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メディアグランプリ

ペイントについて語ったらピザを食べたくなった話。


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:いじちようこ(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
「何これ楽しい!」「もっと塗るとこないですかー?」
ペイントのワークショップをすると、必ず湧き起こる声・声です。「やった!」と小さくガッツポーズの私。
 
突然ですが、ペイント=ペンキ 塗ったことありますか?
今日は塗ったことがない、という方へ ペイントするってどんな感じ?ということをお伝えしたいと思います。
 
申し遅れましたが、私はインテリア・カラーのコーディネーターをしています。
イギリスのオーガニックペンキをある時お客様に紹介してみたら、私自身がその色・質感に惚れ込んでしまい、それ以来ご提案することが多くなりました。
冒頭のように、ワークショップをして一緒に手を動かして塗ることもあります。
ですが、最初に「この色に塗りかえたら理想のイメージに近づきますよ!」「セルフで塗ったらコストダウンですよ!」と熱くご提案しても
たいていの人は「え、ペンキ?」「自分で塗るの?!」と引いてしまわれます……、
それも仕方がありません。
ペンキについての日本での一般的なイメージとしては、
「欧米の人は自分で塗っているらしい」けど「あの匂いが苦手」「日本ではプロの職人に頼むもの」
こんな感じでしょうか。
そんな方へ説明するときに思いついたのが「ペンキを塗る」=「ピザを焼く」のに似ているよー、の例えでした。
そう、考えれば考えるほど似ているので、これを思いついたときは嬉しかったものです。
ピザに対するイメージもひと、ふた昔前までは、
「イタリアではマンマがその家に伝わるピザを焼いてくれるらしい」「修行したシェフが焼いてくれるもの」
「届けてくれるものよね」「一部ピザ好きが高じて自宅にピザの焼き窯作るような人もいる」
と、そんなイメージの食べ物だったかもしれません。
けれども今は、レシピアプリに「手作り簡単ピザ」のタイトルは溢れているし、
毎週ではないけれど、ちょっと人が集まるとき、時間があるときに作ろうかな、と「たまのお楽しみ」的に作る人も増えています。
特にこのステイホームの日々、手作りピザにチャレンジした人も多いのではないでしょうか。
特別な道具がいるのかと思えば、とてもシンプル。窯がなくても電子レンジのオーブン機能で十分、何ならフライパンでも焼ける。
具材も好きなものを無限に組み合わせられる。
作ったことがある方にはお分かりいただけると思いますが、やってみるまではハードルが高いけど、
「えいやっ」と手を動かしてみたら素人でもそれなりに美味しくできるもの、ですよね。
ペイントも全く同じなのです。ホームセンターや通販で道具を十分揃えることができるし、
こだわりたければ、ピザでいう全粒粉小麦粉+無農薬野菜レベル、の匂いゼロの安全なオーガニックなペンキを手に入れることもできる。
具材ならぬ、たくさんの色やツヤ有り・なし、組み合わせ、など選ぶ自由が無限にあるのも共通点です。
塗り方に至っては、ピザが職人みたいに回せなかったとしても、コネコネすれば誰でも作れて、またそのコネコネが楽しいのと同じで、
ペンキの場合も職人のように美しく仕上がらなくても、ローラーをコロコロするのがとにかく楽しくて、ちょっと凸凹がある手作り感がかえって味になる、のも同じ。
恐る恐る丁寧に塗るよりも、手早く大胆に塗ってしまったほうがいい感じに仕上がるところも似ているし、
未経験ジャンルの手仕事が上手くいった成功体験は、忙しい大人にとっては無心になれて達成感を伴う楽しさがある、っていうのも同じ感覚です。
ピザでいう「オーブンからいい香りがしてきた!」というタイミングは、ペンキだと乾くとグン! と深みのある色・表情を見せてくれてウットリする、
その瞬間一気に苦労が報われる多幸感が似ているし、その後にピザなら美味しく食べられる、ペンキは家の景色が素敵に変わる、というご褒美つきなところも同じ。
この楽しい記憶・味(色)がクセになり、しばらく経つと無性に作りたくなる(塗りたくなる)中毒性があるところ、なんかも同じで、一度体験すると、
どちらもリピート率が高いです。
何より、一緒にワイワイ手を動かした家族や友人との時間が特別な宝物になるところ、そこにも目に見えない共通点があります。
食事もインテリアもリアルな暮らしの中での文化は引き継がれやすいもの。
手作りピザを作って食べていた家庭、好きな色を選んで自分で塗っていた家庭の子供は、その体験やセンスが血肉となって染み込んでいて、いつか大人になったとき
今度は自分好みの味・空間を求めて個性を発揮できるようになると思うのです。これはとても豊かな連鎖だと思いませんか。
その連鎖は子供でなくても、友達やご近所さんにももれなく広げることができるので、
ペイントしたい! となったときは、貴重な体験を独り占めしないで周りの人に手伝ってもらってくださいね。
「手仕事を一緒にする」って、年齢性別を超えて不思議と連帯感が生まれるものなので。
私もこれまで一緒にペイントした方々には、仕事を超えて遠い親戚のような感覚が残っていて、これは苦労を共にした同志的なものだと思います。
ということで、仲良くなりたい人を誘うのも大変オススメです。
こんな風にピザに例えてプレゼンすると、「じゃあ塗ってみるか」と採用してくださる方、結構いらっしゃいます。
一度体験していただければこちらのもの。見事ペイント仲間の誕生です。
「次に塗る機会があったら飛んでいくので誘ってください!」と言われるようになります。
 
そうそう最後にもうひとつ、目に見える共通点をお伝えしておきます。
それは、お察しのとおりピザもペイントも間違いなく「SNS映える」ということ!
動画でも写真でもどこを切り取っても絵になるので、作業中も記録に残しておいて楽しさをシェアしてくださいね。
どうでしょう、少しはペンキ塗りたくなってきたでしょうか?
次のお休みに小さな家具からペイントしてみるのはいかがですか?
何ならピザも仕込んでおいて、ペンキを乾かす間に焼き立てピザ片手にひと休み。なんてさらに良いですね!
ペイントを勧めたいのかピザづくりを勧めたいのか、よくわからなくなってきましたが……今口の中がピザになっていることは確かです(笑)。
 
思ったより手軽にできて、しかもクリエイティブ感を満喫できるペイント体験。ぜひ一度味わってみてくださいね!
 
 
 
 
***

この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

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2020-06-18 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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