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「Dr.STONE」は科学史の教科書だった


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記事:成田陸(ライティング・ゼミ特講)
 
 
とある休日。ストーブを焚き、手元には水とお菓子を持って無心でNetflixを見る。たまにはそんな日があってもいいだろう。そんな日にみた1作が神アニメだった。
 
「Dr.STONE」だ。王道SFファンタジーで、さすが少年ジャンプ。圧倒的なストレートで、こちらを笑わせるし、手に汗握らせるし、感動させる。ただ、本作はそれだけに留まらない。
作中で披露される科学技術が、あまりにわかりやすく模倣すれば、実験を起こせるようなレシピだった。
 
本作はアメフトマンガ「アイシールド21」の原作を書いた稲垣理一郎先生の作品である。「アイシールド21」のキャラを彷彿させるようなキャラも登場するので、「アイシールド21」を見ていた人間からすると、実家に帰ってきたような「おかえり」を感じられる。
 
本作は、全人類が石化して数千年後の世界が舞台になる。まるで原始時代のような世界である。そこで石化から復活した主人公がいて、全人類の石化を科学技術によって復活させ、科学を進歩させるまでのストーリになる。もちろん、昔気質の職人のように黙々と作業するわけではない。仲間もできるし、敵となる人物もいる。アニメの一期はプロローグ的な構成になっており、2021年1月から2期がはじまり本格的なバトルに突入していく。
 
しかし、本作で最も驚くのはその取材量とわかりやすさだ。
 
科学技術というのは、一般人から見るとブラックボックスになっており、まるでわからない。
 
日々、パソコンやスマフォを扱い、使いこなすことができるかもしれないが、それらの機器を製作できない。発展しすぎた技術というのは魔法と変わらない。誰かが言っていたような気がする。魔法は呪文を唱えれば発動できるのかもしれないが、原理原則を理解していなければ、呪文を改造することができない。
スマフォはまるで魔法である。わたしたちは当たり前に使うが、昔、それこそ江戸時代の人からすれば、魔法のように感じられるのは想像に難くない。果たして、スマフォの仕組みを教えてくれてと言われて、スラスラと専門家のように答えられる一般人がどれだけいるのだろうか。
スマフォは発展しすぎているかもしれないが、たとえばお酒の作り方は、塩の作り方は?
このへんであれば、サバイバル技術を知っている人はいるかもしれな。
 
他にも電球の話。エジソンが京都で開発した話が知られて記憶に残りやすいが、いまわたし達が日々使用している電灯になにが使われているか、答えられるか?
ちなみに竹ではない。
 
動物の中で、道具を利用する種類は多くはないが存在する。チンパンジーやオラウータンが道具を利用して、餌を手に入れるように。カラスが道路に木の実をおいて、車でわろうとすることもある。しかし、道具をつくるために、道具をつくるのは我ら人類だけである。
 
あなたは、今、目の前にある物のものづくりの過程がわかるだろうか。興味があるものなら答えれられるかもしれない。しかし、パソコンや洋服、自動販売機、車などなど身近なものでも答えられないのがほとんどではないか。本作はこれ以上の技術を、わかりやすくアニメで表現しているのだ。それだけでも科学の教科書になる。
 
科学とは人類の積み重ねである。それは論文、特に技術系の論文を見れば、一目瞭然である。
 
先人の研究を引用することで、新たに議論する必要はない。車輪の再発明をしない。車輪がある時代に、ただの車輪を開発しても意味はない。これはIT業界でよく聞く言葉らしいが、どんなビジネスでも新たな付加価値がなければ成立しない。焼き直ししたようなサービスやコンテンツ、物品は価値に転嫁しづらい。
 
つまり、人類の営みは先人の力を借りて発展してきた。巨人の肩に乗る。こんなことも言えるかもしれない。
 
「Dr.STONE」という作品は、科学技術同士がどのような影響を与えて発展してきたかを描いている。そして歴史は、使用される技術によって区分されることが多い。縄文時代と弥生時代の境目は、農耕技術があるかどうかだった。江戸時代と明治時代は西洋技術が入ってきたどうかで変わる。また、AIが発展して全世界に普及した世界と、今が同じであるわけではない。本作は原始時代から現代まで一気に駆け抜ける。まるでジェットスターのようなスピード感がある。もしくはタイムワープを擬似的に体験できるかもしれない。
 
技術の概要と技術が生まれた歴史を本作は伝えてくれる。
だから
「Dr.STONE」は科学史の教科書だと思う。
 
なお、アニメではED曲の後に、テレビの科学番組で見るような注意文がある。
「この物語はフィクションですが、登場する動植物や物質、製造方法なぢは実在するものに基づいています。……中略……決して安易にマネをしないでください」という一文がある。
決して面白そうだからといってマネはしてはいけない。
 
 
 
 
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2021-01-19 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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