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イベント情報

「試作品だけれど、試作品じゃない」-編集ゼミ発! プロトタイプ創刊号― 《『READING LIFE ─PROTOTYPE─』予約受付開始》


 
記事: 森下暢子(READING LIFE ─PROTOTYPE─)
 
「3か月で雑誌を作る」
憧れの編集業に携わることができる!
私の胸は高鳴った。
 
「雑誌」「ライター」この2つの言葉に昔から憧れていた。
本業は違うが、今年はこの夢を叶えたくて、
できることは何でも取り組もうと進んでいたところだった。
ライティング・ゼミに始まり、取材ゼミ、編集ゼミ……
この一年、いくつかのゼミも受講した。
元々は「自分が見聞きしたものを書き留めたい」
「できれば、世の中にある人や物のよさを人に伝えたい」
そんな気持ちが強くて、書くことが好きになった。
いつか自分の見聞きしたものを、人の手元に届けてみたい。
そのために書く力を少しでも高めたい。
そして、読み物として人に届ける方法を極めたい。
漠然と願い続けてきたことが、今、形になろうとしているのだ。
願ってもない企画だった。
自分の書いた情報が、誌面という形になる。
3か月後には夢が叶う! 完成した冊子を思い浮かべながら、
私は迷わず、申し込みフォームのボタンをクリックした。
 
「プロトタイプ」とは、例えると雑誌とZINEの中間にあるという。
今回手掛けるのは、その「プロトタイプ」
試作品という意味があるらしい。
試作品だから「質は担保しない」がゼミの合言葉だった。
しかし、蓋を開ければ「質は担保しない」とは口ばかりで、
ゼミ生の誰もが、「いいものを作りたい」という気概に満ちていたと思う。
 
ゼミのスタートは、皆それぞれが書きたいものを持ち寄る所から始まった。
「地域のおすすめスポット」「料理」「ファッション」「日本の魅力」「働き方再定義」ゼミに集まった11名の仲間が、それぞれ思い入れのあるテーマを企画書にまとめ、講師の方も交えながら検討を重ねた。
「書きたいテーマはある」しかし「今伝えるべきテーマは何だろう」たった一冊の「試作品」であるが、ゼミ生全員が一番時間をかけて考えた内容だ。
20代、30代、40代、50代……年代の違う仲間が集えば、方向性も違う。
「企画はまとまるのだろうか?」一瞬心に疑問がわいた。しかし、ゼミ生の思いをパソコンに打ち込む講師の方は、さすがプロだ。話を聞きながら柱立てを作ってしまった。企画を生かす「編集」の力をその時感じた。
「働き方改革」を柱に。田岡編集長の元、ついに記事の作成がスタートした。
 
メインテーマが決まった後は、
担当が割り振られ、自分の作業に打ち込んだ。
ラフ画を描き、情報を集め、記事に落とし込んでいく。
自分は「日常Short Trip!」
働く日常の中に、ほんの少しの自分らしさや、
楽しみの味わえる時間の使い方の提案を任された。
 
11月から12月頭の仕事帰りは、まさに取材のための時間だった。
言葉だけでなく、写真からも伝えたいことを伝えることができる。
自分が伝えたいことを伝えるために、足で情報を稼ぎに行く。
一度書いた記事を練り直し、カメラを片手に写真を撮りに行く。
自分が伝えたいことが思うように誌面で表現できないもどかしさを感じていた時は、
Facebookのスレッドやゼミで、講師の方や仲間から助言をいただいた。
「書くことは奥深い」
自分が誌面の作り手として活動を始めてから突然、
今まで好きな情報を得るだけに利用していた、書店の雑誌の見方が一変した。
「この誌面の意図は何だろう」雑誌を手にしては、レイアウト、写真、構成等、誌面に込められた作り手の思いを透かして考えることが、自分の新たな趣味になった。
 
「書きたいものを書く」のではない。
発刊する時期、対象者、企画の意図、誌面の構成、デザイン等……冊子を作るためには、検討する事柄がたくさんあることを、ゼミで学び、記事が仕上がるまで繰り返し考えさせられた。情報には、見せ方がある。そして、どんな情報にも意図がある。
「好きだから書きたい」「書いたことが誰かの元へ届いてほしい」
どこか「自分が書きたいから書く」という気持ちが捨てきれなかった自分は、
ゼミを重ねる度に、仲間の熱量を受けて気持ちが変化していくのを感じた。
また、記事はデザイン1つで印象が変わるということも、大きな学びとなった。
 
毎週土曜の夜は、講義と企画会議。
通信で受講をしていた私は、いつも携帯の画面越しに仲間のやりとりを見ていた。
東京、京都、福岡。ネットでつながる仲間は、皆天狼院に縁のある方ばかり。
Webライターとしてすでにスキルのある方、天狼院の常連の方、
ゼミが好きで何度も講義を受講している方など、「書くこと」への思いは人一倍強い。
書くことについて、自分なりに学びを深めてきたつもりだったが、
熱量やスキルがある方は、いくらでも存在することを改めて実感した。
「書くこと」に思いのある仲間と、同じ目標に向かって進んで行く時間は、
日常にパラレルワールドのような非日常を過ごしている感覚が生まれ、とても刺激的だった。
 
面白いことに、自分は仲間の顔を知っているが、
仲間は誰一人私の顔を知らない。編集長さえもである。
店舗に足を運ぶことの難しい自分がゼミに参加をすることができたのも、
ネットが手軽に使える時代であるのはもちろんのこと、
「READING LIFE」を掲げる天狼院だからこその環境だ。
 
「試作品だけれど、試作品じゃない」
ゼミから生まれた冊子には、11名の熱い思いがたくさん詰まっている。
情報を得るのは一瞬でも、その誌面には、読み手の皆さんの顔を思い浮かべ、少しでも多くの方に、記事が届くことを願いながら、作り手が重ねた時間がある。
 
記事、写真、デザイン……どうか1つ1つのページから、私たちの重ねた時間と熱量を、じっくり透かして見てほしい。
天狼院でつながる皆さんに、11名からの思いが届くことを願いつつ。
 
追伸
天狼院発「プロトタイプ創刊号」は、12月28日(土)に店頭発売予定です。
池袋のシアターカフェでは、10:00から即売会が行われます。
創刊号は部数限定発売です。
Webからは、すでにご予約もいただけます。
気にかけてくださったみなさんは、ぜひ下のバナーからお申し込みください。
(ご予約いただくと確実です。通信でも取り扱いがあります)
11名のリレー投稿は、まだまだ続きます。
誌面の向こうで、みなさんにお会いできることを楽しみに。

 

雑誌『READING LIFE ─PROTOTYPE─』目次

■働き方再定義
バブル期及びバブル崩壊を経て、昭和生まれのサラリーマンが語る。
何のために? どう働く!? 自分に合った働き方の見つけ方

■大人の育て方 ─「ティール組織」から新しい働き方を考える─
ティール・エバンジェリスト 大森雄貴さんインタビュー

■「夢を持っている君も、夢を持っていない君も」
セントオーディン 代表・デザイナー 永井純さんインタビュー

【COLUMN 1】◯めフォト!

■「攻めスポ」VS「密スポ」
・婚活、マルシェ、肉フェス?! むすびの神「鳥飼八幡宮」さんの神主さんに突撃インタビュー!
・小さな命と人を繋ぐ、新しい支援のかたち ゲストハウス「ねこ蔵ホステル」
・池袋で攻めている急先鋒店舗と核弾頭店長「シアターカフェ天狼院」
・1週間で全てのメニューが入れ替わる?! 京都のアイスクリーム屋さん「PICARO EIS」

【COLUMN 2】◯めフォト!

■休日の再定義
1週間休みならどう過ごす? 天狼院書店「STYLE for Biz 」山中菜摘店長にインタビュー!

■日常Short Trip
・朝のひと時、帰りのひと時。街を歩いてみませんか?
・アフター5の過ごし方
・仕事帰りにホテル泊! ─街中ホテルステイ─
・そこまで行っちゃう?!編 ─1日で名古屋から北海道までの日帰り旅─

【COLUMN 3】◯めフォト!

■大人の教養シリーズ
・「二十代の内に読んでおくことをお勧めする《書籍編》」
・「二十代の内に観ておくことをお勧めする《映画編》」(もっと、映画を観て欲しい)

【COLUMN 4】いろいろある「紅白の由来」《レシピもご紹介!》
【COLUMN 5】◯めフォト!

【雑誌『READING LIFE ─PROTOTYPE─』予約する際の注意と通信販売について】
『READING LIFE ─PROTOTYPE─』は500部作成いたしますが、実際には390部販売いたします。限りがございます。確実に手に入れたい方はご予約をおすすめ致します。(予約順でのお渡しとなりますのでご了承くださいませ)
PayPalでの決済完了時間が予約受付時間となります。

◆通信販売をご利用の方
今回は通信販売も同時に受付開始します。通販での受付も予約受付順の発送となります。PayPalでの決済完了時間が予約受付時間となります。
通信販売の場合、送料・手数料として500円別途頂きますが、その代わりに天狼院書店でご利用頂ける「コーヒーチケット(410円相当)」をおつけしますので、東京に来る際に、ぜひ、天狼院でご利用頂ければと思います。
通信販売分は、12月28日より、予約順に順次発送致します。

先行販売について


【当日店頭受取】雑誌『READING LIFE ─PROTOTYPE─』1,000円+税/A5 全42P《東京・京都・福岡・土浦》

【後日店頭受取】雑誌『READING LIFE ─PROTOTYPE─』1,000円+税/A5 全42P《東京・京都・福岡・土浦》

【通信販売】雑誌『READING LIFE ─PROTOTYPE─』1,500円+税/A5 全42P
*送料・手数料 500円含む(*410円相当コーヒーチケット×3枚つき)
*12月28日(土)より順次発送いたします。

お問い合わせ


 

TEL:03-6914-3618

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