第326回：昭和の巨星墜つ、の巻《素人投資家いちねんせい実況中！》
＊この記事は、天狼院書店のライティング・ゼミを卒業され、現在、天狼院書店の公認ライターであるお客様に書いていただいた記事です。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか？賞を取れるのか？プロも通うのか？〜
2025/6/9公開
記事：安光伸江（天狼院公認ライター）
また昭和が遠くなった。
昭和の大スター、ミスタープロ野球こと長嶋茂雄さんが、６月３日に89歳で亡くなられた。私の世代は長嶋さんの現役時代をかろうじて知っている。「巨人軍は永遠に不滅です」と叫んで引退されたのが小学校の終わり頃だったか。燃える男、長嶋。背番号３。巨人のV9時代の立役者。ご冥福をお祈りいたします。
さてそんな長嶋さんが三共製薬の宣伝に出ていたらしい。1960年代の栄養剤「ビオタミン」のCMに出ていたという情報が得られた。毎週水曜日に三共製薬がプロ野球中継のスポンサーをしていたので、そこでCMに出ていたという話だ。三共製薬とは、そう、私がお世話になっている第一三共の前身である。
長嶋さんの訃報と関係があるのかないのか、たぶんないとは思うのだけれども、今週の第一三共株はガクッと下がった。先週だったか4000円を超えたこともあったのに、６日の終値は3485円だった。月曜、火曜で7900円の利益を出したのに、水曜からはどんどん下がっていって、ナンピン買いしても評価損益はマイナス11万円超である。ああああああ。どないしょう。こんなにマイナスを出していいんだろうか。
ちなみに今週の実現損益は日本株合計で9300円、投資信託は売ったタイミングが悪くてマイナス4378円だった。トータルは+3,797,026円。今年中に400万円にしたいんだけど、うまくいくかな。
第一三共の株はぐるぐる回転売買をしていて、この１ヶ月で131,000円の利益を得ている。だからもし今の持ち株を損切りしてもギリギリでプラスなんだけど、今は売りたくない。週明け、さらに下落したらいやだなぁとは思うけど、そろそろ自力反発するんじゃないかなぁ。年初来高値が4,564円（１月22日）、年初来安値が3,036円（４月11日）だそうだから、まだそんなに驚く段階ではないのかもしれない。長嶋ショックで投資家の心理が冷えて一時的に下がっているだけ、と思いたい。
それで簿価よりだいぶ下がってしまったので、単元株を買うだけの資金がなかったからかぶミニでナンピン買いをした。スプレッドが気にならないくらい、簿価と現在値の差が大きかったのだ。何回にも分けて60株買ってしまった！ そして資金不足がヤバくて今月のクレカのお支払いに支障が出る、ということで、手持ちの投信を売りまくった。それが約定して資金が出来たので、週明けに成行で100株買う注文を出しておいた。自力反発しても簿価まで上がることはなかろう、という算段だ。私が成行で買うことはめったにないので、ちょっとした冒険である。簿価より高くなるくらいまで反発したら、それはそれでめでたいというものである。たぶんないとは思うけど。
そんなわけで今週はお得意の第一三共でうまく稼げなかった。そんな週もあるんだね。第一三共の配当は1株78円でそんなに悪くないので、今持っている株は損切りせずに反発を待ち、ずっと安いままでも配当をもらうつもりだ。
いつも騒いでいる米国成長株投信の基準価額は10000円台で、来週までこのままなら分配金は100円である。でも楽天証券での保有分は70万円ほど売った。１週間待っていれば数千円分配金が出たから、ちょっと早まったかな？ とも思うけど、第一三共株で手持ち資金が数万円まで減ってしまったのがプレッシャーだったので、思い切って売ってみた。手持ちが少なくなると、何をしでかすかわからないからね。それで週明けの寄付で100株買ったあとは、簿価に到達するまでおとなしくしていようと思っている。だから来週は書くことがないかもしれない。第一三共がぐぁ〜〜〜っと反発して大儲け！ なんてことがあればいいんだけど、長嶋さんは生き返らないので、何かいいニュースがないとダメかも。セコムの株も今は買わない方がいいかな？ でもここは長嶋さんの訃報の影響はあまり見られなかったみたい。というかセコム株は高いから手が出ないな。
それより第一三共の製品である医療用麻薬のフェンタニルは4mgを１日１回貼ることになったんだけど、夜中に痛くて目が覚める日が続いている。なんか変な夢を見て、あたたたたたたたたた！ と叫んで起きるのである。おかげで万年睡眠不足で、デイサービスに行ってもすぐベッドに移動してぐだぐだ寝ている。他の日も用がなければぐだぐだ寝ている。生産性もへったくれもない感じ。なにやらのお薬の副作用で「眠気」もあったから、そのせいもあるかもしれないけど、とにかく終日眠い。眠れる時は寝ていいことにしているけど、寝ているとまた、あたたたたたたたたた！ となるのが恐怖である。
それと第一三共が開発しているというエンハーツの皮下注射は、主治医の見立てでは私はやはり使えないらしい。一度でも間質性肺炎をやった人は使っちゃいけないんだって。命に関わるんだって。製薬会社がその指針を出してくれるらしいんだけど、診察でその話が出た日に株価がどっちゃり下がっているのは何か関係あるんだろうか。株価のためにも、私が生き延びるためにも、第一三共のいいニュースが欲しいところである。３月期の決算発表は４月25日午後１時頃だったらしいので、次の決算発表にも注目しておきたい。
それと今週の報道で気になったことは、iPhoneにマイナンバーカードをのせられるようになるということである。６月24日開始で、９月には健康保険証にも対応するらしい。これによってアップル経済圏が拡大するのではないか、といっている人もいる。マイナンバーカードはいまもっぱら健康保険証として利用しているけど、これ、iPhoneに載ったらどんな風に使うんだろう？ カードリーダにもいろんな種類があるけど、これらが全部iPhoneに対応するんだろうか？ そもそもiPhoneをどうやって置くんだろう？ 車椅子でカードを置くと、高さの関係で顔認証がしにくいから暗証番号を入れているんだけど、その辺はどうなるのかな？ ともかく24日になったらちゃっちゃとiPhoneに登録してみようと思っている。楽しみだな〜。
投信を売りまくったおかげで、来年のNISAの枠はまたまたリセットされてしまった。成長投資枠で買う予定の隔月分配の投信も、もう少し情報を集めてよく考えてみようと思う。隔月分配ってなんとなく乗り気にならないんだよね。プラチナNISAで毎月分配金の投信も買えるようになるのを待つかね。これまた、まだ情報が十分得られていないのだけれども。
それに、余命半年〜1年と言われてもう3ヶ月たつので、いつまで生きられるかわからないんだよね。「なんとなく、死ぬ気はしないんですけどね」とみんなに言いふらしてはいるんだけど、先日の造影剤CT検査では、自覚症状が出るほどではないけどがんの進行は確実にある、ということで、引き続き警戒していないといけないことには変わりがないのである。株で儲けようとしているのが生きる力になっているらしいんだけど、これがいつまで続くか。プラチナNISAが使える65歳まで生きられるのか。
真面目に考えると不安になるので、つとめて明るく振る舞うことにしている！
そんなこんなで、下手すると余命3ヶ月になってしまったけど、そんなことにめげずに力一杯生きるよ！
これからも、素人投資家いちねんせい、よろしくお願いいたします。
つづく。
❏ライタープロフィール
安光 伸江(天狼院公認ライター)山口県下関市出身・在住。県立下関西高・東京大学文学部西洋史学科卒業、東京藝術大学音楽学部楽理科中退、同大学院ソルフェージュ科ピアノ専攻修士課程修了。
大学院修了後は東京で伴奏ピアニストや音大非常勤講師などをしていたが、2008年９月、リーマンショックの1週間前に病気療養のため東京の住まいを引き払って実家に帰る。
その後2016・2018年と両親を看取り、金融資産と土地家屋を相続、2018年夏から投資を始める。市内有数のショッピングセンター「ゆめシティ」から徒歩数分・築40年超の戸建てに住む、2022年の還暦を機に繰り上げ受給で年金生活に入ったおひとりさまシニア。
2021年初め十数年ぶりにピアノのリハビリを始め、音楽講師などの個人事業主となる。同年7月59歳でエレクトーンを始める。
2016年秋に乳がんの全摘手術と抗がん剤治療をする。2021年に骨転移、2024年に肝転移が発覚した現役ステージ４がん患者でもある。2025年要介護１認定。
iPhone 16 Plus、iPad mini (A17 Pro)、iPad Pro 12.9インチ、M3 MacBook Air、Apple Watch 10などを駆使する大のApple製品好き。日本語入力は平成の初めから親指シフト派。
メディアグランプリ 21st , 64th & 65th seasons 総合優勝。
2025年3月、「天狼院公認ライター」認定。初著書『必ず目標達成する人が実践する続ける技術』JMAMより2024年12月発売。
天狼院書店の PROJECT 1000 第一弾！
『必ず目標達成する人が実践する続ける技術』
著 者：安光 伸江
発 売 日 ：2024年12月2日（月）
価 格：1,760円（税込）
出 版 社 ：株式会社日本能率協会マネジメントセンター
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