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ワーキングマザーの私が「掃除」を旦那さんに完全移行できた話


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:チミモン(ライティング・ゼミ朝コース)

 
 
ワーキングマザーの皆様、こんにちは。今日も働いて家事をこなして、本当にお疲れ様です。
 
さて、1つ質問させてください。
 
あなたの旦那様はどのくらい家事を分担してくれますか?
 
「ウチは完全に半々」
「自分の方が多いけれど満足している」
「なんなら旦那のほうが多い」
 
という方、この後は「へぇ〜、そんな人もいるのね〜」とコーヒー片手に流し読みしていただきたい。
 
「全然やってくれない」
「子どもをお風呂に入れただけでイクメン気取り」
「ゴミ捨てごときで家事分担と言い張る」
「食べ終わった後に食器を片付けることすらしない」
 
という方、あなたのためにこの記事を書きました! 旦那様と奥様の関係値、旦那様のお仕事状況、性格などによると思うのだか、こんな方法もあるよ、というスタンスで読んでいただけると幸いである。
 
私はワーママ歴7年、小学生と保育園児の子どもがいる。
子どもが1人の時は、保育園の送りを除いて全ての家事を私が担当していた。朝から晩まで目が回るような忙しさではあったものの、家事分担に対する不満はほとんどなかった。
 
旦那さんは家事ができなかった。しなかった。私が全部やるので旦那さんが登場する機会がなかったのである。
 
ちなみに旦那さんの実家は、専業主婦である義母が全て家事を担っているだけでなく、どんな時間に起きてきてもその場で温かい朝ごはんが用意され、食べ終わればコーヒーやお茶が自動的に出てきてお皿も片付けられていく。急に「ご飯要らない」と言っても「分かった」で済む、「良いお母さん」によって運営される家庭である。
 
だから私は旦那さんが家事をしなくてもしかたないと思っていたし、どこかで義母のように完璧なお母さんを目指していたから「手伝って」とは言わなかったのかもれない。
 
しかし、2人目出産後に仕事復帰してみると、子どもの世話が倍以上になり(赤ちゃんの世話が加わるので「今までの世話量×2」では済まなかった)、ただもうイライラカリカリして子どもを怒る毎日が続いた。
 
当然、旦那さんへの不満も日に日に膨らんでいった。
 
「私がこんなに大変なのに、なぜ平気でドカッと座ってられるの?」
「スマホいじる時間があるなら手伝ってよ」
「いいねー、帰ってきたらご飯があって」
 
たくさんの愚痴と文句がお腹の中で渦巻いていた。
 
そしてある日、子どもに「早くしなさい!!」と怒鳴った後、「もう無理だ」と私は確信したのだった。
 
【やってほしいことだけを端的に伝える】
 
どの家事であれば旦那さんが対応できるか、どの家事がなくなれば私は楽になるか少し考えただけで、何の作戦もなしに旦那さんに話をしてみた。
 
「朝、掃除機をかけるのと、朝ごはん分の食器洗いをしてほしい。どうしてもその時間が捻出できない」
 
それだけ。
 
旦那さんは、ちょっとびっくりした様子ではあったものの「どの程度やればいい?」と掃除の完成度について質問してきた。
「家具をどかしたりはしなくていいから、バーっと掃除機かけてほしい。5分位だと思う」と伝えた。
 
いかに自分が大変であるか、いかに自分がイライラしてきたかは1つも伝えなかった。ただやってほしいことと理由を伝えただけ。
 
今まで私が見ている前で掃除をしたり食器を洗ったりすることはあっても、1人でやるのはほぼ初めて。次の日、掃除をせず汚れた食器を残して出勤した私は、まるで子どもを「初めてのおつかい」に出す親のような気持ちだった。
 
お使いの結果はどうでもいい。ホコリが残っていようが食器が欠けていようが気にならない。だけど時間が足りなくて遅刻しちゃってたらどうしよう、イライラしてたらどうしよう、「初めてのお使いのスタッフさん、隠し撮りして!」と勝手にドキドキしていた。
 
しかし次の日から、旦那さんは律儀に担当分の掃除と食器洗機をこなしてくれたのだった。
家に帰ると床がキレイで気分が良い。食器が片付いているからすぐに晩ご飯の用意ができる。
心のなかでは「初めてのお使い」のテーマが流れ、涙で目が滲む。「ありがとう!よくがんばったね」と抱きしめたい気持ちだった。
 
後日、旦那さんにいかに助かっているかを伝えたところ、「初めてのお使い」に出てくる小学生男子のように「ふーん、よかった」。まんざらじゃないとみた。
 
【道具を自分で選ぶと自主性がどんどん育つ】
 
ある日、旦那さんから「掃除機の吸引力が落ちている」との申告があった。私も感じていたので買い替えることした。
 
男性は家電好きな人が多いとは聞くが、旦那さんの掃除機を選ぶ目は本気だった。吸引力とメンテナンスについて店員にあれこれ質問。もう私の出る幕は全くない。デモ機を何度もチェックした結果、永遠に吸引力が変わらないただ一つの掃除機というアイツを購入した。
 
我が家の掃除機について一番くわしい人間となった旦那さんは、その仕様を理解し、機能を存分に使いこなそうとした。
結果、週末にも掃除をはじめた。週末には掃除機のヘッドを付け替えてソファやベッドも掃除するようになり、さらにハタキ的なグッズで家具のホコリも落としてくれるようになったのだった。
 
掃除が旦那さんへ完全移行した瞬間であった。
 
今では私が掃除機をかけても「ごめん、イヤミじゃないんだけどやり直していい?」といわれる。彼の仕事の完成度に遠く及ばないのだろう。
 
【1つを完全にこなすと次に目が行く】
 
旦那さんはこうして掃除のエキスパートとなった。しかし、それがゴールではなかったのだ。
 
ある日、旦那さんは自分の仕事(掃除)が終わった時点で私が洗濯物を干していることに気が付いた。そしてベランダに出てきて「これどこに干せばいいの?」と確認しながら干しはじめたのだ!
それに続き、私が夕飯の支度をしている脇で食器を並べたり、週末の夕方に洗濯物を取り込んでくれたり、ちょっとしたことをたくさん手伝ってくれるようになった。
 
正直、何が一番効いたのかは分からない。
ただ、一番初めにやってほしいことを完全に任せて彼のタスクとしたことがきっかけだったのは間違いないと思う。
会社できちんと仕事をこなしている男性は、家事だってきちんとやれるのだ。
 
そのためには、「信じて任せる」。
 
「初めてのお使い」では、無理を承知で子どもだけでお使いに行かせ、絶対に助けない。子どもなりにタスクを達成して帰ってくるのをひたすら待つしか無い。
大げさだが、旦那さんに家事を任せるのも同じなのではないか。
 
途中で手を出さない。
文句を言わない。
感謝を伝える。
 
「初めてのおつかい」で子どもがお使いを済ませて帰ってくる姿を、私は涙なしで見られたことがない。
旦那さんが掃除して食器を片付けてくれた家に帰った時も、嬉しくて思わず涙がこぼれた。
ああ、同じ類の涙に違いない。
 
もし少しでも聞く耳を持ってくれる旦那さんなら、「これお願いしたい」と簡単なことでいいから1つまるっと家事を任せてみてはいかがだろうか。
 
旦那さんの習得スピードの早さ、応用力の高さという意味では、「初めてのお使い」の子どもの成長より感涙モノかもしれない。
 
 
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2018-05-23 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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