メディアグランプリ

5秒の法則


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:高須(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
僕はドラマの脇役のような人間だ。つまり僕の人生にスポットライトを当ててもはドラマになるような物語は何もないと言うことだ。
 
最近、そんな自分に僕は危機感を持った。
 
今年僕は社会人となり、学生だった時と比べプライベートな時間も減り、このご時世でなかなか友人と遊べず、一人で変化のない日々を繰り返していた。そんなある日、急に自分の人生に何も変化がないこと、もしかしたらこのまま自分の人生になも起きないまま過ぎていくのではないかという恐怖に襲われた。
 
このままダラダラ日々を過ごしていいのか? 何かを変えなければ本当に危ないのではないか?
 
そんなことで悩んでいた時、名古屋市の久屋大通駅のHisaya-odori Parkにおしゃれなお店がたくさんあると耳にした。
僕は何もない日常に変化をつけるため、Hisaya-odori Parkに行ってみたいと思った。だが普通にしていたら、面倒くさがりな自分は行動しないことは分かっている。脇役のような人生を送っている自分の内面は、まるでナマケモノのようだった。これまでも何か行動しようとするたびに、面倒になり結局何もしないということが多々あった。
そこで何かいい方法はないのか調べてみると、メル・ロビンスの「5秒の法則」に出会った。
5秒の法則とは、どんなめんどくさがり屋もすぐ行動できるようになる魔法の薬のようなものだ。5秒の法則はとてもシンプルで、やるべきことが頭に浮かんだら、5・4・3・2・1・GOで行動に移すだけだ。人間の脳は何かやる必要があるとき、5秒以上考えるとやらなくてもいい理由を考え出す習慣を持っている。そこで脳がやらなくてもいい理由を考え出す前、つまり5秒以内に行動することで、瞬間的に行動を起こせるということだ。
 
早速僕はHisaya-odori Parkに向かうことにした。そして5秒の法則を使う。
5・4・3・2・1・GO
僕は部屋を出て駅へ向かっていた。ナマケモノのような僕がすぐ行動に移すことに成功した。
 
そしてHisaya-odori Parkに到着し、あたりを見渡す。おしゃれなカフェ。おしゃれな人々。まるでフレンチレストランみたいな場所だ。僕はドレスコードのあるお店に普段着で来てしまったような場違い感を感じていた。そう思った時、周りを歩く人のある会話が耳に入ってきた。「あっちに本屋があるらしいよ」それは学校の休み時間、教室のあちこちで会話が行われているのに自分の名前が出たときその会話だけスッと聞こえてしまうような、なぜかその会話だけは自然と聞こえた。その本屋に行ってみよう。僕はそのまま本屋がある方向に向かって歩いた。
 
その本屋の名前は天狼院書店と言うらしい。実際に見てみると、まるでおしゃれなカフェのような外観だった。入ってみると入口付近のチラシ入れに目が止まる。そのチラシたちをアスファルトの隙間に生えているダンポポのように、僕はなぜが注目してしまった。次の瞬間、僕はチラシを一枚手にとっていた。
【フリーライター 入門ゼミ】
それはライターを目指す人のためのゼミだそうだ。
「ライターになりたいんですか?」
じっとチラシを見ていた僕をの姿を見て、店員さんが声をかけてくれた。
だが僕はライターになりたいなど考えたこともなかった。ライターになるには特別な才能が必要なのだと、そして僕にはライターになれるような文章力はない。そんなことを考えていた僕の表情を察して店員さんが
「文章を書くことに興味があるんですか?」と言った。
僕はなぜが
「そうですね」と答えていた。
特に文章を書くことに興味があったわけではない。今考えたらなぜそんな言葉が出たのか不思議だった。けれど天狼院書店には平凡な僕の日常を変えてくれるような何かがあるように感じていた。
「でしたらこっちの方がおすすめですよ」
僕は店員さんから別のチラシを受け取った。そのチラシには大きな文字でこう書かれていた
【人生を変えるライティング教室 天狼院ライティング・ゼミ】
 
家に帰った後もライティングゼミのことについて考えていた。
これはチャンスではないのか。ゼミを受講したら何かが変わるかもしれない。
 
受講してみようかな。
 
そして5秒の法則。
5・4・3・2・1・GO
次の瞬間、なぜが頭の中の奥の引き出しから4年前に途中で挫折した英会話や去年挫折したジムのネガティブな記憶が呼び起こされた。
しかし僕はもうすでに行動に移していた。僕はライティングゼミに申し込んだのだ。
 
そしてゼミの初日を迎えた、僕はライティングセミに行くのが億劫になっていた。ついにはオンラインで受講しようかと悩んでいた。しかし5秒の法則を使い、なんとかギリギリで家を出ることに成功した。
天狼院書店の前に到着したのは授業の5分前。何人ぐらい受講しているのだろうか。どんな人たちがいるのだろうか。不安な気持ちはあった。けど僕はお店の中に入った⋯⋯
 
1時間半に及ぶ授業はあっという間に終了した。天狼院書店から帰る道中、僕はライティングゼミを受講して本当に良かったと感じていた。
その時の気分はまるで中学校や高校の入学式のような、これから始まる新しい日常にドキドキした気分だった。
自分で積極的に変化を起こそうとした結果、僕は天狼院書店のライティングゼミに出会うことができた。やはり行くか行かないか迷ったら行くべきだと思った。
 
そうだ、次は前から行ってみたかった茶道教室に行ってみようか。5秒の法則。
5・4・3・2・1⋯⋯
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

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2020-12-28 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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