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初めからリーダーシップのある人はいない


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:伊藤慎悟(ライティング・ゼミ5月開講通信限定コース)
 
 
長年、経営コンサルタントとして、経営に関わる仕事をしてきて、「良いリーダーに出会ったことがある人とそうでないない人とでは、その後の人生や仕事に大きく影響するだろうなあ」と思うことが多くありました。
 
世の中には、生まれながらにしてリーダーシップを持っている人もいるような気がしますが、そんな人にも初めてはあったのでしょう。幼い頃、たまたま体が大きかったとか、人より勉強ができたとかいう理由で、最初は、学級委員やキャプテンをさせられたのかもしれません。しかし、そんなリーダー役を担う経験を人より多くすることで、リーダーとしての行動や振る舞いが自然にできるようなっていくのではないかと思います。
 
そんなリーダーを間近で見ている人も、リーダーの苦悩や大変さを理解し、「リーダーは、こんな時、何をするべきか」といったことを、リーダーを見て覚えていくのだと思います。
そうだとすると、世の中、見本になるリーダーばかりであれば、その後に続く人たちも、見本になるリーダーになっていく可能性は高いでしょう。
 
1970年代、少年ジャンプに連載されていた『キャプテン』という少年野球漫画がありました(ちばあきお作)。墨谷二中という中学校の野球部を舞台に、「谷口キャプテン」、「丸井キャプテン」、「イガラシキャプテン」という3代のキャプテンの目線で、成長する野球部の姿が描かれていました。
各キャプテンは、先代のキャプテンから影響を受け、「キャプテンはどうあるべきか」を自問自答しながら、課題を克服していく姿が印象に残っています。あの漫画はまさに良いキャプテンがいると、後に続く人もよいキャプテンに成長していく見本のようでした。
 
こういう循環なら良いのですが、問題は、良い見本になるようなリーダーに出会う経験がないまま自分がリーダーになってしまった時でしょう。
そんな人が、自分がリーダーになることになってしまったら、良くないリーダーが見本になってしまうか、反面教師にして、自分は良くないリーダーのようにならないようになるかのどちらかでしょうか。
しかし、後者の反面教師にする人も、見本になるリーダーに出会う経験がない状況では、良いリーダー像をなかなか描けないかもしれません。
 
多くの人は、自ら経験しないと本当に理解することはできません。良いリーダーに接した経験がない人は、自分がリーダーになった時にどう振る舞えばいいのか、なかなか難しいところがあるのではないかと思います。
 
以前、ある組織の管理職研修で、参加した10人の方にこんな質問をしたことがありました。
 
「これまで勤めてきた中で、ご自身にとって素晴らしかったと思えるリーダーの方はいましたか?」。
 
研修に参加した管理職の方は、全員50歳を超えていましたが、素晴らしかったと思えるリーダーが「いる」と回答された方は、10人中3人だけでした。
 
「いない」と回答した7人の管理職の方が、口を揃えて言っていたのが「仕事で出来る憧れる先輩はいたが、素晴らしいと思えるリーダーと言われると思い浮かばない」ということでした。
その一方で素晴らしいと思うリーダーがいたと言う人に、「そのリーダーはどんなところが素晴らしかったか?」と聞いたところ、「私のことや、私の将来のこともよく考えていてくれた」と話されていました。
 
仕事ができる人と、良きリーダーとは同じではないということでしょうね。
 
中小企業を対象にした経営コンサルタントをしてきて、このリーダーシップのある管理職がいない組織に出くわすことがよくあります。
 
自分一人や夫婦だけで事業をやっているのであれば、リーダーシップを発揮するような機会はあまりないのかもしれません。もちろん一人でやっているような事業であっても、リーダーシップは必要なのですが、「組織」とは言い難いです。私がここで言っているリーダーシップとは、組織に関わるメンバーを束ねたり、導く力のことです。
 
それでもまだ組織が小さい時には、リーダーの思いや考えは伝わりやすいのかもしれませんが、組織が大きくなればなるほど全体に浸透しづらくなっていきます。
そういった状態を克服するために、多くの企業では、「経営理念」や「経営ビジョン」、「行動指針」といった、組織に関わる人たちが「共通の目的や目標」を持って働けるような環境を作っているのではないかと思います。
 
ここ数ヶ月、新型コロナウイルスの影響で、テレワークを推進している企業の状況を見ていても、テレワークがうまく行っている会社ほど、良きリーダーの存在が見受けられます。
良きリーダーは、自宅にいる社員一人ひとりの仕事の状況をよく把握しており、適切なコミュニケーションを図りながら、全体がうまく回るように段取りをしてくれたなどの感謝を述べられていた場面を何度かテレビで拝見しました。
そんなリーダーの元で働いている社員の方は、きっと自分がリーダーになった時も、自然に良きリーダーの真似をすることが出来ていけるのではないかと思います。
 
「初めからリーダーシップのある人はいない」。
リーダーシップは学ぶこと、真似ることで培われていきます。自分たちに必要な人を、自分たちで育てていけるようになることで、組織は本当に強くなっていくのだと思います。
 
ちなみに、私は昔からBチームのキャプテンをすることが多かったです。
Bチームは、レギュラーとは言えないだけに、Aチームのメンバーに比べて、技術も経験も劣っていることに加え、負け犬根性みたいなものが根付いていて、モチベーションが低下しています。そんなBチームのキャプテンも、高いモチベーションを持って、メンバーをまとめることは簡単でなかった覚えがあります。
 
ただ、自分も含めてAチームに入れなかった悲哀や悔しさみたいなものを感じる経験は多くありました。
 
中小企業をBチームと言ってはいけないかもしれませんが、中小企業を対象にした経営コンサルタントを生業にしている私は、ひょっとして、今もBチームのキャプテンとしての役割を果たしているのかもしれないと思うことがあります。
昔と大きく違うことは、人生や経営は長期戦なので独力次第で逆転が可能であることを知ったことと、メンバーの個性や特徴を活かせることを覚えたことでしょうかね。
 
 
 
 
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2020-07-18 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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