メディアグランプリ

ブログが私のコーチになる


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:近藤佑子(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
「毎日欠かさずブログ(note)を書く」というミッションを自分に課して、2か月が経過しました。
年始に「ちょっとnote使ってみるか〜」ぐらいのノリで書いてみたら、なかなかよさそうだったので、「じゃあ毎日書こう」と目標設定をして、2か月もの間、毎日継続できている自分がいます。
私の仕事は、とある専門系のWeb編集者。もともとインターネット上で文章を書くことが好きで、現在は日々、文章に触れる仕事をしているにも関わらず、実は自分ではあんまり書いていませんでした。人に原稿を書いてもらうことが多く、たまには自分で書くことがあるものの、企画を実現することが大事で、そのためにはいろいろな手を使う。編集者とはそういう職業である……ということを言い訳に、自分で文章を書くことに関しては、どこかしら億劫な気持ちと苦手意識を持っていました。
時には年始の目標設定として、「月に1回ブログを更新する」を掲げることもありました。旅行に行ったり、楽しいイベントに参加したりと、ブログにするのに十分な体験はするものの、多くの人に読んでもらいたいブログを書こうと思うあまり、超大作なブログになってしまい、最後まで書ききらないこともしばしばでした。こうして、ブログに100件以上の下書きが溜まってしまうのです。
そんな私が、今年になってからブログの毎日更新を2か月以上継続できている。私のなかで何が起こったのでしょうか。
そのひとつとして、「習慣化」のパワーに魅せられたことがあるように思います。昨年、ダイエットや語学学習目的で、習慣化サポートアプリであるところの「みんチャレ」を使うようになってから、プランクや食事記録が驚くほど継続できるようになりました。さらに、習慣化のメカニズムを知りたいと思い『小さな習慣』(ダイヤモンド社)という本を読みました。著者は、一回の腕立てや50ワードの文章執筆といった、絶対に失敗できないくらいの小さな習慣を毎日継続することの良さを説き、習慣化のメカニズムを脳の仕組みから解説し、具体的に習慣化できるようになるためのステップを紹介しました。習慣化は強力なフレームワークだと実感したのです。
運動については習慣化できつつあるものの、文章を書くことは、これまで目標達成に失敗してきたこともあり、自分にはやれないのではないか、失敗したらどうしよう、という不安がありました。Twitterは毎日のように書いているわけで、ブログに書くのは1ツイート+α程度でもいいんじゃないか。雑でもいいし、オチが微妙でもいい。そう思えるようになると、ブログを継続するハードルがすっかり下がりました。
私のブログの書き方には、いくつかのパターンがあります。
最初は、行ってよかった場所(例えば静岡の「サウナしきじ」とか)、やってよかった体験(例えば小顔矯正とか)をレポートしていました。やったことやそのときに感じたことをそのまま書けばいいので、書きやすくはあるのですが、毎日のようにはネタがありません。
そうやって「明日のネタは何にしようかな」と思いながら、毎日何かしら書こうとしていると「私ってどういう生き方をしているのか」や「今の自分はこういう状態で、これからどうなりたいのか」とか、「私が考える世の中に対する考察」といった、自分の内側へと向きあうような内容も、次第に出てくるようになりました。そういうブログのほうが、実はPVや反響も大きかったり……。
日々思いついた気づきをTwitterに投稿して、「これならもっと書けるかな」と思うトピックをネタ帳代わりにブログにタイトルだけ突っ込み、例えば移動中やご飯中など、スキマ時間に書いていく。最初は見切り発車から始めても、書いている過程で考えがだんだんまとまってくるようになる。その過程は、カウンセラーにただただ話を聞いてもらっているような、まるでブログ相手に壁打ちをしている気持ちになるのでした。
そのような言語化のトレーニングを続けていると、自分の頭に「ふっ」と思いついて、何もしなければ失われてしまいそうなささやかな感情の動きを、言葉に記せるようになってきました。そうしてまたTwitterへの投稿が加速して、ブログになっていくという。自分の思考の切れ味がよくなっていく感覚は、とても心地がよいものです。
ある意味自分ための、自分の世界であるブログは、思考し続けるための、自分に向き合うためのコーチと思いながら使っていく。そうして自分を強くして、仕事や個人活動に関する、気合が入ったアウトプットに還元していく。今年はそんな作戦でいきたいなと思っているところです。
 
 
 
 
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2020-03-07 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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