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「秘めフォト」撮って欲しい心境ってどんな? って思ってたけど


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:きくち ともこ(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
二十歳になってすぐの頃。
百貨店の一階にあるコスメコーナーの、よりによってシャネルでメイクしてもらったことがある。
 
そんなつもりもなくぶらついていて、「メイクしてみませんか」とつかまってしまった。
その時の私ときたら、ほぼスッピン。
格好も髪型もラフだったし、メイクなんて……
と一瞬躊躇したものの、やるだけタダだ。
もちろん興味もあったしメイクしてもらうことにした。
 
そもそも顔立ちがシャネル向きじゃない。
そう思い知ったのはメイクが終わって鏡を見た時だった。
見慣れない、おかしな顔をした私がそこにいた。
瞼に塗られた色とりどりのアイシャドウも、頬のしっかりチークもまるで似合っていない。
がっかりした気持ちと、恥ずかしい気持ちとで顔から火が出そうだった。
 
一緒にいた友達は「見慣れないだけだって、変じゃないよ!」
と慰めてくれたものの、明らかに私には似合っていない。
その顔で街中をうろつくのも恥ずかしかった。
帰るとすぐに顔を洗った。
 
「私にメイクは似合わない」
その時そう思い知ってから30年以上、メイクと縁のない生活を送って来た。
 
もちろんファンデーションで素肌を隠し、口紅を塗る程度のことはする。
それは社会人的素顔であって、さらにアイラインを引いたりシャドウを塗ったりのメイクはしない。
シャネルメイクを施した、あの顔を思い出すだけで恥ずかしい。
だからメイクの道具すら持っていなかった。
 
そんな私が少し前、どうしてもメイクする必要に迫られた。
仕事で使うプロフィール写真が必要になったのだ。
いつもの社会人的素顔で撮っても構わないだろうけれど、それだとあまりに野暮ったい。
多少いつもより綺麗な写真が必要だ。
 
それで、メイクサロンにお願いすることになった。
「写真を撮るなら写真用のメイクのやり方があります」
そう言われ、おまかせでメイクしてもらった。
 
「これでいいかな。お仕事用とのことですから、自然な感じにしましたよ」
言われて鏡を見た。アイラインは結構しっかり引かれてある。
でもアイシャドウもチークもほんの少し乗せてある程度。
見慣れない顔ではあったものの、思っていたメイクの顔じゃない。
あの時と全然違う。
 
そして今度は撮影。
少し笑う、歯を見せて笑う、バストアップ、と何枚も撮ってもらった。
撮った写真を確認して、驚いた。ものすごく自然なのだ。
見慣れた顔が、綺麗になっている。そんな感じだ。
もちろんいつもの私の社会人的素顔に比べたら、数百倍くらいは綺麗だろう。
 
でも「メイク、してます!」という感じはしない。
「年齢的に足りなくなったところをちょっと足しただけですよ」と言っていた。
だから自然に見えるのだろう。
メイクと言えば、こってり顔に色を塗りたくる。
そんな私のメイク感は間違ったものだったらしい。
今更気が付いた自分が可笑しくなった。
 
送ってもらった写真を何度も眺めた。
少し横向きでこっちを向いた私がにっこり笑っている。
メイクが顔を、いつもの数段明るくしていた。
こんな風に写るなんて思っていなかった。
正直、とんでもなく嬉しかった。
 
そしてその時ようやく気が付いた。
「秘めフォト」撮ろうって思う、オンナの気持ちに。
 
「秘めフォト」は、天狼院書店の店主、三浦さんがプロカメラマンとして開催しているイベントだ。
女性限定のフォトサービスで、「自分史上最高にSEXYな1枚」を撮ることを目標にしているらしい。
そのイベントは毎回盛況だという。しかもリピート率も高いらしい。
 
その「秘めフォト」を知った時は、
「いったいどんな心境でSEXYフォトなんか撮りたいんだろう?」
と思っていた。そんな色っぽい写真なんて考えただけで恥ずかしい。
まあ私には縁のない話。撮りたい人が撮ればいい。
そう思っていた。
 
でもメイクして撮ってもらった自分の写真を眺めながら
「今この時が、この先の人生で一番若い時なんですよ。もっと楽しんでくださいね!」
とメイクさんに言われたことを思い出していた。
 
ナルホドな。
 
いつもの自分の数百倍も綺麗に写っているその写真を見て、ようやく納得した。
やっぱり女性は、自分の綺麗な姿を残したいもの。
きっとその気持ちに正直な女性は「秘めフォト」に申し込むのだと思う。
「今この時が一番若い時」と知っている女性は、その機会を逃さないに違いない。
 
いつもと違う自分が写真に写っている。その気分はどんなだろう。
リピート率が高いことにも頷けた。
 
そして自分が天狼院書店から遠いところに住んでいることに少し安心した。
どうしてって、もし天狼院書店に気軽に行ける距離に住んでいたなら
「秘めフォト」にうっかり申し込んでしまうような気がしたからだ。
 
危ない、危ない。
もし東京に行くことがあっても、絶対天狼院書店には近づかないようにしなくては。
うっかり「秘めフォト」に申し込まないように。

***

この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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2018-07-11 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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