自分の無意識は知っている、ハリケーンのような恋 《週刊READING LIFE Vol.304 恋はいつでもハリケーン》
*この記事は、「ライティング・ゼミ」の上級コース「ライターズ倶楽部」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
2025/4/14/公開
記事:みやび♪(READING LIFE編集部ライターズ倶楽部)
あなたは毎日、ドキドキ、ワクワクしていますか?
今、恋をしていますか?
ハリケーンのような恋をしたことがありますか?
恋する気持ちって、とても尊いです。
なぜだか、毎日がとてもウキウキし、元気にもなって、人生がまさしくバラ色になります。
それが結婚をすると、なかなか誰かに恋することなんて、できません。
誰かに恋をしてはいけない、と思うからできないのでしょうか。
それとも、恋した相手と結婚したから、それを超えることがなくなってしまうからなのでしょうか。
なんだか、ザンネンに思うのは、いけないことでしょうか。
私の昔からの女友だちは、言います。
結婚をしてから、人に恋することって今更できる気がしない、と。
今更ドキドキなんてしないんじゃないだろうか、というその気持ちわかります。
私はシングルマザーになったので、恋をしてもいいはずなのですが、それがなかなかうまくいきません。
なぜなら、子どもたちのことを考えるからかもしれません。
また、年齢的に、自分に自信がないからかもしれません。
男性は、若い女性がお好みだから、相手にされないんじゃないかともおもっています。
でも、できることなら、恋、してみたいと思います。
恋ならば、楽しめそうな気もします。
人の心って不思議です。
見えない力が働いて、恋しちゃうのですから。
でも、ハリケーンのような恋って、どんなんだ? って思います。
「ハリケーンのような恋」って、昭和の日本歌謡の1フレーズのように感じたのは、私が昭和人だからか? と思ってしまったのでした。
半世紀以上生きてきた中で、そんな恋、したことあるかな~と考えてみたりします。
笑ってしまいますが、たぶんないように思います。
性格的には、メリハリのある人生を望んできたのですが、ザンネンながら、ハリケーンのような恋はあてはまらないようです。
これからの人生においてもたぶん、ないかもな~と。
それよりも、穏やかに暮らす方が、この先はいいんじゃないかと、自分をなだめてみたりします。
ところが、ところが、最近ちょっとしたことが起こりました。
いえ、ちょっとしたことではなく、とてもすごいことが起きました。
私はもともとクラシック音楽をやっていまして、大学は音楽大学を卒業しています。
ですが、夢破れ、建築の道を歩むという、人生の進路変更をしました。
そして、進路変更をしたときに、音楽への未練を断ち切りました。
車で聴くラジオも、FMラジオ(音楽中心)から、AMラジオ(音楽がとても少ない)へとかわり、BGMも消えた音楽のない生活を送っていました。
音楽大学卒業ということも長い年月、隠してきました。
そんな生活を10年以上過ごしてきた時、たまたまラジオから流れてきた昔の曲に、涙が洪水のようにあふれました。
押し殺していた想いがこの時、一度にあふれ出てしまったのです。
その時、私は自分が音楽が好きであることを思い知らされたのでした。
そして、少しずつ、音楽が好きな自分を認めることができるようになりました。
以来、音楽大学出身であることを隠さなくなりました。
そして、離婚をしたことで、自由に音楽に触れることもできるようになりました。
そんなこんな暮らしの中で、
私の無意識は、その絶妙なタイミングで、私を恋におとしたのです。
ある日、同じ大学つながりで紹介してもらった先輩からお誘いを受け、私が大学の時に叶わなかった夢を叶えてもらえることになりました。
その夢とは、なんとバンドのメンバーに鍵盤担当として、加えてもらうことです。
そのバンドは40年以上の歴史がありますが、鍵盤担当がいなく、探していたそうです。
バンドの音楽ジャンルはロック。
でも、私はクラシック出身。
楽譜しか読めない私。
バンドは、すべてオリジナル曲で、楽譜はなし。
あるのは、歌詞とコード記号のみ。
クラシックでは、アドリブは禁物です。
いかに楽譜に忠実に弾けるかが、うまいか下手かを分けます。
ロックは、いかにアドリブを入れられるかが、かっこよさを決めます。
まるで、違います。
戸惑うことは多いのですが、なぜか、私は、苦に感じません。
それどころか、とても楽しくて、めちゃくちゃワクワクしています。
ジャンルが違っても、音楽という共通の流れがみんなの根本にあるからでしょう。
その部分でつながっているから、とても心地よいのです。
鍵盤を弾ける楽しさ。
その時間と空間と指先の感覚が、もうサイコウにうれしいのです。
私は、音楽で恋に落ちました!
毎日が、とても楽しくてワクワクしています。
いつも、バンドの曲が頭をぐるぐる回っています。
生活に色どりが増しました。
何をしていても、心がウキウキしている自分がいます。
私の無意識は、すばらしいです。
私自信で実現できなかったことを、叶えてくれました。
おかしいと思われるかもしれませんが、ありがとう、と何度も言っています。
今、まさに、私はハリケーンのような恋に落ちました。
とってもしあわせです。
恋に落ちるって、相手が人だけじゃないんですね。
人生のなかで、ハリケーンのような恋に落ちることができるのは、とてもしあわせです。
そして、そのタイミングは、人によって違いますが、実は、無意識がよく知っていて、自分の気持ちに素直になって、自分の声を聴けるとき、それが表れるのだろうと今回の件で確信しました。
あなたも、ハリケーンのような恋
してみたいと思いませんか?
その答えは、あなたの無意識の中にあります。
その恋は、静かに、でも確かに、あなたの奥深くで芽を出しているかもしれません。
□ライターズプロフィール
奈良県生まれ、大阪育ち。
2024年9月より天狼院書店のライティング講座を受講。
「楽しいものに勝るものなし!」で何事も楽しんでいる。
リノベーション専門の仕事で今年、独立して27年目。
お母さんの味方になって、夢の実現をするリノベーションをサポートしている。
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