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メディアグランプリ

【秘技】美味しいソフトクリームの見つけ方


Matsushimaさん ソフト

記事:Ayami Matsushima(ライティング・ゼミ)

 

季節は冬である。幸せを感じるソフトクリーム探索に、今は実にピッタリな季節だ。だって、夏はどんなソフトクリームも美味しい。限定販売も多い。そんななか、一年中、売っているということは、冬でも人気があるということだから。だからこそ、私は今、貴女にお伝えしたい。

ここでは、「バニラ」もしくは「ミルク」ソフトについて議論したい。いささか、あっさりしたものを「ミルク」と呼ぶ店が多いようであるが、ここではどちらも同じ「バニラソフト」とさせて頂きたい。味のバラエティーが多すぎると、比較が難しいし、そもそも私にとって、ソフトクリームと言って思い浮かべるのは、あの、白く、天を目指してスパイラルの渦巻き以外に他ならない。

ところで、貴女はコーン派であろうか、それともカップ派であろうか。ソフトクリームを買うと、「コーンにしますか、カップにしますか?」と聞かれることがある。コーンはワッフルコーンが一番だとか、懐かしいウエハースの薄っぺらいのは嫌だとか。あるいは、手に垂れるのをさけるためとか、ひょっとするとダイエットでカロリーセーブを目指してカップしか買わないとか。いろいろな方がいらっしゃることであろう。ここで、私の意見をお伝えしよう。結論から言えば、私はどちらでも構わない。なぜなら、あのソフトクリーム自体について、うねうねと伸びるその形を愛で、スプーンですくい、溶けないうちに形を整えながらなめるのがソフトクリームを食べる醍醐味であり、私にとってその入れ物の味はどうでも良いのだ。よって、パンケーキに乗っかったソフトクリームだとか、エスプレッソをかけるアフォガードも、ソフトクリームを味わうという観点から、比較対象に入れたい。

それでは、本題の美味しいソフトクリームの見つけ方に入りたい。高級な雰囲気の喫茶店、あるいはホテルなラウンジにはさぞかし美味しいソフトクリームがあるだろうというのは想像に難くない。しかし、バニラビーンズのつぶつぶが顔をのぞかせる濃厚バニラアイスをメニューに発見することはあっても、こういった場所でソフトクリームにお目にかかることはまれである。結構、意外である。ソフトクリームには、絞り出すための専用の機械が必要なのだ。そして、それはソフトクリーム専門店であったり、チェーンの喫茶店であったり、百貨店の食料品売り場のイートインコーナーであったり、あるいは駅の小さなカウンターであったり。そんな、わりと貴女がきっと親近感を感じるところに存在している。近所のスーパーにはないんだけれども。

費用対効果の観点から言えば、お手頃価格の方が嬉しいに決まっている。まあ、値段は正直だから、高いソフトクリームは濃厚で美味しい。しかし、私の経験では、意外に極端に安いソフトもいける。そんなソフトクリームは、人通りが多い駅の、結構昔から続いている小さなお店で、いすが数席だけあって、入り口にソフトクリームの看板とかプラスチックのおもちゃみたいなのが、「さあっ、おひとつ持っていきなさい」とばかりに置いてあるようなところにある。ちょっと離れて見ていると、ソフトクリームを買って、ちょっと座って一息ついて、そしてすぐ立ち去っていくヒトが多いことに気がつくはずだ。そして、お年を召したおばあさま達が多くお買い求めになっているところは、味に間違いがない。何となく懐かしいような、濃いクリームの味がする、舌触りがなめらかで、オーソドックスなソフトクリームだ。ちなみに、私の一押しのお手頃価格ソフトクリームは、200円である。薄っぺらいウエハースのコーンしかなくて、味もバニラしかなくて、お金を払うとすぐに手渡してくれて、路面に面した狭いお店の、その狭い空間に並べられた椅子に座って食べて、すぐに出て行かないといけないんだけど、良く売れている。みんな、買い物途中や帰宅途中に、歩き疲れて、冷たい物が欲しくなって、ちょっと缶コーヒーを飲むような気分で買って食べて出ていくのだろう、きっと。だって、私がそうだから。

他には、食べる場所とか、一緒に食べるヒトも、ちょっとだけ重要かもしれない。ソフトクリーム本体の評価とは離れてしまうけれど、子供と一緒に食べて、溶けるから、、、とハラハラしながらな見ているお母さんも嬉しそうだし、愛しい恋人と一緒に食べるソフトクリームは格別だろうし。残念ながら、私には想像しかできないんだけど。

もし、私と同じような境遇の貴女がいたら、おすすめのソフトクリームがある。

本屋さんで売っているんだけど、ここのソフトクリームも美味しいです。福岡天狼院は、通りを眺めながら、窓に面したカウンターでソフトクリームを食べて、読書もできます。もちろん、ソフトクリームに合うコーヒーもありますよ。

 

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2016-02-04 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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