天狼院BOX

【早稲田生オススメ本】なぜ堺雅人の演技はこんなにも心に刺さるのか?/早立対抗戦(先鋒:12月15日〜1月14日)


こんにちは、天狼院書店スタッフの海鈴です。

助けてください。

今、非常にまずい状況に、私はいます。

ご存知の方もいるかもしれませんが、私はれっきとした「ワセジョ」=早稲田の女子学生です。
天狼院のスタッフにも同じワセジョはたくさんおりまして、安定の巨大勢力として、これまで私たちは地位を築いてきました。

けれど、油断しているうちに、いつの間にか形勢逆転を狙われていたようなのです。

彼女たちは入ってすぐにもかかわらず、飛躍的に活躍しだし、あっという間に

「あの学校、ちょっと、すごいな!!」

と三浦を言わしめるまでになっています。
早稲田、ちょっと勢いに押されてない? と囁かれることも。

 

みなさん、お願いです。
我々がもう一度、「覇者・早稲田」となる手助けをいただけないでしょうか?

 

我々を脅かしている存在、それは、立教大学。

圧倒的有利だった早稲田スタッフの数も、いまや立教スタッフ勢の数に負けています。
どちらかというと今、天狼院でよく話題に上がるのはいつも「立教」なのです。

ゼミの運営をしながら、あの子はどこの子かと聞かれると「立教」。
舞台の主演をつとめた子はどこの子かと聞かれると「立教」。

あれ? なんでこんなに立教って言葉が飛び交ってるんだ?
ていうか、ついこの前までその地位にいたのは私たち早稲田じゃなかったっけ?

「なんで天狼院スタッフは早稲田が多いんだろうね〜?(鼻高々)」

とか言ってた自分、恥ずかしいわ。

でも、ただじゃ転ばないのが私たち「ワセジョ」。
雑草魂は、どこの大学にも負けておりません!

天狼院最強の大学を決めるためにスタートした「あの企画」!

「立教」VS「早稲田」どちらが天狼院最強の大学なのか!?
天狼院書店 早立対抗戦! 〜Season1〜

1ヶ月ごとのオススメ本をより多く売り上げた学校が勝者となるのです!

いやー、ここは負けてらんないでしょー! ちょっとまじでぜったい勝つかんね!!
「やっぱり早稲田は強いな」ともう一度言わしめてやる!!
大人げもなく本気になるあたり、ほんとワセジョって泥臭いよね! ハハッ!

もう一度、最強の名を手にするために。
皆さま、われわれワセジョに、どうか力をお貸しください。

どうしても、この勝負だけは負けてはいられないのです。

早稲田は文化人の輩出数で言えば、日本随一の大学なのですから!

 

ワセジョをこれまで数年やってきて、校風として感じるのは、自分のやりたいことを突き詰める、クリエイティブな人が多いなあということ。
自分のやりたいことをとことんやりのけて、時には勉強そっちのけになってしまう人も、もしかしたら多いのかもしれません(私の周りにも、けっこう留年組がおります笑)。
村上春樹も、タモさんも、ほかにもたくさん、早稲田大学「中退」の経歴を持つ先輩方がおります。「退学、一流」なんて言葉が我が校で囁かれているくらい、中退した人はのちのち大成する先輩が多いようです。

でも、それだけ夢中になれることがあるのって、素晴らしいことだと思いませんか?

先鋒のわたくし、スタッフ海鈴が紹介するのも、そんな自分のやりたいことを突き詰めるあまり、早稲田大学を退学。
しかし今では顔を知らないものはいないくらいの、あの有名な俳優さんの書いた本でございます!

ワセジョの私がオススメする本は、

『文・堺雅人』(文藝春秋)

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です!

いや〜、堺さんの演技、ほんっっっっっとうに好きなんです。
大河ドラマ『新撰組!』の山南さんを演じているところを見てから、ずっとその演技が目に焼き付いていて。
穏やかなイメージがありますが、「狂気」の演技をさせたら、右に出るものはいないんじゃないかと思います。

あまりに好きすぎて、1年半くらい前にこんな記事も書いています。

堺雅人好きの、堺雅人好きによる、堺雅人好きのための、『俳優・堺雅人の心揺さぶる映画シーンベスト3』《スタッフ海鈴の独り言》

世間的にいえば、『半沢直樹』のイメージしかないという方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、もったいない!
彼の本当の魅力が分かるのは、ちょっとイカれた演技をしてるときじゃないかと思うのです。

あんな優しそうなオーラをまとっているのに、役に入った途端、溢れ出てくる凄み、といいますか、深み、といいますか。切れ味の良いナイフみたいな目線とか、無言で相手に語りかける演技とかさせたら、もう、見ていると息が止まってしまいそうに、ぴーんと緊張感が張り詰める。話さなくても、無言ですべて語りかけてくる。

明らかに、ふだんと人が違います。

いったい、この人は何を考えているんだろう?

ずっと、そう疑問に思っていました。
この人の頭のなかを切り取って見てみたい。それくらい、内側にたたえている考えの底が見えない人だと思いました。
だから、どうしようもなく惹かれてしまっていた。

その答えが、すべてこの本を読めば理解することができたのです。

「ああ、だから彼の演技はこんなにも心に刺さるのか」と。

そのときどきの役作りで目にしたもの、食べたもの、考えたこと・・・
短めのコラムのような構成で、たんたんとリズムよく、彼の価値観に触れていくことができます。

タイトルにある通り、この本はおそらくゴーストライターなどは使わずに、堺さん本人が筆を進めた文章なのだと思います。
作家さんじゃないからとあなどっていると、びっくりします。
文章が軽快で、あたたかみがあって、読みやすい(やっぱり、この人、頭いいんだなあ)。

そして最大のポイント!
様々なキャラクターになる都度、何を考えて役作りをしているのか、すべて彼の思考を垣間見ることができます。
ときには、「こんなことまでするのか!? それって無駄じゃない?」と思うようなことも、ぜんぶ役作りのためにしてしまうのも、堺さんの魅力なのだと思います。

彼の演技の素晴らしさは、間違いなく「物事をとことん突き詰める」性質から来ているものでしょう。

『篤姫』でおなじみ徳川家定を演じたときには、「『品』とは何か?」という定義をとことん考え、深め、自分なりに分析しながら答えを見つけ出していきます。

崖を滑り下りるシーンを演じるときには、なぜか、鹿が崖を下りる映像を何百回も見て、足はどういう動きをしているか、身体はどのようなかばい方をしているのか、突き詰めて研究したという逸話もあるとのこと。

すごい、すごいぞ、堺雅人。

これって、役者さんに限らず、すべての仕事や、表現活動にも当てはまるもののような気がします。
堺さんのような、目の前の対象をとことん突き詰めていく思考ができるようになったら、世界の色彩がもっと鮮やかになるんだろうな。

読む前から大好きでしたが、文章を読んで、より彼の思考に一歩近づけたような感じがします。

 

そして堺さん、2016年の大河ドラマ『真田丸』の主演もつとめることとなっております!
ちょっとこれは期待大ですよ。まーじーで。
毎週、堺さんの演技が見られることに加え、脚本が、三谷幸喜ですからね。

なんという最強タッグ!!!!!

堺さんの演じる真田幸村をもっと楽しむためにも、『文・堺雅人』で彼の世界観に触れてみてくださいね。

そして、ぜひ我らワセジョにもう一度、「覇者 早稲田」の栄光を!!

天狼院書店にて、お求めいただけます。
ぜひとも、お店でお待ちしております!

わせだー!(わせだー!)
わせだー!(わせだー!)

覇者 覇者 わっせっだーーーーー!!!

by『紺碧の空』

どうぞよろしくお願いいたします!

* * *

12月15日より、天狼院BOXの棚で「早立書籍販売合戦」を開始いたします!(「立早」ではありません、あくまでも「早立」です(笑)。)

早稲田の学生スタッフと立教の学生スタッフが毎月一人ずつ出場し、一か月につき一タイトル書籍を決め、その売り上げ冊数の多い方が勝ち!
これを3戦、つまり3か月にわたって行い、勝敗を決します。

今月15日より第一戦を開始し、来月14日に終了。来月15日、結果発表とともに第二戦を開始……という流れで行います!!

そして、注目の先鋒スタッフをご紹介!!
早稲田の先鋒は【山本海鈴】!!
立教の先鋒は、この勝負の着火剤となった【泉昭紀】です!!
書籍は15日より店頭に並びます! ぜひとも応援を、そして店頭でお買い求めくださいね!

 

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