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男性のオタク趣味は百害あって一利無し


オタク2

 

記事:住所不定☆ジョブズさま(ライティング・ゼミ)

一般的に男性の趣味は実生活の面から見た時に、役に立たないと言われる事が多い。生物学的に女性は、XX染色体である事から非常に安定していると言われており、さまざまな事に対して平均値から大きく外れる事はない。しかし男性は、XY染色体で構成されている事から不安定であり、極端な思考や行動を起こしやすいと言われている。

もっとわかりやすく誤解を恐れずに言うならば、ヒトは女性の体をベースにして、胎児の段階で無理矢理男性の体を作っているという事である。ある意味、出来損ないと言えなくもない男性であるが、結婚すると嫁さんの顔色をうかがい、逆らわないように生活している人が多いのは、決して無関係ではないだろう。

女性の趣味で代表的なものといえば、ファッションにまつわるものだろう。衣類はもちろんの事、トータルのコーディネイトを考えるならば靴やヘアメイク、小物も重要な要素となる。しかしそれは、大雑把に「衣」というカテゴリーに分類され、生きていく上で極めて重要なものである。また、食に関してもこだわりを持っている女性が多く、美味しいものを食べたいという欲求は男性よりも強いように感じる。男性の女子化も進んでいる事から「スウィーツ男子」も登場しているが、それでも女子にはかなわない気がする。

一方、男性の趣味は実生活に有用でないものが多い気がする。その代表が「アニメ」ではないだろうか。女性も少なくないだろうが、男性とはちょっと違う性格を持っているので、ここでは割愛させて頂く。アニメを見なくても生活に困る事はなく、せいぜい作品の世界に没頭して現実を忘れられる事だろうか。また、同じアニメ好き同士が集まる「オフ会」などで存分に語り合う事だろうか。しかし、それは端から見ると理解し難い団体であり、あまり良い印象を持たれていない。やはり「オタク」と思われて終わりである。また、周りが見えなくなるほど熱中する特徴がある。

便宜上、ここで一度言葉を定義してみたいと思う。好きな事をお金をもらってするのが「プロ」、お金を払ってするのが「アマチュア」とする。いまは仕事をしていないが、以前はプロだった人も「元プロ」という事で「プロ」のカテゴリーに入る。

次にアマチュアであるが、生活に有用性のある趣味を持った人達を「マニア」、有用性のない趣味を持った人達を「オタク」とする。もう少しわかりやすい例を挙げるならば「お酒」が良いだろう。男性には多い趣味と思われる。お酒は趣向品という面が強いが、広い意味では飲食であり、これに詳しくなるのは非常に有用といえる。食事を美味しく食べるのにお酒は良きパートナーであり、相性の良いお酒を選択出来ればいう事ないだろう。オーディオについても同じ事が言える。一見、有用性のないものに思えるが、生物にとって音楽は重要な意味をもつ。過去の実験では、植物に音楽を聞かせる事で聞かせない植物よりも、生き生きとしていたという結果も出ている。文明には音楽がかならず存在し、クラシックに代表されるオーケストラは、神に捧げる為に発達したものだろう。直接、生死に関わる事はないかもしれないが、音楽のない世界で人は生きていけない。だから、オーディオ趣味の人達は「マニア」なのである。実際、「オーディオオタク」よりも「オーディオマニア」の方がしっくりくるような気がする。

改めて「オタク」の代表である「アニメ」について考えてみたいと思う。先ほども述べたが、アニメは見なくても生活に困る事はない。それどころか、アニメの話ばかりしていたら、社会不適合者と思われるかもしれない。一般的なイメージも良くなく、よくテレビのインタビューに登場する「オタク」は、まさに「オタク」以外の何者でもないと思われる人が多い。その方がわかりやすいからだ。しかし、オタクはその分野においてはプロにも負けない知識を有しており、自分の好きなアニメのためなら、一生懸命働いて稼いだお金を惜しみなくつぎ込む。まさに「愛」がなければ出来ない行動である。

その中で、前々から思っていた事がある。「世界最強の書店」を作る事を宣言している三浦さんは、「ライティングオタク」だったのではないか、と。本人が口にする事もあればコラムにも書いている事だが、20代の時には原稿用紙に1日40枚の小説を書いていたそうである。尋常ではない量である。その多くの小説は、読まれる事もお金になる事もなかったのではないだろうか。その書かれた小説を読まなくても、特に困らない。原稿用紙を買う為にお金を使う。まさにオタクの条件に合致する。

書くという行為は誰でも出来るし、ありふれたものだ。だが、そのオタク行為を極めた結果、どうなっただろうか。今や飛ぶ鳥を落とす勢いの天狼院書店の原動力となり、現在も進行中である。オタクがプロになった瞬間だ。常人のレベルを遥かに超え、周囲の人々を納得させられるところに到達した時に、初めて見える世界。だが、勘違いしてはいけない。極め方が問題なのだ。その行為がお金に変わればプロになるし、変わらなければオタクのままである。このコラムを書いている当人も、アニメオタクのままで終わる気はない。オタクを極めるためのライティングである。

 

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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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2016-03-16 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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