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今、とても残念な報告がありました。《天狼院通信》

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今、とても残念な報告がありました。

これまで必死で売場最前線で売場を構築して、お客様に共感していただいている書店さんにおいて、「大人の事情」によって、実際はトップなのに、ランキングの後退を余儀なくされると。

たとえば、著者の先生が研修で使うために、まとまった冊数が必要となったとき、実際に最近そのようなことがあったのですが、僕はそれがランキングに反映されないように、書店さんに配慮してもらうようにしています。どういう戦略を取るか、ここでは明かせませんが、単に買い上げによる売上以上の、そのあとの実売のメリットが書店さんに行くような交渉を致します。そして、買い上げた翌週以降に、実力でのランキング入りを狙います。

もちろん、単に買い上げて「ランキング操作」をするよりも、そういった交渉をする方が、はるかに手間もかかります。けれども、最終的に著者も版元も書店さん側にも、そして、お客様にもメリットがあるのは、決して安易なランキング操作ではないと僕は考えます。それ以上に、本当にその商品がいい商品ならば、その商品を根付かせるように戦略を練ればいい。

ランキング操作は常態化していて、僕がここにこうして書くことは、あるいはこの業界に住む多くの人にとって、耳が痛い話かも知れませんし、頭に来る話かも知れません。

けれども、「囚人のジレンマ」よろしく、あっちでランキング操作をしてメリットを得ているのならば、こちらがやらずには損だ、リアル店舗のランキングだけでなく、Amazonのランキングまで操作しようというやり方は、到底、看過すべき事態ではない。

青臭い話をするなと、多くの人はいうかもしれません。

が、おそらく、この種のランキング操作は、誰にとってもメリットはないと考えます。書店は、一時的にはその売り上げによって、利益を享受したように見えますが、これは麻薬のようなもので、以降、前年比を確保するために、自ら買い上げをもとめるようになる。

これははっきりと 言えることですが、CORE1000をはじめとする、僕が展開するサービスに、一切のまやかしも操作もありません。それなので、著者や編集者の方にも、「CORE1000実施店では買わないようにしてください」とあえてお願いする場合もあります。なぜなら、マーケットからのフィードバックが狂うと、以降の戦略が狂うからであり、お客様にとって何らメリットがないからです。
ただ、正々堂々と、お客様に対してこの商品は本当にいいのだと誠実にアピールしております。
それは、単に僕だけの話ではなく、版元の方、その売場の書店人の方と、何度も打ち合わせをして、何度も売場の構築を変えながら、どうやったらお客様に訴えられるのかを、本当に真っ向から考えてやっています。

本当にいい商品があって、そして必死に考えて売場を進化させながら、ようやくランキングを獲得したというのに、そういった操作によって、その努力が虚しいものになってしまったとしたら、それは、相手版元だけではなく、現場で奮闘する書店人の心も踏みにじるものなのではないでしょうか。

青臭いと笑うなら、笑えばいいと僕は思う。
ただし、僕はそう笑った人は、おそらくこれからの時代、真っ先に痛い目にあうだろうと思います。

市場の縮小が言われる中で、そういった卑怯な方法が横行するのであれば、この業界は必ずお客様から見放されるだろうと思います。

とくにビジネス書の売上が急落しているのは、そういった「ウソ」に、お客様が確定的にせよ、潜在的にせよ、気づいていて、嫌気がさしているからかも知れません。

すべてを清浄化するというのは、確かに無理があると思います。

けれども、ある一定の「紳士協定」が存在してもいいのではないかと思います。

本来は、いい本を作って、それを全力で書店で売るというのが、あるべき姿のはずです。

それが、多くの部分で崩れているのが現状です。

まずは、売れる本を作るために、売れている本を模倣し、重版を狙える著者だけに執筆依頼を殺到させ、それが売れているように見せかけるために、ランキングを操作する。

一部での話ではありますが、この流れが、常態化しているように見えてなりません。

そこで、僕から提案です。

・パクらない
・ランキング操作しない
・出し過ぎない

これって、本当に当たり前のことなのではないでしょうか。

もし、これが大人の事情で仕方のないことなのだ、というのであれば、おそらく、その大人の事情というものが、そもそも間違っている。

もちろん、ほとんどのところは、正々堂々と戦っています。その一方で、一部そうではないところが確かに存在する。

 

皆さん、フェアに闘いませんか。

本当にこの業界を よくしたいのなら、フェアに行きましょう。

お客様を騙すことが常態化している業界に、明るい未来などあるはずがありません。

どうぞ、よろしくお願いします。


2012-09-22 | Posted in ニュース, 天狼院通信, 記事

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