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チーム天狼院

もしかしたらあなたのエントリーを止めることが、私の役割なのかもしれない。《アルバイト・スタッフ第1次募集開始》

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福岡天狼院スタッフの永井です。
この文章を読んでいるということは、あなたは少なからず天狼院に興味を持ち、もしくは誰かからのシェアによってこのページを開き、あわよくば天狼院で働けないだろうか? と思っているのかもしれません。
だとしたら、どうか思い留まっていただけないでしょうか?
あなたの思い描いている未来と、大きくかけ離れているのではないかと私は不安なのです。

 

ライティング・ゼミに私が通い始めたのは、昨年8月のことでした。
正直に申しますと、それまで私は天狼院という書店の存在も知らず、文章を書くためにゼミに通うという考えすらありませんでした。
「とにかく行ってみろ」と紹介されなければ、おそらく一生関わることはない場所だったのではないかと思います。

 

今だからこそ言えるのですが、ゼミに通いだした当初、全身から怪しさが出ている三浦さんという人物を、本当に信じても良いものかという迷いがありました。
冷静に考えてもみてください。ライティングで人生が変わると言われて、「そうなんですね、やってみます」なんて信じる人が何人いるでしょうか?
きっと今現在ゼミに通っている人の中でも、100%その言葉を信じている人は少ないのではないかと思うのです。
それでも、言われたことを信じて続けてみようと思ったのは、受講料の4万円が当時の私の全財産にほぼ等しい額だったこと、天狼院のホームページに掲載されている<川代ノート>が面白かったことが理由でした。

 

ゼミを受講して1ヶ月が過ぎた頃、私は妙な妄想をするようになりました。

自分がここで働いたら、どんな感じだろう。

突如として現れたその妄想を、「いやいや、でもそれはないか」とすぐに打ち消していました。
決してはじめから転職を考えていたわけではありません。当時は薬剤師として病院に勤務しており、パートながらそこそこ安定した生活を送っていました。
決まった時間だけ働き、そのぶんのお給料を貰い、余った時間で自分の好きなことをする。その生活になんの違和感もありませんでした。
細々と続けていた音楽活動のための時間も取れていましたし、薬剤師という仕事が天職だとは思っていませんでしたが、それなりに誇りを持ってやっていたはずです。
それでも天狼院に行く度に、ライティングの課題を提出する度に、その妄想をしてしまうのでした。

 

その日は、いつも東京からの画面越しで受けているライティング・ゼミが、福岡から配信される日でした。受講生のうち8名ほどが店舗に集まっていましたが、おそらくその中で私は特に目立った存在ではなかったと思います。むしろ、極めて静かな部類に入っていたのではないでしょうか。ワークショップでも積極的に発言している方ではありませんでしたし、何より自分に自信がなかったのだと思います。運営の妨げにならないよう、発言もFacebookでのコメントも必要最低限にしようとしていました。
いずれにしても、全国で200名を超えるライティング・ゼミの受講生全員の名前を把握しているとは思えませんでしたし、ましてや自分が覚えられている可能性はほとんどゼロに近いのではないかと思っていました。

 

それなのに、つい口走ってしまったのです。
「三浦さん、私を雇ってもらえませんか?」と。

 

ああ、言ってしまった。
度々抱いていた妄想を私は現実にしたかったのだと、そのとき気づいたのです。
無謀なことを言ったな、と瞬間的に後悔しました。ホームページにもどこにも「スタッフ募集」の記載はありませんでしたし、私の見る限り福岡天狼院の人員が不足しているとは思えませんでした。
しかし「今は足りてるから……」と断られるだろうという予想に反して、こう言われたのです。
「なにそれ、面白い! とりあえず面接は2日後でいい?」

 

面白いって……いや、確かにそうかもしれません。
全く別の業種から、いきなり「働きたい」なんて言い出す30女は面白いというより、ちょっとおかしいと私も思います。

 

帰り道は、今までに感じたことのない清々しさでした。
2日後の面接が楽しみで仕方ない自分がいました。
これは、もしかして、もしかするかもしれない。面接次第では、本当に雇ってもらえるかもしれない。そんな興奮に包まれながら履歴書を買い、鼻歌交じりで家に帰りました。

 

履歴書なんてものを書くのは何年ぶりだったでしょうか。久しぶりの緊張感を感じながら書き進めていくと、志望動機の欄で手が止まりました。
埋まらない、と思ったわけではありません。
書きたいことが多すぎて、収まらないと感じたのです。

初めてでした。
これまでに幾度となく履歴書を書いてきましたが、いつも志望動機の欄を埋めるのに苦戦していました。時にはインターネットの情報サイトから定型文を引用し、少しだけアレンジしてなんとか枠を埋めるようなこともありました。
それなのに、今回は逆なのです。書いているうちに天狼院で働きたい理由がどんどん出てきて、A4の小さな枠には到底収まりきれない量になってしまったのです。
履歴書持ってこいと言われただけで、他を持ってくるなとは言われなかったはず……
そう思って、仕方なく別紙をつけることにしました。

かくして3時間にも及ぶ面接の後、晴れてスタッフとしての採用され、現在に至ります。
では、「雇ってもらえませんか?」と言ったあのとき思い描いていた未来に今いるかというと、全然そうではありません。
もっとたくさんの可能性が目の前にあるのです。半年前にはイメージすらできなかったチャンスが、すぐそこに転がっているのです。

だから私は不安なのです。
あなたが天狼院で働きたいと思っているのなら、今思い描いている未来のずっとずっと先へ行く勇気があるのだろうかと。もしかしたら、そのギャップに苦しむことがあるかもしれません。アルバイトとして入ってすぐの私も、やめてしまいたいと思った時期がありました。
正直なところ、想像していた5倍くらいきつい。でも10倍くらい楽しい。
だから今、こうして記事を書いています。
新しい仲間を妄想しながら、パソコンに向かっています。
もしあなたが「お前の心配なんて不要だ」と思うのなら、応募してみるのもいいかもしれません。
「こんなはずじゃなかった」と言われても、責任は負いかねますが。

 

参考記事:天狼院で働き始めたけど、正直なところもうやめてしまいたい

***

 

天狼院書店では、新しいスタッフを募集しております。
アルバイト・スタッフと同時に、社員候補のスタッフも募集いたします。

いずれの場合も、まずはアルバイトとして採用します。
3ヶ月間の試用期間を経て、希望者の中から、相応しいと店主が判断するスタッフを契約社員に昇格させます。
契約社員としての契約期間6ヶ月間で、もし適性があると判断した場合は正社員への登用を決定いたします。

 

応募は、エントリー方式です。

まずは、天狼院の公式ホームページの「問い合わせ」

より、「天狼院書店アルバイト・スタッフへの応募」と記し、勤務を希望される「店舗名(東京・福岡・京都のいずれか)」を明記し、簡単な履歴を含めたメッセージを送付ください。担当より、メールを送付いたします。送付には数日かかる場合がございます。

そのメールの返信に、

1.履歴書(*写真付き)のPDFファイル

2.「天狼院書店アルバイト・スタッフ」に応募した理由(2,000字程度)を記したWordファイル

を添付してください。

それを「1次選考」とさせていただきます。
その中で、面接に進んだ方にのみ、担当者から連絡を差し上げます。

なお、募集は複数回開催させていただく予定ではございますが、募集人員に達した場合、予告なく募集を打ち切らせていただきますので、お早めのエントリーをお願いいたします。

皆様のご応募、お待ちしております。

 

■応募締め切り:5月31日水曜日

 

 

【条件】アルバイト・スタッフ
業務内容:店舗運営業務/イベント運営業務/編集補助など
応募資格:業務に支障がないレベルでパソコン・インターネットを扱える方/学生の方だけでなく、主婦の方も大歓迎/土日に入れる方大歓迎
給与:当社規定による

出勤日数:週3日以上*完全シフト制
勤務時間:9:30〜22:15の間の3時間以上*シフト制
交通費:当社規定による
勤務地:天狼院書店「東京天狼院/福岡天狼院/京都天狼院」のいずれか

 

【条件】契約社員
業務内容:店舗運営業務/イベント運営業務/スタッフ教育/編集補助など天狼院の全ての業務
応募資格:大卒以上*応相談/業務に支障がないレベルでパソコン・インターネットを扱える方
給与:月給制*当社規定による/インセンティブ給与有/社会保険等完備
出勤日数:週休2日制
勤務時間:9:30〜18:30(実動8時間)/13:15〜22:15(実動8時間)シフト制*変更になる場合有
交通費:当社規定による
勤務地:天狼院書店「東京天狼院/福岡天狼院/京都天狼院」のいずれか
契約期間:6ヶ月(延長・社員登用の可能性有)

 

【条件】正社員
業務内容:店舗運営業務/イベント運営業務/スタッフ教育/編集補助など天狼院の全ての業務
応募資格:大卒以上*応相談/業務に支障がないレベルでパソコン・インターネットを扱える方
給与:月給制賞与有*当社規定による/インセンティブ給与有/社会保険等完備
出勤日数:週休2日制
勤務時間:9:30〜18:30(実動8時間)/13:15〜22:15(実動8時間)シフト制*変更になる場合有
交通費:当社規定による
勤務地:全国の天狼院書店(*転勤有)

 

 

【天狼院書店へのお問い合わせ】

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