バックを小さくすると優柔不断がなおるかもしれない
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記事:はやみん(ライティング・ゼミ)
去年まで私のバックは大きくて重かった。
今はかなりコンパクト(私としては)になった。
「はやみんの荷物どれ? 取ってあげる」私のバックを私に手渡すために取ってくれようとする友達に、
「重いから、自分で取るから大丈夫だよ」と言うよりも先に、友達は私のバックに手をかけ、持ち上げようとして、思わず
「おもっ……なんでこんなに重いの?」という言葉が、友達の口から漏れたことは数知れず……エステサロンや美容室に行くと、店員さんがバックや荷物を持ってくれるが、そこでも
「バック重いですね〜いつもこんなに重いんですか?」と何度聞かれたことがあるか数え切れないほどある。私はいつの頃からか毎日持ち歩くバックが重くなっていったのである。なんでバックが重いかと言うと、単純に荷物が多いからである、持ち歩くものが多いのだ。
仕事に行くだけなら、財布、携帯、化粧ポーチ、手帳、ハンカチとちり紙くらいで充分な気がするが、私の手帳はほぼ日手帳などを使っていたのでもともと大きめである。さらに手帳と同サイズのノート、直近でセミナーや講座に通っていればその復習のためにテキストが加わる、私はここにiPadやらMac book airやらそれに伴い充電ケーブル類がプラスされる、一眼レフを買って写真をよく撮っていた時はここにカメラがプラスされ、さらにさらに読みかけの本がプラスされていくとますます私のバックは大きくなり、そして重くなるのである。
新しく私がバックを買う時の基準は軽くて、荷物がたくさん入る! これがバックを選ぶ時の基準のため新しくバックを購入するごとに、一回り、一回りバックが成長していくのである。
最終的に手帳やノートや資料やパソコンやカメラや本など持ち歩くのだが全部使うかというと実はそういうわけでもないのである。
でも持ち歩くのを辞めなかった理由は、バックに荷物を準備する時にもしかしたらあの時間にこの本が読みたくなるかも…….明日天気が良かったら写真撮りにいきたいかも…….待ち合わせまで時間がありそうだからその時にこの本を読もう…….などなど考えだすとついつい気がついたら優柔不断な私は家に置いて置く事ができなくなり、どんどんバックに入れていく、そして最終的にバックの中がパンパンになるくらい荷物を入れてしまうのである。
そんな私が去年の年末にバックを買った。いつもなら今まで使っていたバックよりも大きくなるはずが、今回は一回り以上小さなリュックを買ったのだった。
もともとリュックがほしいと思い、普段もつのにちょうどいいデザインの物を見つけ、店員さんにA4サイズとMac book airは入るか確認したところ入ったので前のバックより小さいけどまあいいかと〜思い買ったのだが、家に帰ってから今まで使っていたバックの荷物をリュックに全部いれようとすると……物理的に入らない。どんなに頑張ってみても、入れ方を工夫してみても入らないのである。さすがの私もそうなると仕方がないので今まで当たり前にバックに入れていた物を改めてチェックしはじめた。
お財布、iPhone、定期、化粧ポーチは必要である、ただ大きくふくれ上がった化粧ポーチの中身がすべて必要か? というとそんなことはなかった。自分の予定と化粧直しするポイントを考えれば自ずとまず化粧ポーチは小さくなった。次に手帳だがほぼ日手帳を使っていたが果たしてこんなに分厚い必要があるのか? 1日1ページも書いていないよね〜ということで手帳のスリム化に成功した。つぎにこの本急に読みたくなるかも〜と入れていた本類は本当に自分のスケジュールをみて読めるのならバックに入れ、そうでないなら思い切って持っていかないようにした。Mac book airやiPadに関しては1時間以上ブログを書いたり作業したりする時間があるときはMac book airをそうでない時iPadを持ち歩くように基準を決めた、もちろん家の充電をすませるようにして、意外と荷物になる充電器類は必要ない時は持って行かないようにした。
そういままでのなんとなく使うかも〜、なんとなく読みたくなるかも〜というなんとなく〜かもを辞める事にしたのである。そうすることで今まで外出先で本もノートもMac book airもなんでもかんでも持ち歩いていた私は時間が空いたとき何をしようかと迷っていたけれど、その無駄に迷う時間がなくなった。バックが大きかった頃に比べると、時間を効率良く使えるようになったのである。もともと隙間時間を有効活用するためにいろんな物を使うかも知れないからという理由で家においておく事ができず優柔不断な私はいろんな物とバックにいれていたのだった。
最近毎晩私は、これは明日使うから持って行く、これは明日は使わないから持って行かないと小さな、小さな決断を繰り返している。私の優柔不断ですぐに決められない癖を克服しつつあるのである。そう年末購入した小さなバックは優柔不断の私に決断力をプレゼントしてくれたのである。
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