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チーム天狼院

言いたいことも言えないこんな僕たちでも《スタッフ平野の備忘録》


記事:平野謙治(チーム天狼院)
 
言いたいことを、言う。

言葉にすると簡単なことだが、それは案外難しいことのように思える。大人になってしまうと尚更。
日本人の性質もあると思うけれど、「言いたいことを言っている」人は、どれくらいいるのだろうかと思ってしまう。

一日を振り返ってみると、口をついて出たのは「言うべきこと」ばかり。
「かしこまりました」、「申し訳ございません」、「恐れ入ります」。
それらの言葉は、何も言いたいから言ったわけじゃない。必要に迫られて、口から出た言葉だ。

「言いたいことを言える」場といえば、親しい友人との飲み会くらいだろうか。
だけどその場ですら、ある程度は気を使う人がほとんどだろう。

僕のように、気の弱い人であれば尚更だ。
その場から浮かないように。つまらないと思われないように。誰かを傷つけないように。嫌われないように。
手探りで、言葉を選びとる。手を伸ばす先は、「言いたいこと」じゃない。「言っても良さそうな」ことに終始する。
そうやって人の顔色伺って、今まで生きてきたね。

自分と正反対だからかな。今でも、憧れているんだ。
照明を浴びて、ステージに立つ、ロックスターに。
それは、音楽そのもののカッコ良さももちろんある。だけど、それだけじゃない。
心のままに、「言いたいことを言う」。その、精神性に惚れたんだ。そしてそれを、多くの人に届かせる、カリスマ性に惚れたんだ。

なら僕たちはどうして、そういう風になれないのだろう。
言いたいことが、言えないのはなぜか?

その答えはシンプルだ。つまるところ、怖いんだ。
もし、伝わらなかったら。理解されなかったら。拒絶されたら。
そんなことばかり、考えてしまう。

僕たちの、胸の中にある「言いたいこと」。
それはただ、言い放つことが目的なわけじゃない。
誰かに、何かを伝えたい。あくまで目的は、そこにある。
伝わって初めて、生まれたその言葉たちは報われるんだ。

そして僕たちは、伝えることの難しさを知っている。
その想いの強さに関わらず。伝わらない瞬間を、幾度となく目の当たりにしてきた。

一世一代の告白をしたあいつは、その場ですぐに振られた。
「絶対に成功させる」と、何時間も準備して重要なプレゼンに挑んだサラリーマンは、それでも契約を競合他社に奪われた。

それからあの娘、一生懸命履歴書を書いたんだ。憧れの企業に、どうしても入りたかったから。
どれだけその会社のことが好きか、入社したらどんな風に活躍できるのか。ありったけの熱量を乗せて、ようやく書き上げたそれは、まさに彼女の人生そのものと言えるような。そんな、最高の書類を完成させたんだ。

だけど採用担当者は、迷わずそれを、シュレッダーにかけた。
最後まで、読むことなく。

どれもこれも、他人事じゃない。誰もが、経験してきたことだろう。

その痛みを、周囲もみんな知っているから、きっとこんな風に言ってくれるだろう。
「あなたは、悪くないよ」、「たくさん頑張ったね」
「きっとこの経験が、いつか生きるから」とか、そんな優しい言葉をかけてくれるかもね。

だけどそれは、ただの慰めに過ぎない。
落ち着いて目を凝らせば、「伝えようとしたけれど、伝わらなかった」という結果だけが、そこには残っているんだ。

あなたの想いの強さに関わらず。伝えようとした内容の美しさや、正しさに関わらず。伝える手段にかけた努力の大きさに関わらず。
誰にも届かなかったら、それには意味なんかない。
すべて、無駄だったんだ。

ならもう、しょうがないのだろうか。
言いたいことも言えずに、生きていくしかないのだろうか。

いや。
やっぱり僕は、諦めることができなかった。
伝えたいことを、伝えたい人に、伝え切るだけの力が欲しいと思った。

だから、飛び込んだ。
天狼院書店の、ライティング・ゼミに。

講義を受けて、ハッとさせられたんだ。
ああ、そうか。今まで何も、わかってなかった。
だけどようやく、理解できた。

僕に必要なものは、これだったのか。

考えてみたら、当たり前だった。
今までの自分は、ただ言いたいことを、その感情のままに、言っているだけだった。

そんなの誰も、聞きたいはずがない。
酔っぱらったおじさんの、かつての武勇伝に興味がないように。
独身女性の、「昔モテた自慢」が退屈なように。
ナルシスト男の、自分語りが聞きたくないように。
有名人でも、何者でもない僕では、振り向いてもらえるはずがなかったんだ。

そう。ただ、言いたいことを言うだけでは。

振り向いてもらうために必要なのは、確かな理論と技術。
ゼミで習ったメソッドに従って、素直に書いたなら。

自分でも、自分の文章が、変わっていくのがわかった。
それこそ、面白いくらいに。

それはまるで、魔法の調味料。
あんなに不味かったカレーが、入れた途端に美味しくなるような。
最後の一口まで、残さず食べてもらうための、レシピがそこにはあった。

気づいてからは、速かった。
教わったことをそのままに実践し、ひたすら書いた。
書くたびに、深く、遠く、広く、読者へとリーチしていく感覚があった。
リアクションは良くなり、次第にSNSを通じて、会ったこともない人からも、数多くのリアクションが届くようになった。

だけど書いてる内容は、何も特別なことじゃない。
前からずっと、変わらない。
「言いたいことを、言う」。シンプルにそれを、突き詰めている。

違うのは、アプローチだけ。
「自分が言いたいことを、どうしたらみんなに聞いてもらえるだろうか」。
ひたすら考え抜き、教わったメソッドを素直に繰り出す。
そうして書いた記事が、多くの人に読まれていく。

こんな快感が、あったのか。
途端に満たされていく承認欲求。知ってしまったら、それは蜜の味。もう、やめられないと思った。
そして同時に、みんなにも知ってほしいと思った。

誰しもが胸に、「言いたいこと」を抱えている。
だけどその「言いたいこと」を、無意識のうちに諦めてしまっている人も多いと思う。

「どうせ届かないから」
「自分なんかじゃ」
「否定されて傷つきたくないから」

すごく、わかる。
自分もそんな風に、思っていたから。

だけど、これだけは伝えたい。
あなたが「言いたい」と思う、その気持ち。
それには何の、罪もないから。

日常の中での、自分だけの発見。
好きで好きでたまらない、趣味の話。
心を揺さぶられた本や、映画のこと。
どうしようもない、怒りや悲しみの感情。

ああ。こんなにも言いたいのに。
言ってみたところで、誰にも届かなかった。
そんな挫折経験があったとしても、諦める必要はないんだ。

たまたま、その方法では伝わらなかっただけなのだから。
確かな伝え方さえ身につければ、絶対に誰かに届くから。

言いたいことを、言おうぜ。
そしてそれを、誰かに届けよう。
届かせるだけの、力を身につけよう。

「書ける」って、こんなにも自由だ。
その経験は、きっとあなたを救うから。
それを味わって、ほしいんだ。

いつかの僕がそうだったように。
このライティング・ゼミで、あなたの人生が良い方向に変わると信じている。
 
 
 

◽︎平野謙治(チーム天狼院)
東京天狼院スタッフ。
1995年生まれ24歳。千葉県出身。
早稲田大学卒業後、広告会社に入社。2年目に退職し、2019年7月から天狼院スタッフに転身。
2019年2月開講のライティング・ゼミを受講。
青年の悩みや憂い、劣等感を主題とし、16週間で15作品がメディアグランプリに掲載される。
同年6月から、 READING LIFE編集部ライターズ倶楽部所属。
初回投稿作品『退屈という毒に対する特効薬』で、週刊READING LIFEデビューを果たす。
現在に到るまで、『なんとなく大人になってしまった、何もない僕たちへ。』など、3作品でメディアグランプリ1位を獲得する。

 
 
 
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