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京都で神社仏閣巡りをする時に持っていくと一層楽しめる【あれ】について


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:近藤泰志 (ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
みなさんは神社仏閣巡りをする時に何を持参するだろうか。
 
お賽銭?
 
御朱印帳?
 
手水舎で使うハンドタオル?
 
どれも正解。
 
しかし、ここ京都ではもう一つ忘れてはいけないものがある。
これを忘れてしまうとなんだかとても損した……というか悲しい気分になってしまうのだ。
 
それは空の水筒、またはペットボトル。
 
なぜ、京都で神社仏閣巡りをする時に空の水筒(ペットボトル)が必要なのか。
 
それは京都が名水の宝庫だからだ。
 
ご存知かとは思うが京都には伏見をはじめ有名な酒蔵が沢山ある。それは銘酒を造るためにかかせない良質のお水が京都のあちこちから湧き出ているからだ。一説には京都の地下には琵琶湖と同じぐらいの大きさの水源があり、そこから湧き出る美味しい水がいくつかの神社仏閣にある井戸からも汲むことができる。そしてありがたいことにそのお水は無料でいただける。(お賽銭を払うところもある)節度を守り、良識の範囲内でお水をいただくので水筒や500mlのペットボトルぐらいが適量だと僕は思っている。それに量的にもそれぐらいの量ならお茶を沸かせば2~3杯は飲むことができる。
 
では、ここからは実際に僕が訪ねた神社で頂いたお勧めの名水を3つ紹介したい。どのお水も美味しくて市販されているお水と比べてもなんら見劣りしない。むしろそれ以上の名水ばかりだ。
 
一つ目は中京区にある錦天満宮の錦の水。
 
『京の台所』と呼ばれる錦市場の近くにあるこの神社では、【錦の水】と呼ばれる地下30mから湧き出る名水がいただける。
 
錦の水は冷たくてとても美味しいので、僕は参拝するたびに水筒に入れてその後の散策の時に飲みながら歩いている。夏の暑い時期に飲むと、まるで美しい絹糸のような軟水が夏の喉を潤してくれる。猛暑の京都で飲むこの錦の水はまさに『命の水』といっても大袈裟ではないだろう。ちなみに水筒を忘れても近くに100円ショップがあるので心配御無用だ。
 
二つ目は上京区にある晴明神社の晴明水。
 
こちらは陰陽師で有名な安倍晴明を祀っている神社で、境内の『晴明井』という井戸から湧き出る【晴明水】を頂くことが出来る。安倍晴明の念力で湧き出したという云われがあり、難病平癒の水と言われている。まさに今の世の中にご利益ぴったりのお水だ。
またこの晴明水にはもう一つ言い伝えがある。それは晴明神社の近くに千利休が屋敷を構えていたため、湧き出る晴明水を利休が茶の湯に用いていたというのだ。
 
僕はこのお水を汲んで帰り、自宅でほうじ茶を沸かしてみた。熱いお茶との相性はとてもよく、ほのかに甘い軟水がお茶の味をまろやかにしてくれていた。まるで体の中の血液がきれいになり、細胞が生まれ変わるような感覚を味わえる不思議な名水だ。
あの千利休が飲んでいた水を400年の時を経て今こうして飲んでいるのかと思うと感慨深い気持ちになれる名水だ。
 
最後は上京区にある梨木(なしのき)神社の染井の水。
 
この【染井の水】はなんと約千年前から湧き出でおり、京都三名水と言われていた佐女牛井(さめがい)、県井(あがたい)、染井(そめい)のうち現存する唯一の名水と言われている。
『千年の都』と謳われる京の都に今も息づく染井の水は変わらぬ美味しさを保ちながら静かに湧き出ている。
 
僕は茶の湯に適した水と言われるこのお水で焼酎の水割りをつくってみた。
一口飲んで驚愕した。水が違うとお酒の味もここまで変わるのかと驚いてしまうぐらいに美味しかった。焼酎の味を引き立てながらも、甘くまろやかなお水の美味しさも失われない奇跡の名水だった。
 
実際に京都の居酒屋さんでは染井の水で割ったお酒をメニューに出しているお店もあると聞いた。いつか来店して焼酎だけでなくいろいろなお酒との相性を楽しんでみたいものだ。
ただし、とても美味しくて口当たりが良いのでお酒で割るときは飲みすぎにご注意を。
 
いかがだろうか。
 
他にも下鴨神社の【御手洗水】、八坂神社の【祇園神水】、貴船神社の【御神水】などなど……京都には名水を楽しめる神社仏閣が至る所にある。その場で飲むもよし、お土産にしてお茶や珈琲を煎れるもよし、僕のようにお酒で割るのもとても良い。そして持ち帰った名水をお好みのスタイルで飲みながら、訪れた神社仏閣に思いを馳せるのも旅の醍醐味の一つだと僕は思う。
 
カバンの中に水筒をそっと忍ばせて京都で神社仏閣を巡れば、各地の名水がきっと楽しい旅の思い出作りのお手伝いをしてくれるだろう。
 
名水の都、京都を楽しんでいただければ幸いだ。
 
 
 
 
***
 
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2020-05-02 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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