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「自由に働けるクリエイティブな仕事」をしたい人は、おそらく、ここに来るべきではない。《東京天狼院アルバイト・スタッフ第2次募集開始》

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スタッフの川代です。

あの恐怖を、もう二度と味わいたくはない。

その強い思いがあるから、私はずっと、天狼院書店で働いているのかもしれません。
今でも、あのときの恐怖を、焦燥感を、孤独感を、ありありと鮮明に思い出すことができます。手のひらがぶるぶると震えて、いくら抑えてもきかないくらいでした。怖くて一人、涙を流す日も、一日ではなかったと思います。たった一つの書店との出会いで、ここまで自分の感情がかき乱されるなんて、想像もしていませんでした。こんな思いを、もう二度とするもんかと、私は心に誓いました。

私が「天狼院書店」という小さな書店に出会ったのは、大学三年生、ちょうど就活真っ只中の冬のことでした。
その頃、就活が解禁したばかりで、自分の進路に迷っていた私は、とにかく人脈を広げようと、色々なイベントや異業種交流会などに参加していました。大人がたくさん集まりそうな場所にはフットワーク軽く顔を出していました。そうしていないと、不安だったのです。「将来のためになっている」と自信を持って言える何かしらの行動をしなければならないと、どこか強迫観念じみたものに振り回されていたと思います。

そんなとき、ふと出会ったのが、とある小さな書店でした。
出版社への就職を視野に入れていた私は、様々な出版系イベントを調べてネットサーフィンしていたとき、パッと違和感のある名前が目に飛び込んできたのです。

「天狼院書店」

なんだ、この中二病くさい名前の本屋は。
それが最初の印象でした。いかにも胡散臭く感じはしましたが、何か運命的なものを感じた私は、そのお店で開催しているイベントに、一度足を運んでみることにしたのです。

それが、はじまりの一日でした。
イベントに参加し、店主の三浦と話しているうちに、あれよあれよと言う間に私は天狼院書店のインターンスタッフとして働くことになりました。「もし出版業界に興味があるなら、ここで働いてみるといい」と三浦は言いました。こんなに小さな書店に本当に出版関係の人が来るのかどうか、私はなかば半信半疑でしたが、とくに断る理由もなかったので、私はそのままそこで働くことにしました。

驚くべきことに、天狼院書店には、私がどれだけ頼み込んだとしても絶対会えないような、出版界に影響を与えた人たちや、本を書いている著者の方、編集者さんなど、本当に「すごい」人たちがたくさん訪れました。私は驚きました。本当にこんなことがあるのか、と。だって、たった12坪の、池袋駅から歩いて15分もかかる町外れの小さな書店に、わざわざすごい人たちが訪れる理由がわからないと思いました。メリットがわからない。何が起きてるんだろう、この場所で、と思いました。

働いているうちに、徐々に、天狼院書店という本屋は、ただの本屋じゃないらしいということがわかってきました。もちろん、イベントをやったり部活をやったりしているという点でも、他の書店とは大きく異なっていますが、なんだかそれだけで説明できるようなものではないように思えたのです。

ここには、何かがある。

私は、そう確信しました。
天狼院の持つ不思議な吸引力に惹きつけられてしまい、興味本位で始めたアルバイトのはずが、生活の中心に移り変わっていきました。

アルバイトスタッフにもかかわらず、私は様々な挑戦をさせてもらいました。
イベントの運営や企画など、責任の重い仕事もやらせてもらえていたと思います。リアルなビジネスの場で、自分の企画を実現するなどということをやったことなどもちろんなかったので、何もかも手探りでのスタートでしたが、それでも私は、お金を稼ぐことの難しさ、そして、何かを企画したり生み出したりすることの面白さを実感するようになりました。

だから、大学卒業と同時に天狼院のアルバイトを辞める時には、寂しい気持ち半分、ほっとする気持ち半分でした。

ああ、やっと、何かに追われる生活から解放される。

そのときたしかに、私はそう思いました。
天狼院にいると、自分の本来の力量を超えた仕事が、回されることもあります。だから、卒業と同時にスタッフでなくなるのは、寂しいのはもちろんありましたが、それと同等か、またはそれ以上に、「解放される」という気持ちの方が大きかったように思います。

そんな風に、天狼院から離れ、私は一般企業に就職しました。大きな会社でした。たくさんの人が働き、社内だけでもたくさんの人と出会う。天狼院とは全然違うなと、ふと思いました。こんな生活もありかもしれないと、ふと思いました。

そんなときです。私が離れたはずの天狼院が、急激に変化し始めたのは。

天狼院書店は、まるで戦車のように目まぐるしく、変化し始めるようになりました。私が知らない人も増え、店内のリニューアルも行い、新しいイベントが増え、福岡に2店舗目ができるようになった。すごい、と純粋に思いました。どうしてそこまで急激に変わり続けられるんだろうと私は首をかしげました。

そして、じわりじわりと、自分の胸の中に、いくつかの暗い感情が、滲んでくるようになりました。

「このままで、本当にいいのかな?」

恐怖心。焦燥感。孤独感。
自分はずっとここに留まっているのに、あちら側ばかり、次々に変わっていく、恐怖。

そんなのを毎日見るたび、私は恐ろしい気持ちになりました。手のひらが細かく震えました。私は変わらないのに、天狼院は、ずっとずっと変化し続けている。みんなで信じられないようなハードルを突破している。

すごい、と純粋に思いました。
そして、こうも。

おいていかれたくない。

自分をおいて、どこかになんかいかないで、私は思いました。

自分がいなくても順調に成長している天狼院書店という店そのものに腹が立ちましたし、みんな失敗しろと思いました。自分がいなくてうまくいかない未来を夢想しました。
天狼院は、自分がいないとダメだと、そう思ってほしかったのかもしれません。

ものすごい恐怖心でした。自分がいなくても、天狼院は前にすすむ。自分は何の影響を与えることもできない。たとえ人類全員が死んでも地球は回り続けるように、天狼院も、たかが私一人くらいいなくなったところで、困りはしないのです。誰も焦ったり、怖がったりしないのです。崩壊したり、歪んでしまったりすることはない。

そのことが、なんだか考えれば考えるほど、恐怖に思えてきてしまって、私は結局、その状況から、逃げ出すことができませんでした。

結果、私は、天狼院に戻りました。
我慢できなかったのです。自分ではない、他の誰かに、この天狼院書店という不思議な店を変えさせられてしまうことを。

もしも天狼院が変化するのであれば、その影響を与えるのは、自分でありたい、と私は思いました。

だから、これから天狼院に入ろうかと迷っている人たちに、一つ、伝えておきたいことがあります。
この場所は、恐ろしい場所です。
一度入ってしまったら、もう抜け出せない。天狼院と比べると、自分は全く進んでいないような、そんな気がするのです。
一見、自由でクリエイティブで、楽しそうな仕事ばかりしているように見えるかもしれませんが、裏では、苦しみ、泣きわめき、自分の嫌な感情とうまく折り合いをつけながら毎日働いている。

今回、スタッフを募集はしているけれど、一芸に秀でているとか、頭がめちゃくちゃいいとか、クリエイター気質であるとか、そんなことを求めているわけではありません。

怖かったり、焦ったり。
もがき苦しみ続けながらも、その感情と、向き合い続けられる人。

そんな人が、天狼院には合うのかなと、ぼんやり、そう思います。

あるいは、この天狼院書店という店にくることが、あなたの人生を大きく変えてしまうことになるかもしれません。

私は、その恐怖心に向き合う覚悟がある人の合流を、心からお待ちしております。

 

***

 

東京天狼院では、新しいスタッフを募集しております。
アルバイト・スタッフと同時に、社員候補のスタッフも募集いたします。

いずれの場合も、まずはアルバイトとして採用します。
3ヶ月間の試用期間を経て、希望者の中から、相応しいと店主が判断するスタッフを契約社員に昇格させます。
契約社員としての契約期間6ヶ月間で、もし適性があると判断した場合は正社員への登用を決定いたします。

*今回は東京天狼院のみの募集となりますので、ご注意ください。

 

応募は、エントリー方式です。

まずは、天狼院の公式ホームページの「問い合わせ」

より、「東京天狼院アルバイト・スタッフへの応募」と記し、簡単な履歴を含めたメッセージを送付ください。担当より、メールを送付いたします。送付には数日かかる場合がございます。なお、今回は東京天狼院のみの募集となりますので、ご注意ください。

そのメールの返信に、

1.履歴書(*写真付き)のPDFファイル

2.「東京天狼院アルバイト・スタッフ」に応募した理由(2,000字程度)を記したWordファイル

を添付してください。

それを「1次選考」とさせていただきます。
その中で、面接に進んだ方にのみ、担当者から連絡を差し上げます。

なお、募集は複数回開催させていただく予定ではございますが、募集人員に達した場合、予告なく募集を打ち切らせていただきますので、お早めのエントリーをお願いいたします。

皆様のご応募、お待ちしております。

 

■応募締め切り:6月30日木曜日

 

 

【条件】アルバイト・スタッフ
業務内容:店舗運営業務/イベント運営業務/編集補助など
応募資格:業務に支障がないレベルでパソコン・インターネットを扱える方/学生の方だけでなく、主婦の方も大歓迎/土日に入れる方大歓迎
給与:当社規定による

出勤日数:週3日以上*完全シフト制
勤務時間:9:30〜22:15の間の3時間以上*シフト制
交通費:当社規定による
勤務地:天狼院書店「東京天狼院」

 

【条件】契約社員
業務内容:店舗運営業務/イベント運営業務/スタッフ教育/編集補助など天狼院の全ての業務
応募資格:大卒以上*応相談/業務に支障がないレベルでパソコン・インターネットを扱える方
給与:月給制*当社規定による/インセンティブ給与有/社会保険等完備
出勤日数:週休2日制
勤務時間:9:30〜18:30(実動8時間)/13:15〜22:15(実動8時間)シフト制*変更になる場合有
交通費:当社規定による
勤務地:天狼院書店「東京天狼院/福岡天狼院/京都天狼院」のいずれか
契約期間:6ヶ月(延長・社員登用の可能性有)

 

【条件】正社員
業務内容:店舗運営業務/イベント運営業務/スタッフ教育/編集補助など天狼院の全ての業務
応募資格:大卒以上*応相談/業務に支障がないレベルでパソコン・インターネットを扱える方
給与:月給制賞与有*当社規定による/インセンティブ給与有/社会保険等完備
出勤日数:週休2日制
勤務時間:9:30〜18:30(実動8時間)/13:15〜22:15(実動8時間)シフト制*変更になる場合有
交通費:当社規定による
勤務地:全国の天狼院書店(*転勤有)

 

 

【天狼院書店へのお問い合わせ】

天狼院書店「東京天狼院」
〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
東京天狼院への行き方詳細はこちら

天狼院書店「福岡天狼院」
〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階

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〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5

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2017-06-22 | Posted in お知らせ, 東京天狼院

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