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もしも銭湯に移住者相談ブースがあったなら


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:戸崎いずみ(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
「いやー。本当、この時間が最高に癒されるわ」
私は、健康と癒しを求めて、週3回低温サウナに通っている。
今日もサウナでじっくり汗をかいた後、ゆっくり横になりながら、つぶやいていた。
サウナに通い始めて丸3年になる。
 
この習慣を続けていると、身体が健康になるだけでなく、気持ちも変化した。まわりの人への感謝の気持ちを持てるようになった。穏やかな心を手に入れた。通い始めた当初は、健康のために始めた習慣だったので、思わぬ副産物だった。
 
私は怠け者で、面倒くさがりの人間だ。なので、時間を決めて思いっきり身体をいたわることに優先順位が上がらない。家ではどうしてもシャワーになりがちで、つい、スマホをいじったりただぼーっとテレビを見たりすることが多い。
もちろん、だらだらするのが最高の贅沢だとも思っているのだけど。
ただ、純粋に身体をいたわるためには、私は場所を移して、時間を決める方が自分に合っていると思う。
 
それで週に3回時間を決め、サウナに通っている。
サウナが終わった直後、癒し効果で頭がぼーっとなるのだが、しばらくすると頭が冴えてくる。「シャキーン!!」と効果音をつけても良い感じだ。この状態の時に、読書をしたり、仕事をしたりすると格段に能率が上がる気がする。
スーパーマリオブラザーズのマリオがスターを取った時の無敵状態、スラムダンクの桜木花道がバスケの試合中に、片思いの春子ちゃんからの声援を受けて「うぉー!!」ってなっている時に近い状態になる。
そして、それプラスアルファで心の余裕が産まれてくる。この状態の時に私はイライラしない。イライラというか、「怒り」という感情が全く出る気がしない。たぶん、いきなり知らない人からぶつかられても、お店の店員さんがもたもた注文を取られたとしても怒らないと思う。
 
この状態になるのは私だけなのだろうか? もし、そうでは無いのだとしたら、サウナや湯上がり後の王道、お酒を飲んでほろ酔いで帰宅して眠ってしまうのはもったいないのではないか?
何か他の価値がある時間として使ってもらうことはできないのだろうか? と私は考えた。
そして、ふと、今やりたいなと考えている事業と結びつけられるのではないかと考えた。その事業とは、外国人を含めた福岡へ移住を考える方への移住コーディネーターのサービスで、集客の方法が一番のネックになると考えて策を今悶々と考えているところだ。この事業の集客のところと結びつけられるのではないかと思った。
 
サウナのように身体を温め癒される場、人が集まる場を考えたら、銭湯が頭に思い浮かんだ。銭湯を場にするのはどうだろうか!? 
 
銭湯は今、新しい時代に変化する場として注目されている。お笑いコンビ、キングコングの西野さんが起案したレターポッドのサービスをご存知だろうか? これはWEB上のサービスで、「想いをお金で送ることが出来る」画期的な仕組みだ。1文字5円で、レターポッド上で文字を買い、送りたい相手にメッセージを送るという新しいサービスだ。大阪市平野区にある入船温泉がこのレターポッドを使って口コミを投稿したお客様は入浴料400円が無料という斬新なサービスを行ったことが話題となった。この入船温泉は、銭湯の浴室に1文字5円で広告欄を作る「銭湯×広告」でもニュースに取り上げられ、話題となった。
また、銭湯好き女子塩谷歩波さんが書き起こした銭湯イラスト「銭湯図解」も話題で、新R25やTV番組「おしゃべりオジサンとヤバイ女」にも特集されていた。
そして、今話題のインバウンド。外国の方も日本の旅行への関心は物から体験に移ってきている。その影響もあり日本の銭湯の知名度は年々上がってきており、日本に滞在中に行きたいスポットに銭湯が挙げられるようになり、銭湯ツアーなるものまである。
 
ただ、銭湯はビジネスで見ると圧倒的に収益性が低いのがデメリットだと私は考えている。利用者は一名400円前後がほとんどだ。法律で定められているのだからしょうがないのだけれど。
でも、この場を使って、銭湯とかけ算の考えで高単価のビジネスをしたらどうだろう。利用者はお湯に癒されて、心に余裕がある状態。この状態の利用者を新しいサービスの顧客として接点を持つことができたら。とてもビジネスしやすいのではないだろうか?
 
もしも銭湯に移住者相談ブースがあったなら。日本に滞在して、銭湯を訪れて日本好きになった外国の旅行者が日本で暮らせるじゃん! と思いつくきっかけになれるんじゃないだかと思う。私はこのアイディアを実行ベースで本気で温めたいと思う。高い広告宣伝費を払って見込み客を捜すより、有効な方法だと私は考えている。
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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2018-07-18 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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