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瞑想は心の健康診断

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:Fuko(ライティングゼミ・GW集中コース)
 
 
――
 
楽な姿勢で床に座って、5分間目を閉じてみてください。
何も考えずに、ただ目を閉じるだけです。
「はい、今から5分間スタートです」
……
「5分経過しました、目を開けてください」
 
――
 
この5分間、あなたの頭にはどんなことが浮かんだろうか。
「あ~、ご飯作らないとな。」
「そういえば、火は止めてきたっけ…」
意外と自分の中の声がうるさくて、ひっきりなしにいろいろなことが浮かびませんでしたか?
意外と何も考えないことは難しいんです。
 
SNSが普及して、放っておいても色々な情報が入ってくる現代社会だからか、こんな風に何も考えずに、自分に向き合うということが注目されている。
マインドフルネスという言葉が雑誌や本などで紹介をされているので、その言葉を聞いたことがある人もいるかもしれない。
マインドフルネスについて調べてみると、色んな雑念を除いて、いまここにただ集中している状態をさすという。googleやマイクロソフトなど世界的に有名なIT企業で働く人々の間でも、マインドフルネスな状態を目指して、瞑想などを行う人が増えているらしい。あのスティーブ・ジョブズも瞑想をしていたとか。
ただただ、自分に向き合うそんな時間を「心のデトックス」と呼ぶ人もいる。それは、いらない不安などを全部忘れられる時間だからかもしれない。
 
私は、静かに自分を見つめる時間を心の健康診断だと思っている。身体の健康診断みたいに数値で結果は出ないけれど、自分の心の状況を教えてくれる。
いま、どれくらいストレスを抱えているのか、どんなことが原因なのか…自分と向き合う中で、自分が教えてくれる。
 
私は、かれこれ5年くらいヨガを続けている。ヨガのレッスンでは、最後に必ず「シャバアーサナ」というポーズを行う。シャバは屍、アーサナはポーズという意味なので、日本語でいうと屍のポーズという意味になる。
 
床にあおむけでごろっと寝転がり、目を閉じ、死体みたいに体全体の力を抜き、5分ほど深呼吸をするだけのポーズ。
それなのに、日本のヨガ界の第一人者とも呼ばれるケン・ハラクマ先生によると、ヨガのポーズで一番難しいのは、このシャバアーサナだという。頭だけで逆立ちをしたり、もう体がどうなっているのかわからないくらい難解なポーズもこなす先生がそう言っている。
 
このポーズには難しいポイントは、いま頭に浮かんだことを全部をいったんわきに置いて、無になるということだ。まさに自分と向き合うことになる。
 
何を考えないようにと言われても、本当にいろんなことが頭に浮かんでくる。頭に浮かぶ内容をふと分析をしていると、パターン化できることに気が付いた。そして、頭をよぎる内容から、そのときの自分の心の状況がわかるのだ。
 
例えば、まるでTVショッピングのように、次から次へと買いたいものが頭に浮かんでくる日。
 
「昨日お店で見たスカート、かわいかったな…」
「そのスカートにはあのハイヒールが似合いそうだな」
「そういえば、今日あの本の発売日だった、帰りに買って帰ろう」
 
こんな時は、気が付かないうちに、仕事でストレスが溜まっているときだ。この状態の時は、物欲がノンストップ。こんな時に買い物に行くと、際限なく欲しいものを買ってしまう危険な兆候だ。買い物でとんでもない高いものを買ってしまう前に、運動をしたり、美味しいものを食べたり、お酒を飲んで、スッキリしなければ。
 
次から次にやらないといけないことが浮かぶ、そんな日もある。
 
「帰ったら、掃除をして、洗濯をして……」
「そのあとにメイクをして、友達と会って……」
「そういえば、読めてない本もあったな」
 
早く帰ってやらないと!と目が自然と開いてしまうこともある。
気持ちを別のことに向けようと
いち、

さん……と
数を数えてみても、10数える前に、またやらないといけないことが浮かんでくる。
 
そんな時は、仕事が明らかにオーバーワーク。このままいくと、体調を崩してしまう。他の人に手伝ってもらったり、仕事量を減らしてみる。
目が途中で開いてしまうのは、かなり重症な証拠!まずは急ぎの仕事以外はいったん全部忘れることにする。
数も数えられない、そんなときはもう来週どこかで半日でも仕事を休む。
 
こんな風に、心の健康診断をして、その結果によって対処すれば、大きな病気になる手前で手を打つことができるのだ。
この手法を身に付けてから、社会人になりたての頃みたいに、ストレスを抱え込んで、家族や恋人に当たってしまうことも減った。
以前はストレスから眩暈を年に数回起こしていたのだが、その回数も徐々に減っていった。
 
こんな「病気が治ります!」みたいなことを書くと怪しい奴だと思われるかもしれない。
でも、お金はかからないし、やってみて、損はしないと断言できる。
いま。こんな時だからこそ、まずは5分、じっと腰をお落ち着けて、深呼吸をしながら、自分と向き合う時間を取ってみてほしい。
1日では何も変わらないと思うけれど、週1回でもいいから、しばらく続けてみてほしい。
 
まず、この文章を読み終わったら、パソコンを閉じて、目を閉じてみてほしい。
どんなことが、頭に浮かんでくるだろうか。
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。
 

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2020-05-08 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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