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天狼院通信

行列のできる書店《天狼院通信》

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おはようございます。東京天狼院オープン予定日まで94日(L−94)でございます。
昨日のB&Bさんでもちょっとお話しましたが、東京天狼院オープンの際に、僕には小さな、いや、ちょっと大きな夢があります。
それは、開店前、東京天狼院の店の前に行列ができて、行列に並んでいるお客様にあんぱんとコーヒーを配ることです。そう、ユニクロさんみたいに。僕自身が、駅弁を売る「あれ」を首から下げて、行列に並んでくれているお客様一人一人に並んでくださってありがとうございます、どういう本が好きなんですか、と声をかけて歩く。
それを聞いて、「おまえ、アホか!」と多くの方が思うに違いありません。
それもそうです。吉祥寺の小ざさの幻の羊羹なら、そこでしか買えないものだから、全国からお客様が来て並ぶということはあるでしょう。けれども、本はどこで買っても本来同じです。東京の書店で買っても北海道で買っても沖縄で買っても、あるいは、Amazonさんなどネット書店で買っても、まったく同じ物が手に入る。
しかし、僕にはその夢の根拠となった経験がありました。
とある本を死に物狂いで仕掛けていた時に、「この本はどうしても三浦のところで買いたい」と、わざわざ大宮から高田馬場に買いに来てくれた方がいたのです。
言うまでもなく、大宮から高田馬場の間には大変多くの書店さんがあり、そこでもその本は買えました。けれども、その方はわざわざ仕掛けている僕の売場で買いたいと思った。
僕は、そこに行列を作るためのヒントが隠されているように思えるのです。
なぞと自らハードルを上げつつ笑、今日も全開バリバリのフルスロットルで参りましょう。

2013-05-28 | Posted in 天狼院通信, 記事

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