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お片付けに必要なものは、ただシンプルなルール

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:もなか(ライティング・ゼミ通信限定コース)
 
 
その日私は黙々と格闘していた。
 
朝からお片付けをコーチングを受け、コーチに「今すぐやります!」と誓った。
「真っ先に片付けたい場所はどこか」と聞かれ、私は洗面台と洗面台の真後ろにある収納棚を選んだ。
理由は、「毎朝身なりを整え、鏡に写るところが整っていたら気分がよかろう」という前向きな気持ちと、心の中のナマケモノが「一番難易度が低く成果が見えやすいんじゃね?」とささやくのを聞いたからだ。
 
コーチから聞かれたことが頭に浮かぶ。
「こんな風にしたいという片付いた家をイメージ出来ますか?」
 
残念ながら、何度考えても分からなかった。
 
私の実家は、客観的に見て相当散らかっていた。
さらに、父方・母方両方の祖父母の家も相当散らかっていた。
夫婦ともに教師だったり、専業農家だったので、とにかく多忙で、片付けは後回しだった。
部屋の数だけはあったので、取り込んだ洗濯物はタンスを置いた部屋の床にどさーっと広げていた。各自そこから自分のその日着るものを持っていくのだ。
よく使うモノを出しっぱなしにして、仕舞うことがない家だった。
そこで育った私の両親も片付けを知らない。実家はもので溢れていた。
 
そう、私の問題は、片付け方が分からないことだ。
見たことないから上手くできなくて当たり前だよね!と開き直っていた。
さらに前職の公務員時代、税の滞納の回収や福祉の関係で訪問した家はどこもなかなか壮絶だった。
ある市営住宅では床には物があふれ、足の踏み場もなく、天井からは強引に補強してぶら下げたナショナルの扇風機が昭和のにおいをぶんぶんと回していた。私は少々の汚屋敷に驚かなくなっていた。
こんな風景が当たり前になりつつあることに危機感は持っていたから、たまに主婦系雑誌のお片付け特集を見ては、どこにも仕舞えない不要な物を増やしてこじらせていた。
 
お片づけをテーマにしたコーチングをお願いした時、コーチはとにかくシンプルに教えてくれた。
 
ものを全部出して、使用頻度別に分類するのだ。
毎日使うものは、1アクションで取り出せるところに置く。
1週間に1回のものは、2アクションで取り出せるところ。
数ヶ月なら3アクション、年に1回なら4アクションで取り出せるところ。
そして、人間が取り出しやすいのは、腰の高さから目線の上ぐらいの高さまでという。
よく使うものはこのゴールデンゾーンに収納し、年に1回くらいのものは、手の届きにくいところに仕舞っても良しとするのだ。
 
私は、コーチの言葉どおり、洗面台に出しっぱなしにしていた物や棚にしまった物を全部床に広げ、空っぽになった洗面所と収納棚を全部拭いた。
 
お片づけは残酷だ。
全部広げることで、自分の悪い癖まで暴露してしまう。
私は新しいことに飛びつくのは素晴らしく早いが、それを完結させるのは苦手だ。
案の定、使いかけの日焼け止めが何本も出てた上、ヘアワックスも2種類出てきた。
ある商品を使用中に他に気になる物があると買ってしまい、使いきらない内に次へ次へと浮気していたのだ。
思わず苦笑いをして、まず古い方を使い切ることにきめ、新しい方をしまい込んだ。
「福袋の中に入っていたが色が合わない」などの理由で使っていない化粧品は、送料や手間をかけてもメルカリに出す価値のあるものとないものに分け、どうにもならないものは捨てることにした。
 
出した物を使用頻度や使用機会別に分類していく。
元あったところに戻すのではなく、取り出しやすさなどを考えて収納する。
観音開きの扉であればとり出しやすい所へ使う機会の多いものを、引き出しであれば手前に使用機会の多いものをしまう。
書き出してみれば、なんと当たり前のことかと思うだろう。
しかし、私にとっては初めてコツをつかんだことだった。
 
今回、コーチは収納のコツをシンプルに伝えてくれた。シンプルだからこそルールが明確になり、考え込んだり迷うことなく片付けることができた。
日中の中断をはさんで、終わるまでに3時間ほどかかっていた。
小さいスペースだし、簡単に終わるかと思ったが、徹底的に分類をやると意外と時間がかかった。
終わった後の洗面所を見ると、確かに片付いていた!
これまでの片付けは「ものを隠す」という発想だったが、今回は「整理して片付けた」という確かな自信があった。
 
「気が散る」という言葉があるが、周りに余計な物があるほど気が散りやすい。
「出しっぱなしの方が、すぐに必要なものが目に入るし楽だよね」
今まで自分を正当化していたが、これまで物を散らかし、気を散らせることで私はいくつ失ったものがあるのだろう。
 
普段の生活や思考の癖と向き合うお片づけは、ある意味残酷だ。
今回、現実から目をそらさず片付けが出来たのは、方法を教え、伴走してくれたコーチのおかげだ。
 
あのコーチングとお片付けから2週間が経っている。
洗面所は、今も無理なくきれいな状態を維持出来ている。
この洗面所に立つと、気持ちがさわやかになる。
鏡に映る収納棚も洗面台も、すっきりして綺麗で、いつまでも見ていたい。
奇跡を起こしたこの洗面所で私は美しくなれる!
片付けひとつで、こんなに気持ちが前向きになれるとは考えてもいなかった。
 
私は近いうちに次のターゲット、食品庫も片付けようと思っている。
 
これを読んで心が動いたあなた。
心のなかのナマケモノをなだめて、小さいところからお片付けやってみませんか。
 
 
 
 
***
 
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2020-06-25 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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