ感覚だから、説明しようがない。辞書をひくと「瞬間的・感覚的に感じとる」とある。
 
色々調べてみると、直感について書いてある書籍がたくさん出版されていた。直感力を高める本や、直感で生きるというような本だ。一冊、図書館で借りて読んでみた。なるほど、今まで直感と言われてもよく分からなかったけれど、直感と言うのは自分を信じることに近いだろうか。ふと頭の中をよぎったことや、心の中にストンと落ちてきたこと、なんでも感じ取ることだということは分かった。
 
将棋の羽生善治さんも、勝負の多くの局面を直感に頼っているという話を何かで読んだ。あの、羽生さんでさえ、直感を頼りにしているなんて。知識と経験に裏打ちされた直感なのだろうけれど、長く考えても答えは出ないのだそうだ。それは、将棋をしない私にも当てはまる。
 
自分の生活を振り返って「しっかり考えなさい」と言われることはあったが、直感で感じなさいと言われることはなかった。だから、私は直感を感じるのが下手なのだろうか? 一方、夫はいつからか、自分の直感を信じていろんな選択をしてきたのだそうだ。ふとひらめいたことで、そこまで堂々として、瞬時に決断できるなんて。なんかうらやましい。夫にそう言うと「考えないで、決めることも直感なんだよ。普段、知らないうちに使ってると思うよ。自分が思ったことを信じて前に進むことが大事」と言った。
 
私はあれやこれや考えすぎて、決断できないことがよくある。そう思っていたが、これは直感か! という出来事があった。天狼院のライティング・ゼミだ。
 
たまたま友人がFacebookでいいね!を押していてゼミのことを知った。普段なら「広告か」とスルーするのだが、何か気になりクリックした。内容を読んで、すぐに受講を決めたのだが、これは夫が言う直感で決めたことになるのかもしれない。
 
いつもなら、色々理由を考えすぎてやめるパターンなのに、迷わず受講のボタンを押したからだ。考えず、感じろ! ということが私の中で欠落していると思っていたが違った。受講を決め、前に進んだ。直感と言う感覚が少しだけ理解できた。
 
結局、息子が誕生し、名前は例の直感で決めた名前になった。「絶対、この名前で大丈夫」と自信満々にいう夫。直感というと胡散臭い感じがしたが、ここまで自分を信じることができるんだから、夫を信じようと思った。私も考えすぎず、自分の直感を信じたいと思う。

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2018-07-04 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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