「必ず笑いが取れるコツ」。を教える養成所があったら、通わん芸人がおらんように
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
【10月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《平日コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:石田葵(ライティング・ゼミ平日コース)
「提案です。『ライティング・ゼミ』でどう人生が変わったか、あるいは、変わろうとしているかをテーマに2,000字で書いてみませんか?」
天狼院書店が開催する「ライティング・ゼミ」最後の課題で、初めてテーマが提案された。
「上手く書けたら書けたで、結局ゼミをPRすることになるやん。なんなん」
ナナメなことを考えながら、
「あれ。そもそも、うちはなんで受講しようと思ったんやっけ?」
ゼミに申し込んだ動機をふと考えた。
講義は2週間に1回の計8回。2.000字の記事を毎週提出。費用は4万。
うん。決してライトではないし安くもない。
なのに受講して、最後まで続けて、なんで次のターンも申し込もうとしてるんや、うちは?
内容、同じやで!?
そもそもで言うと、うちは文章は得意なんや。
というか、得意やと思ってた。昔から国語の点数は良かったし、高校時代は舞台の脚本書いてたし、社会に出てからは仕事で記事を書くことも多いし。
・・・・・・ああ、そうか。
だからこそ、結果がでえへんことに戸惑い、悩み、嫉妬してたんやった。
結果をだしてる他の記事、その書き手たちに。
なんであの人の文章は読まれるんやろう。
「いいね」がこんなにつくんやろう。
拡散され、人を巻き込むチカラを持っているんやろう。
支持される文と支持されない文の違い。
日本語がうまく書けるということとは関係ない、見えない何か。
その答えがどうしても分からんくて、知りたくて。
なにかの糸口にでもなればラッキーくらいに思って申し込んだんやった。
それがどうや。
一回目の講義で、「あれ?」と思った。
講師の三浦さんが言ってることは文章の書き方についてやけど、なぜかそれがビジネスモデルの考え方、コミュニケーションの取り方、人生設計の仕方ハウツーに聞こえる! どういうこと!?
これ、会得できたらめっちゃ応用範囲広いんちゃうん?
いや、そもそも、全てに応用できるんちゃうん?
・・・・・・4万円て、めっちゃ安いやん!!
そして、文章が得意で、大阪人らしくネタも持ってて、脚本だって書いてたうちの記念すべき初投稿は、見事に落とされた。(基準を満たしたクオリティであれば、天狼院のサイトに掲載され、順位を競う)
その後も落ち続け、その度にうちのよく分からんプライドも地面に落ちて。
だいたい落ちきって、
「わーん。うちも人に読んで欲しいよ〜」
なんて諦め半分しがみつき半分で書いた記事が掲載された。ランキングに名前まで出た!
びっくりした。嬉しかった。でも一番思ったんは、
え? こんな記事で・・・・・・?
なんの飾り気もない、事実を書き連ねただけのオチもないような。
タイトルだって「ラーメンよりもうどんを食べて! 移住者がオススメする福岡の味」。ひねりもない。
なんでなん。
なんでこの記事が掲載されたん。
うちが書きたかったことの5分の1も書けへんかったのに。
もっと伝えたい事があったのに。
うちがどう思ったか。
うちがどんなことをしたか。
うちはどんな人間でどんな環境にいて、うちはうちはうちは・・・・・・。
そうや。
うち、落ちた記事は自分のことしか書いてなかった。
でも、限られた字数でエピソードを納めるには、「うち」のことを削るしかなくて。
そうや。
それをし始めてから載りだしたんや。
目からウロコが落ちた気がした。
文章も読み手あってのことやねん。書き手の自慢話なんて誰がおもろいねん。
それ、お笑い芸人がステージで寒いネタ披露して、「え? オレおもろいやろ? え? なんで笑わんの?」言うてるようなもんやで。お客さん無視して「自分が面白いと思うネタ」をやり続けるようなもんやで。
人を笑わせたいんちゃうやん。
「人を笑わせられるような、面白くて凄いオレ」
のための舞台やん。誰がそんなん見に来てくれんの。
当たり前過ぎることに気づかされた。
やっと、気づいた。
うわ〜。
寒いわ〜〜。
めっちゃ恥ずかしいわ〜〜〜〜〜〜。
気づいてからは、記事が掲載されるようになった。
そのうちの一つは、Facebookの「いいね」が100を超して「週間受講生部門ランキング」で一位にもなった。あれはびっくりした。びっくりしたら欲がでた。
できるんや。
うちでも載れるんや。
やけど講座はもう終盤で、このままやと一回の奇跡で終わってしまう。
どないしよう?
これ、完璧にモノにしといた方がええんちゃうのん?
吉本の芸人養成所に通ったって、舞台に上がる度に一定以上の笑いを取れるようになんてならんねんで。
もし取れるようなコツを教えてくれる養成所があったら、納得行くまで通い続けるやろ!
ということで。
「人生が変わった」と言えるエピソードはまだないけど、変化があることは確信したうちは、10月開講の講座を連続受講することに決めたのでした。
(て、結局PRになってしもてる!)
***
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
http://tenro-in.com/zemi/40081
天狼院書店「東京天狼院」
〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
東京天狼院への行き方詳細はこちら
天狼院書店「福岡天狼院」
〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
天狼院書店「京都天狼院」2017.1.27 OPEN
〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
【天狼院書店へのお問い合わせ】
【天狼院公式Facebookページ】
天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。