「これがいい!」の練習中
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
2026/1/15 公開
記事:なみ(ライティング・ゼミ、2026年1月開講・渋谷/通信・4ヶ月コース)
いま私は、「これ【で】いい」ではなく、「これ【が】いい!」という気持ちで物事を選択する練習をしています。
去年、仕事のことでとても悩み、疲れ果てていた時期がありました。
体だけが疲れていると思っていたのですが、頭や心も疲れ切っている状態だったようです。
とにかくしんどい。
でも、この気持ちを味わうと私が壊れてしまいそうで、今思えば、感情を抑圧して淡々と毎日を過ごしていました。
「なんだか最近、スーパーに行っても食べたいものがわからなくて、半時間ほどウロウロしてしまうんです。
買い物カゴが空っぽなまま、こんなにも長く歩き回っているなんて、めちゃくちゃ怪しい人ですよね。笑」
定期的に受けているカウンセリングで、私が話した内容です。
カウンセラーさんを笑わせたい、場の雰囲気を明るくしたいといった気持ちもありましたが、私にとっては何気ない日常の出来事を話したつもりでした。
けれど、このことが、私の人生を大きく変えるきっかけになりました。
私の期待通り、私たちはしばらく笑いに包まれました。
そして、そろそろ次の話題に進もうかと思い始めたとき、カウンセラーさんがひとつのアドバイスをくださったのです。
「これ【で】いい」ではなく、「これ【が】いい!」で選ぶこと。
つまり、「これでいい」と妥協するような気持ちで食材を買うのではなく、食べる前にわくわくした気持ちになって「これがいい!」と思えるようなものを選ぶようにしていこうというご提案でした。
「わかりました! 早速やってみます!」
私は元気よく答えましたが、これまでにはない発想だったので、戸惑いも感じていました。
カウンセリングの帰り道、カウンセラーさんのアドバイスを思い出しつつ、いつものスーパーに立ち寄りました。
アドバイス通りの「これがいい!」で食材を選ぼうという気持ちで、カートを押しながら歩き始めます。
見慣れた野菜売り場を通り過ぎ、鮮魚売り場の前を素通りして、お惣菜コーナーへ。
カウンセリングを受けた後は、決まって眠気に襲われてしまう私。
夕食は少し手間をかけるつもりではいましたが、自分ひとりの昼食は簡単に済ませるつもりで考えていました。
「このお惣菜でいいかな、割引になってるし!
あ、このサラダでいいかな、なんとなく野菜も食べた方が良さそう。
あんまり手間をかけたくないから、お弁当にしようかな。
お腹すいたし、適当になにか選ぼう」
習慣とは怖いものです。
気が付けば、無意識にいつもの「これでいい」で選んでしまっている自分がいました。
「違う違う! これがいい! で選ぶんだった!!」
気を取り直して、自分で自分にインタビューをしてみます。
「いま何が食べたい?」
私に聞いてみますが、なかなか返事はありません。
「ちょっと贅沢にお寿司なんてどう?」
値段が高いものなら喜ぶかと思いましたが、どうやらそういうわけでもなさそうです。
「パスタ好きだよね、これにする?」
好きだからといって、いつも食べたいというわけではない様子。
……う〜ん、困ったなあ。
この日は、商品をひとつひとつ眺めながら「これかな?」と思うものを迷いつつ購入したことを今でも覚えています。
なぜなら、自分の「これがいい!」になかなか自信がもてなかったからです。
そして、いつも妥協して「これでいい」で選んできてしまっていたことを自分に申し訳なく思いました。
このようにして、私の「これがいい!」の練習が始まりました。
何かを選ぶときは、あのインタビューで私の気持ちに寄り添います。
そして、いつの間にか、パートナーも私と同じように「これがいい!」を心がけてくれるようになっていました。
「ちゃんと「これがいい!」で選んでる?
「これでいい」で選んでしまってない?」
ふたりで買い物をする時は、お互いに声をかけ合います。
もしかしたら、おかしなやり取りに聞こえるかもしれません。
でも、なんでも楽しもうとしてくれるパートナーのおかげで、少しずつ「これがいい!」で選ぶことが楽しいと思えるようになりました。
「私、本当はこうしたい!」という気持ちは、無視してきたぶんだけ、心の深いところに隠れてしまっているといわれています。
実際に、私も最初の頃は「これがいい!」を決めるまでに、ものすごく時間がかかりました。
効率が悪いように感じ、適当に選んじゃおうかと考えたことなんて数えきれないほどあります。
でも、「これでいい」で選ぶことはもうしないと決めたので、時間の許す限り悩むようにしました。
すると、私のインタビューに私がすぐに答えてくれるようになってきたのです。
まさに、「自分を大切にする」を取り戻す感覚でした。
「これでいい」と「これがいい!」は、たった1文字違うだけ。
でも、この「これでいい」と「これがいい!」では、毎日の満足感が大きく違います。
「これがいい!」で選ぶと、まるで自分に特別なプレゼントをしてあげられたような、自分を大切にできているような、そんな嬉しい気持ちになれるのです。
選んだものがどんなに安価なものであろうと、些細なことであろうと、まったく関係ありません。
「これがいい!」で選ぶことができたということが、何よりも重要だと思います。
私は、次第に、仕事についても「これがいい!」を探し始めたいと思うようになりました。
家族で過ごすよりも多くの時間を割く仕事は、「これでいい」ではなく、「これがいい!」で選びたいと考えるようになったのです。
この決断は、きっと私の人生を大きく変えるでしょう。
正直なところ怖さもありますが、今はそれ以上にわくわくした気持ちが大きいです。
きっと、日頃の「これがいい!」で得られる満足感に自信がもてるようになってきたのだと思います。
最後に。
みなさんは「これがいい!」で選べていますか?
もし「これでいい」で選んでしまっていると感じるなら、「これがいい!」の練習を私と一緒に始めてみませんか。
そして、自分のことを大切にする感覚を取り戻しましょう。
《終わり》
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
お問い合わせ
■メールでのお問い合わせ:お問い合せフォーム
■各店舗へのお問い合わせ
*天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。
■天狼院カフェSHIBUYA
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目20番10号
MIYASHITA PARK South 3階 30000
TEL:03-6450-6261/FAX:03-6450-6262
営業時間:11:00〜21:00
■天狼院書店「京都天狼院」
〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
TEL:075-708-3930/FAX:075-708-3931
営業時間:10:00〜22:00
■天狼院書店「名古屋天狼院」
〒460-0002 愛知県名古屋市中区丸の内3-5-14先
Hisaya-odori Park ZONE1
TEL:052-211-9791
営業時間:10:00〜20:00
■天狼院書店「福岡天狼院」
〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
TEL:092-518-7435/FAX:092-518-4149
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00






