マーケティング・ゼミ

ブランディングって一体なんなのか? と思っているのならこの本がヒントをくれるかもしれない《マーケティング・ゼミ》


*この記事は、「天狼院マーケティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:はやみん(マーケティングゼミ)

ブランディング
最近よく聞く言葉だけど……正直どうやったらいいのか? わからない。これって? 私だけなのか? と思っていたらどうもそうでもないようだ。
ブランディングセミナーなるものもたくさん存在していて、関連書籍も出ているのだから、分からないと思っている人は私の他にもたくさんいて、やりたいと思っている人もたくさんいるということだ。

ブランディングって言葉を聞いたり、使ったりしているけど、ただみんなが使っているからなんとなく使っているような気がする。そして、よくわからないけどブランディングした方がいいように思っている。

結局なにをどうしたらいいのか? 具体的に分からないので、とりあえず分からないことがあればGoogle先生に聞いてみようと思って、ググってみるけど……Wikipediaには
ブランディングとはブランドに対する共感や信頼など顧客にとっての価値を高めていく企業と組織のマーケティング戦略の1つ。ブランドとして認知されていない物をブランドに育てる…….とあるけれど、私が知りたいのは顧客の共感や信頼を得る具体的な方法を知りたいんだけど……と心の中でツッコミを入れてみるがそれに対してGoogle先生は答えてくれることもなく、何となくブランディングと言う言葉を使い、なんとなくやった方がいいよねと思っていた。

そんなときに天狼院のマーケティングゼミの課題図書でブランディングならこの本ということで「レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか」がおすすめだということだったので読んでみることにした。

実は私はレッドブルを飲んだ事がない。元々母親が食に対して厳しい人だったので市販のお菓子はおろかジュースといえば100%オレンジジュースかりんごジュースを決まっていた。そのためレッドブルだけでなくコーラもほとんど飲む事なく大人になった。そんな私でもレッドブルの名前は知っていたし、有名な「red bull 翼をさずける」というキャッチフレーズは知っている。というよりそのくらいし知識がなく、私のイメージはまじめな優等生の飲み物というよりはちょっと悪いけど、クラブに行くようなおしゃれは人が飲んでいるイメージで、私にとっては縁遠い飲み物だった。

ほぼレッドブルに関する知識がないような状態でこの本を読みながら、てっきりレッドブルはアメリカの会社と思っていたらオーストリアの会社だったり、実は創業者のディートリッヒ マテシッツが日本のリポビタンDをヒントにレッドブルの販売を始めたなど……ことごとく今までの私のレッドブルのイメージを崩されていった。レッドブルがどのようにしてヨーロッパやアメリカ、アジアの国々に進出していったか? その経緯とそのときにどのような手段を使いすすめられていったのか? 読み進めていくに連れて、私には縁遠いと思っていたものがなんとなく親近観が生まれていった。試しに飲んでみてもいいかも……と思いながら読んでいると、ふと……これって……天狼院書店ではないか? と思ったのである。

福岡天狼院は2015年9月26日にオープン、私が福岡天狼院に初めていったのが、2016年10月のライティングゼミが初めてだった。

実はオープンしたくらいの時期から福岡天狼院の事は知っていた、でもなんとなく怪しいイメージと小説などの本を読まない私にはほど遠い存在だった、けどなんどもFacebookで部活やゼミのお知らせをみるうちに行ってみたいな〜でもなんとなく近寄りがたい、いやなんかちょっと私には違うのではないか? 周りに行った人もいなかったこともあり、Facebookを見るたびに行ってみたいけど……1人で行くのは……みたいな葛藤を繰り返していた。

そんな時にライティングゼミの事を知り、ブログやFacebookに投稿するときにもっと読まれる文章、面白い文章、売れる文章を書いてみたいと思い、その気持ちが勝って、2016年10月初め福岡天狼院を行った。そこから今ではマーケティングゼミと動画ゼミと編集ゼミに写真部という状態で、今月は週1状態だった。小説を読まない私には縁遠い本屋さんと思っていたのだがそうではなかった、いつのまにか天狼院書店の提供するREADING LIFEというライフスタイル、「本」だけでなく、その先にある「体験」を自分自身が体験することにより、天狼院書店のマーケティングにまんまと(笑)はまってしまっていたのである。

私にとって天狼院書店は書店であって、書店でない。書店に本を買いに行くのではなくライティングやマーケティングの勉強に行っていて、たまたま会場が書店だっただけに過ぎず。お店のカテゴリーでいうと書店ではなく天狼院なのである。

それはレッドブルも同じだった。
レッドブルも飲んだことがなく、レッドブルが提供するエキサイティングな体験をしたこともなく、レッドブルがスポンサーをしているF1などのモータースポーツやサッカーなどもほとんど見ず、レッドブルとはほど遠い私だったが、レッドブルの誕生から今までの歴史やマーケティング戦略を読むにつれて何となく体験したことがある気がした。そして、多くの消費者がレッドブルのことを知り、他のどのエナジードリンクの会社よりもなんだか自分にとって特別な存在、信頼に値する、レッドブルが提供する物であればきっと自分にとって最高にエキサイティングなものだという信頼が生まれるのが分かる気がする気がした。それは、きっと私は天狼院書店でお客として同じような体験しているからだった。ライティングゼミに通っていた私がマーケティングゼミや動画ゼミを受講したのは天狼院書店が提供するものだから、私にとって有益で必ず自分にとってプラスになり、すぐに実践できるノウハウを提供してくれる、少なくとも受講してがっかりするようなことはないだろうという信頼があった。

ブランディングとはブランドに対する共感や信頼など顧客にとっての価値を高めていく企業と組織のマーケティング戦略の1つであるならば、レッドブルや天狼院書店のマーケティング戦略はブランディングに成功しているといえる。少なくとも30代独身女性にはかなり効くということだけは私は身を持って体験した(笑)

創業者のディートリッヒ マテシッツはレッドブルを創業時に「レッドブルの市場は存在しない。これから我々が創造するのだ」という言葉を残している。これは顧客の創造という商売の原理原則に忠実だ。何事にも原理原則があるけれど、どうしてもこれが原理原則だと言われると、つい時代が違うから今の時代には合わないだとか色々理由をつけて、まるで思春期に母親や父親の言う事をバカにして聞かずに好き勝ってやって反抗していた時のように、自分流でやってしまいがちだ。けれどレッドブルはイメージと違いビジネスの原理原則に忠実で両親や年長者の教えをしっかりと守る優等生のような企業だった。そして私にこの本を通して、ビジネスの原理原則は国や、文化や時代やジャンルを超えて使えるという大事な事を教えてくれた。ブランディングという言葉に惑わされることなく、ビジネスの原理原則であるレッドブルのマーケティング戦略を忠実に学び体得しようと思う。そうすればビジネスの神様が私に翼を授けてくれるはずである。

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