悩みは“なりたい自分”へのヒント
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
記事:金 紘周(25年・年末集中コース)
悩みが全くない人って、見たことありますか?
「今日なに食べよう」みたいな小さいものから、
「このままで本当にいいのかな……」みたいなちょっと重めのものまで。
正直、悩みがひとつもない人って、ほとんどいないと思うんですよね。だから、悩んでる自分を「弱いな」って思う必要は全然ないと思っています。なんなら、悩みって前向きになるためのヒントなんじゃないかなと思うんですよね。なので、悩みをなくす方法じゃなくて、悩みとどう向き合えば、ちょっと前に進めるのかを一緒に考えていきたいと思います。
そもそも悩みっていうのは、「なりたい理想」と「今の現実」のギャップのことなんじゃないかなと思います。たとえば、「カレーを食べたい」という悩みがある人は、カレーを食べて、心もお腹も満たされた状態になりたいわけですよね。これを仕事や人生に置き換えてみると、「このままでいいのかな」と感じるのは、本当はこうありたい、こう生きたい、という理想がどこかにあるから。つまり、悩んでいるということは、自分にとってそれが大切だと思っている証拠でもあるんです。私自身も、転職を経験しながら、ずっと続けてきた営業職が本当に自分に合っているのか、疑問に感じる時期がありました。これまでやってきたから続けているだけ。そんな状況に、どこか引っかかりを感じていたんだと思います。今振り返ると、あの違和感は「営業が嫌だった」というより、もっと自分に合った形で力を使いたいという気持ちだったんだと思います。当時はうまく言葉にできませんでしたが、理想があったからこそ、悩んでいたんですよね。そう考えると、悩みと向き合うことって、理想の自分に近づくためのプロセスのひとつなのかもしれません。きっとあなたの悩みも、「今の場所がダメ」というより、もっと合う形を探しているサインなんだと思います。
とは言っても、悩んでいる最中って、そんな前向きなことを考えられないですよね。頭の中で同じことを何度も考えて、気づいたらグルグル回っている。出口が見えなくて、だんだん疲れてきてしまう。これ、よくあることだと思います。なぜこんな状態になるかというと、多くの場合、悩みが感情のかたまりのまま頭の中にあるからです。
「なんか不安」
「モヤモヤする」
「うまく言えないけど嫌」
この状態だと、考えているつもりでも、実は同じ場所をずっと回っているだけだったりします。
ここで大事なのが、悩みを言語化して、外に出すことです。難しく考えなくて大丈夫で、紙でも、スマホのメモでも、なんでも大丈夫。「今、自分は何に悩んでるんだろう?」これをそのまま書くだけでいいんです。頭の中にあるときは大きく見えていた悩みも、文字にしてみると「意外と悩みってこれだけかも」と感じることも少なくありません。解決策が出なくてもいいし、きれいな言葉じゃなくてもいい。言葉にした時点で、すでに一歩進んでいます。
それでも「何から書けばいいかわからない」「悩みが大きすぎてまとまらない」という人もいると思います。そういうときは、悩みを細かく分けてみるのがおすすめです。たとえば「仕事がしんどい」という悩みがあったら、
・業務量が多いのか
・人間関係がしんどいのか
・評価に不満があるのか
・将来が不安なのか
こんなふうに分解することができます。すると、
「全部が嫌なわけじゃなかった」
「ここだけが引っかかってたんだ」
と気づけることがあります。悩みは、小さくすると初めて扱えるサイズになります。大切なのは、すぐに答えを出そうとしないことです。悩みは、「解決しなきゃいけない問題」じゃなくて、自分の気持ちを知るためのサインみたいなもの。言葉にして、眺めて、「そっか、自分はこう感じてたんだな」と理解できるだけでも、心は少し軽くなります。
悩みがあるのは、あなたがちゃんと「こうなりたいな」って思っているからだと思います。今はまだ言葉にできなくても、まだ形になっていなくても、その理想は、たぶんちゃんとあなたの中にあります。悩みを言語化したり、少し細かく分けてみたりするのは、その理想に近づくための“地図を描く作業”みたいなもの。いきなり答えが出なくても大丈夫です。
「あ、こっちじゃないかも」
「もしかしたら、こっちかも」
そんな小さな気づきが積み重なって、気づいたら前より自分に合った場所に立っていることがあります。だから今悩んでいるなら、それは止まっているのではなくて、理想に向かう途中にちゃんと立っている証拠なんじゃないでしょうか。
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