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メディアグランプリ

議論に必要なのは、ロジカルさよりも意見と人格の分離かもしれない


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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:成田陸(ライティング・ゼミNEO)
 
 
時刻は22時43分。終電まで1時間をきりそうだ。軽い打ち上げのつもりだったのが、まさかここまで議論が盛りあがって帰りが遅くなるとは思わなんだ。
 
それは、先日の「1シートマーケティング」の最終講座の後のことだった。天狼院書店が開講している「1シートマーケティング」は、1枚のシートでビジネスを解析し、4か月間の講座と課題提出を経て最終講座では自分のビジネスを考えて発表する。東京天狼院には、私も含めて3名が、ほぼ毎回会場に集まっていた。そして、最終講座で自分のビジネスを発表したのは、東京で現地受講していた3名だけだった。私は自社メディアのデジタル化について、1人はBARについて、もう1人はロジカルシンキングの講座についてだった。他にも受講者はいたが、現地受講していた私たちだけが最終講座まで事前課題を一応は提出できていた。週一の課題についてはどうしても時間が足らず提出できなかったが、事前課題だけは、他の2人が提出していたから負けられない、サボれないと思った。おそらく他の2人もそうだろう。現地受講だから連帯感があったし、何より講座が終わった後に3人で講座の振り返りができたのが良かった。講座も後半になりフルスロットル教室が始まってからは、さらに振り返りに熱が入り、緊急事態宣言の解除後には三浦先生が講座の中でおススメしていた「池袋の風」という居酒屋にも行き、飲みながら意見交換していた。
 
最終講座の後も、いつものように課題や講座内容について議論を交わしながら歩き、繁華街にあるBARに入った。21時過ぎのことだった。話題の中心はSさんのロジカルシンキング講座についてだった。私のメディアは専門性が高く、またもう1人のBARについても独自性が強いためコメントすることは可能であっても議論には発展しづらい。しかし、Sさんのロジカルシンキングは違う。東京天狼院に集まっていた3名は幸か不幸かある程度ロジカルシンキングができ、共通言語となっていた。つまり、自分ごとに考えられるし、各々会得した手法などもあるから持論も展開できる。だからかな、お酒が入ってからの議論はヒートアップした。お隣さんは、わいわいと流行や美味しいお店などの話をしており、一方で、男3人が「ロジカルシンキングとは何か?」、「ロジカルシンキングを習得すると役立つのか?」、「強い組織にはロジカルシンキングが絶対必要だ」などの論を展開していた。時たま、ヒートアップしすぎてお隣さんやマスターがドン引きした様子で会話と手を止めていたのを私だけは気づいていた。
 
そうこうしていくうちにお酒も議論も進んでいき、SさんとBARの人がある論点にぶつかりデットヒートを迎える。ちなみに私は仲介役として議論の交通整理をしていた。2人の論点は真っ向から対立し、「竜虎相搏つ」とはこういうことを言うんだなぁと思っていた。
Sさんは腕を組み、BARの人は初めは体をSさんの方に体を向けていたのだが、対立してからは体を正面にして視線はSさんと反対方向を見ていた。さらに、身振り手振りで済んでいた説明が、壁をホワイトボード代わりに説明し始めた。本人達の様子は真剣そのものだが、私は周囲から感じる「この人たちヤバい人たち?」という視線を受けながら思わず笑ってしまった。最終的には一応の終結がみえ、帰る時間になったのでお開きとなった。
 
こうしたロジカルな話には批判が付き物だ。むしろ批判なくして議論なし。予定調和的な議論であれば面白みがないし、身にならない。
 
ただ、その批判が意見としてではなく人格批判に結びついてしまっている人が少なくないように感じている。私も取材等で本音を引き出すためにあえて取材先の主張とは異なる論点をぶつけたりすることもある。その時に、批判的な意見をぶつけるとなぜか「あいつは自分のことが嫌いだ」と捉えられることがある。私は別に人格を批判したいわけではなくて、意見や論点について意見を述べているのだが、そう捉えられないケースがある。また、ロジカルすぎるとあまり人に好かれづらい。これはなんとも感覚的な話だが、東京天狼院に集まった3人も漏れなくそうした感覚を持ち合わせていた。
 
だからかな、ロジカルで話し過ぎた日には自己反省会を開催してしまうことがまぁ多々ある。「あそこまで深堀りしなくても良かったな」、「批判的になり過ぎたかな」、「嫌われていないかな」と、帰り道に反省したりする。
解散後、電車に乗っているとSさんからグループでそうしたメッセージが届いた。だが、BARの人も私もあまり気にしていなかった。むしろ互いの批判も含めて議論が楽しかったのだ。それは3人とも全員が「意見」と「人格」は別物と認識していたし、呼吸するように会得していたからなんだと思う。そのスタンスが僕らの共通言語なのだ。だから批判しても議論が終われば何事もなかったようにコミュニケーションが取れるし、次回会う約束もできる。ロジカルシンキングは大事だと思う。でもそれ以上に「意見」と「人格」の分離ができるマインドが大事なのではないかと今回の一件を通して強く感じた。ロジカルシンキングというソフトを入れる前に「意見」と「人格」の分離というOSの導入がきっと大事。
まだ1シートマーケティングの最終課題が残っている。2人に負けないように課題に取り組みたい。
 
 
 
 
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2022-05-25 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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