本当の「読」書の話をしよう
*この記事は、「ハイパフォーマンス・ライティング」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
記事:梶花音(ハイパフォーマンス・ライティング)
本当の「読」書の話をしよう
記事:梶花音
読むのが苦手な本は、ありますか?
私はあります。
例えば、『若きウェルテルの悩み』とか。
でも本当は、読むのが苦手じゃないかもしれません!
今回はそんな気付きを得た授業のお話。
翻訳論の授業にて
大学で翻訳論についての授業を取っています。
担当の先生がゲーテの研究者で、ゲーテ作品にまつわる話をしてくださいます。
その話がすごく面白くて!
知らないことばかりなので、わくわくします。
しかし問題は、私がゲーテの作品をほとんど読んだことがないということ。
日本語訳書数が3桁にのぼるほど有名な『若きウェルテルの悩み』も、実は読んだことがありませんでした。
私が苦手意識を持つのは、いわゆる古典文学。
うまく入り込めないんです。
共感できるところが少ないからなのでしょうか。
言葉遣いに馴染みがないからでしょうか。
理由ははっきりしないのですが、国内外限らず、文豪と呼ばれる作家の小説は避けがちでした。
先日の授業で、ゲーテ生きた1800年ごろの読書について聞きました。
そのころはちょうど読書の転換期で、本は声に出して読むものから、黙々と一人で読むものという認識に移る過渡期だったとか。
(ChatGPTに出力してもらった画像―私の朗読イメージです)
「だから『若きウェルテルの悩み』は、音読してもらう物語だったのかもしれません」
この先生の言葉を聞いて驚愕でした。
マクドが関東ではマックと呼ばれているのだと初めて聞いた時と同じくらいの衝撃(伝わる…?)。
テクストで読むものだと思っていたものが、もしかすると音できくものとして認識されていたのかもしれない。
ゲーテはもしかすると、耳で聞くものという想定で筆を執っていたのかもしれない。
古典をテクストで読んだ時に感じた「入り込めなさ」は、これが原因だったのでは?
読み方が違ったのでは?
さっそく手元に『若きウェルテルの悩み』を準備。
寝室で音読してみました。
しかしこれがわりと難しい。
家族に聞いてもらい一緒に楽しもうと思ったのですが、
物語の進行が気になり、声がはやるはやる。
聞いている方は速すぎてわからないし、
読む方は読む方で疑問が浮かんでも進まなければならず、
上手く理解しきれない。
せっかく苦手を打ち消す糸口が見えたと思ったのに、、、
物語を音読するの正解とは、、、?
ちょうどそんな悩みを抱いていたとき出会ったのが、朗読ゼミ1Day講座。
https://tenro-in.com/zemi/373874/
「名文学を声に出して読む「朗読ゼミ」では、文豪たちの名作を題材に、ストーリーを声で立ち上げる“朗読力”を育ててい」くそうです。
講師はプロの脚本家かつ演出家かつ俳優の中島雪絵先生。
これは利用しない手はない…!
一筋の希望が見えました。
同じ悩みを抱えていらっしゃる方、
12/8、ぜひ一緒に声に出す読書やりましょう!
(ご参加の場合は、この記事を見た、とお知らせいただけると嬉しいです!)
「読」ってわりと被修飾語
読書って言っても一人で字を追うだけじゃないんだな、
と先日の授業から学びました。
読書には黙読だけではなく、朗読もある。
また最近は、オーディオブックなど聞く読書を楽しむ方も増えていますよね。
読書っていうと字を目で追う印象を持ちがちですが、
「読」はわりといろいろな修飾語をまとうワードなのだと実感しました。
新しい読書の仕方に出会えば、新しい発見があるかもしれません。
新しい読書体験というと、インフィニティ∞リーディングもその一つ。
全国・通信【11/12(水)19:00~】人生を変える、究極の読書体験「インフィニティ∞リーディング/INFINITY ∞ READING」TYPE P 11月課題本『影響力の武器』
AIの出力から、自分の読み方に加えて新しい視点を得る。
読書会進行役、他の参加者の疑問ポイントを知る。思考の仕方を学ぶ。
一度体験すると、読書の幅が広がるイベントですよね。
これら以外にもまだまだ「読」の被修飾語ありそうです。
みなさんの読み方も知りたいです。
よろしければぜひあなたらしい読み方を、天狼院に教えてください!
最後までお読みいただきありがとうございました🌱
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