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今日も、あの子は、Tバック。

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:喜多島みなみ(ライティング・ゼミGW集中コース)
 
 
わたしはアラフォー女子に強く主張したい。
「大人女子こそ、Tバッグを履くべきである!」
 
Tとまでいかなくとも、ハーフバックや少しセクシーな下着をおすすめする。
(ハーフバックとはTバックとプレーンショーツの中間タイプ! 
プレーンショーツより浅く、Tバックショーツより食い込み感が気になりません)
 
アラフォーともなるとあからさまなエロスを出すよりも
内側から漂わせる方がどうやら魅力的にうつるようだ。
 
ちなみに、わたしはお尻フェチである。
女子でも男子でも綺麗なお尻を見るとテンションが上がる。
女子は”プリン”、男子は“きゅっ”と引き締まったお尻が好みだ。
 
綺麗なお尻の方、ごめんなさい。
実はかなり鑑賞させていただいております。
 
男子がお尻を目で追っていたら変質者扱いされるから
こういうとき女子でよかったなぁとしみじみ思う。
 
わたしの会社の同僚で、「毎日眼福!」と拝むほどの女性がいる。
 
彼女はスタイルもよく、可愛い。
後ろ姿がとにかくそそる。
 
お尻のラインから、縦ラインが美しいしまった足首まで
高いヒールでカツカツ歩く姿は理想そのもの。
 
ホワイトのパンツやタイトスカートも履いているのだが
パンツの線が見えたことが一度もなかった。
 
「ねえねえ。いつもパン線(パンツの線)が見えないけどパンツってどうしているの?」
女子トイレで歯を磨きながら、彼女のお尻をまじまじみながら聞いてみた。
 
「Tバックですよ〜」
 
「えぇ!!!!」
 
清純そうな彼女がまさかのTバック!
歯磨き粉をゴックン、飲みこみそうになった。
「パンツのラインが出るのが嫌なんですよ」
 
おっしゃる通り。
お尻フェチのわたしからしたら、パン線は興醒めだ。
 
百年の恋も一瞬で冷める。
 
それからわたしは、彼女のパンツがいつも気になった。
 
タイトめなスカートの日。
「今日もTですか?」と聞くと
「今日もTでございます」と彼女は答える。
 
ホワイトパンツの日。
「もしや、今日もアレですか?」
「もちろんTです」
 
こんなやりとりを続けていたある日
「みなみさんも履いた方がいいですよ! わたしみなみさんのタイトスカート姿みたいな! 絶対似合いますから」
と言ってきた。
 
アラサー向けファッション雑誌から飛び出したようなスタイルの良さ
オフィスカジュアルでまとめた上品な彼女が
Tバックを履いているというギャップだけで
わたしの妄想が膨らみドキドキするのだ。
 
その彼女がまさかのT!
しかも、わたしにTをすすめてくる!
 
アラフォーのわたしがTを履いたのは
人生で片手ほどである。
持ってはいるが、ほぼ出番はないのだ。
 
白いパンツやぴったりめのデザインの洋服を避けていたから。
 
だが、実は彼女のお願い事にめっぽう弱いわたし。
「みなみさんのこんな髪型みたいです」と言われたら美容院に行くし
「ここ気になっているお店なんです」と言われたらホイホイついていくのだ。
 
この日も、まんまとTバックを買いに走っていた。
 
それから半年後くらいだったろうか。
「もしかして、Tバック履いてる?」
 
飲んでいたペットボトルの水を、吹き出しそうになった。
3人目の子供を産んだばかりの旧友に急に変な質問をされたのだ。
 
「なにっ! 急に!
Tバックじゃないけど、ハーフバックだよ〜」
 
そう実はわたしはあれ以来、Tバックではなくハーフバックを履いている。
 
「やっぱり〜。なんかね色気があったり、もてる人って、みんなTバック履いてるんだよ!
わたしなんておへその上まであるベージュのおばさんパンツだよ!」
 
やたらと1人で納得していた。
みんなじゃなかろうが……。
「みんな、すけてたり面積の少ない下着を付けてるの」とさらにたたみかけてきた。
わたしがこの時、色気が出ていたかはわからないが、
この話を聞いて会社のTバック女子を思い浮かべていた。
 
確かに彼女は美しい。品がある。服もどちらかというときちんとした清楚系だ。
だがそれだけじゃなく男性を翻弄する蠱惑的な魅力があるのだ。
会社の男子がこぞってほの字だった。
 
考えてみるとTバックは、メリットが多いのだ。
 
まず第1に、パン線が出ない!
どんなファッションにもチャレンジする勇気が出るのだ。
 
第2に、 お尻が綺麗になる気がする。
これは第1の理由で体のラインが出るファッションを着ることにより
意識が向くからなのだろうか。
 
第3に、パンツのゴムが食い込まないのではき心地が良い。
 
もはやTバックはかつてのセクシーアイドルがテレビでちら見せしたり、
ちょっと遊んでいる女性というイメージからかけ離れ
ファッションに必要不可欠で
若い子はなんの抵抗もなく履いているシロモノなのだ。
 
実際わたしはTバックではなくハーフバックだ。
 
Tバック唯一のデメリット
お尻への食い込みがわたしには耐えられなかった。
その点、ハーフバックは緩和されている。
 
そして、Tバックと同じようにパン線ではでない。
 
心なしかお尻の形もよくなった気がする。
先日、外国の男性から、正面ではなく、後ろからナンパされた。
 
そしてやはり心の持ちようが違う。
 
ハーフバッグの生地の量のせいか
なんとなく気分までセクシーになるのだ。
 
ちなみに男性からはわりと反応はいい。(むふふ)
もしかしたら、あからさまなTよりもハーフの方がいいのか?
 
アラフォーともなると、肌の露出しすぎは、頑張っている感が出てしまう。
見苦しく感じるかもしれない。
 
その点、
仕立ての良い服の内側の
実は布の少ない不安定さが、
 
どうやら外側に、
にわかに色香となって出てくるようだ。
 
思えば、美しい方や魅惑的な諸先輩方に
ガードルや補正下着といった
ガッチガチの鎧をつけている人は見たことがない。
 
大人女子は内側が大事!
 
もしちょっと変わりたい・大人の色気を漂わせたかったら
明日、Tバックを買いに走るのだ!
 
 
 
 
***
 
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2020-05-11 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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