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メディアグランプリ

バレそうでバレそうで震える 〜アラフィフ女が脱ぐ理由〜


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【4月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:きよっしー(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「ほんと、ヤバい! 絶対イイから!」
 
約4ヶ月間にわたるライティング・ゼミの最終講義のあと。
天狼院書店店主でありゼミの講師でもある三浦さんを囲んで、懇親会が催された。
 
「私、自分の尻がデカくてよかったって思ったもん。痩せなくていいって思ったもん」
ゼミ受講生の女の子が力説してくれる。
 
ちょっと奇抜なヘアスタイルと髪の色、個性的なファッションがとても似合っている。
ううん、外見の魅力だけじゃない。なんと表現したらよいのだろう、彼女の全身から溢れ出るスッと一本軸が通った感じ、すがすがしいオーラのようなものが感じられて、それがなんとも眩しいのだ。ああ私もこうなりたいって、素直に思ってしまうような眩しさだ。
 
三浦さんイチオシのライティング・ジンをオーダーし、ほろ酔いでいい気分。普段だったら恥ずかしくてスルーしてしまいそうな話題に、がっつり食いついて止まらない。
私は、質問を続ける。
 
「えーーー、ヌードでしょ? 前(胸)はどうなってるの? ブラジャーもつけてないの?」
 
「うん、そう。別に外さなきゃいけないってことはないみたいだけど、みんな外してた。その上にベビードールっていうの? スケスケのスリップみたいのだけ羽織って待機って感じー」
 
えええ、まじか。
 
「だって、三浦さんが撮るんでしょ? プロのフォトグラファーとはいえ、男の人だし、おまけにライティング・ゼミの先生だよ?」
 
「うん、そう。一応男なんだけど、もうね、全然平気なの。他のみんなもそんな感じだった」
 
「なんだよ、その『一応』って!」と三浦さんからツッコミが入る。
 
どういうことなのか。これは一体、どういうことなのか。
お酒は好きだが強くはない。ヘロンヘロンになりながら、一生懸命考える。というより、感じる。
同性の私を魅きつけてやまない、眩しいほどのキラキラ。それは、若さとか、外見とか、そういうことでもない気がするのだ。
 
なになに、なるほど。
お話を伺ううちに、だんだんとわかってきた。どうやらプロフォトグラファーの腕によって、どんな女性も美しく撮れる、ということらしい。
 
いや、待て。落ち着け。
 
だってね、私はとにかく体型にものすごいコンプレックスがあるわけですよ。
顔はアンパンマンのように丸くておっきくて、上半身はガリ子(これも2年前までの話だが)。
お尻がおっきくて、太い脚。おまけにO脚。
ガリ子と書いてみたが、まあぶっちゃけ、超ウルトラ・ド・貧乳なのですよ。
 
何しろ、体型全般がコンプレックスで、「自信がない」が口癖。
仕事着は必ずパンツスタイル、脚を見せるなんてありえないので、プライベートではマキシ(ロング)スカートばっかり。
しかも、ここ2年で10キロ太ってしまった。なのに、胸だけは変わらずぺったんこ。
自信があるとすれれば、ひんぬー教の教祖になれるのでは? ということだけだ。
 
美味しいジンの力を借りて、勇気を出して三浦さんに聞いてみる。
「聞きづらいのですが、その…… “ない”ものを大きく見せるってことは、さすがにできませんよね?」
 
「ぜーんぜん(できる)。光と影の使い方で、2カップupぐらい、どうとでもなるよ」
 
ちょ、ちょ、ちょ! それってやっぱり、「胸は、大きい方が良い」という価値観が前提になってやしないか?
「ほらー、やっぱり……」と、軽く傷つき、心が折れそうになる。
 
そこにすかさず、緑の髪の、神の一言が。
「私もほんと貧乳なんだけど、撮ってもらった写真は自分じゃなかった」
 
なるほど。そうか。
彼女が言いたいことが、なんとなくわかった。
みんなと楽しく会話しながらも、ほろ酔いの頭でずっと考えていたことがようやくわかってきた。
なぜ、女神がそんなにも神々しいのか。私を惹きつけるのか。へそ曲がりの私が「私もこうなりたい」と素直に思うのか。
写真の技術で胸が大きく見えるとかうんぬん、もはやそういう次元の話ではないのだ。
 
私は彼女の人生を知らないが、なんとなく想像してみた。
彼女はきっと、長年コンプレックスと思ってきた(かもしれない)自分を、今とても好きと思えている(に違いない)。
 
「秘めフォト」で彼女が得たもの。
それは、私がまさにずっと追い求めてやまない、あれだ。
 
「私は私が大好き」という感覚。自信。自分を大切に、愛でるということ。
そして彼女は女神になった。
 
早合点で傷つきそうになったひんぬー教教祖の心は、女神の一言で静かにリセットされた。
リセットどころか、もう、心は止まらない。
私も撮って欲しい!
 
「一年後に、撮ってください」と私は三浦さんに伝えた。
 
なぜか。だって、今はムリ。2年前と比べて10キロ太ってしまっている。
せめて、数キロでもいい、今よりも体重を落として、少しでもコンプレックスを和らげてまともな体型に近づけてから撮りたい、と思ったのだ。
 
「だったら、今でしょ。変化があった方がおもしろいじゃん」
 
一瞬意味が分からなかったが、「秘めフォト」を体験した女性はその旨味にハマり、リピーターになる人が多いのだと、女性スタッフさんが教えてくれた。
そして、新コンテンツのチラシが、演出されていたとしか思えないタイミングで私の目の前に差し出された。
「絶対麗度ビューティー・レコーディング」…… これ、知ってる。ちょうど今朝Facebook広告か何かで目にして、ちょっぴりチェックしてあったやつだ。
 
“自分の綺麗は自分で決める!プロが徹底してサポートして自分の「麗しさ」を見つけて残す3ヶ月!” と書いてある。なんとこのコースには、三度の「秘めフォト」の権利が含まれているではないか。
 
舞台は整った。秒殺で、スタッフさんに申し込みを行った。決済も済ませた。しかし、一晩たって、私は震えが止まらない。
この文章がもしも天狼院サイトに掲載されると、我が夫も読むことになる。
愛する妻が、こともあろうに見も知らぬ男性フォトグラファーにヌードを撮られるなんて。しかも三回。激怒するだろうか。ああどうしよう。
ライティングが上達した証として掲載されたいのに、夫にバレそうでバレそうで、震える。
 
けれど賽は投げられた。
彼女が手に入れた自信を、私も本気で手にしたい。
人のものさしで自分をはかってコンプレックスまみれな私が、自分を受け容れ、愛せるようになりますように。そんな私を、夫が応援してくれますように。
そして、三ヶ月後には素敵なヌード写真をアイキャッチに記事を投稿! これを目標に本気でがんばる。
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。
 

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2020-04-03 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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